ねむいんぐ。
ねむねむいんぐ。ねむいんぐ。
「…眠い…」
「寝ればいいんじゃないか?」
ねむねむいんぐ♪ねむいんぐ♪
…僕はいったいどうしたのだろうか?変な歌が頭の中で響いている…
「これが…深夜テンション…!」
「真面目な顔でなに大ボケかましてんだ…
今は朝だぞ?それともこの朝日が月明かりにでも見えるのか?お前の目は節穴か?」
…何故だろう。ショータの機嫌が悪い気がする…僕なんかしたかな?
「なんか機嫌悪い?」
「あぁ…悪い…」
「なんで?どうかしたの?」
「昨日は眠れなくてな…」
「ふぅん…?なんで?不眠症かなんか?」
「…いや、別にそう気にする事じゃないんだが…」
「そう、じゃあいいか。朝ごはん作るね?」
「おう、頼んだ。」
「(しいて言えば…理性の限界…だな…あいつ無防備過ぎるんだよ!元男だし異世界だから仕方ないかもしれないけどさ!隣で安らかに寝てる美少女とかやばいんだって!俺だって男なんだからな!)」
…なんかショータから変な気配する…なんか頭抱えてるし…本当に具合悪いのか?仕方ない、ちょっと見てやるか
「ショータ、大丈夫か?頭抱えて…熱でもあるんじゃないか?」
ぴとっ。……うん、熱はないね。じゃあ平気か…よし、ご飯作りを再開しよう…
「(あいつなんなの?なんでそういう事しちゃうの?俺の理性を壊したいの?襲われたいの?Mなの?……おっと、変な考えが…
朝食できるまで寝てようかな…)」
ショータのやつ…また寝やがった…まぁいい、もう出来たしさっさと叩き起こすか!
「おーい!ショータ!起きろご飯だ…ぞ!?」
グイッ!ガシッ!バサッ!
目にも留まらぬ速さで布団の中に取り込まれてしまった…何してんだこいつ…しかも力めっちゃ強い。抜け出せない
「おい!寝ぼけてないで起きろ!朝飯だって言ってるだろ!起きろ!こら!冷めるだろーが!」
「…うるさいぞ」
「むぐぐっ!ぐぐぐっ!」
口まで塞がれたっ!脛でも蹴ってやろうと思ったけど、足までホールドされてました、万事休すってやつか…?
「むー。むー。むむ…」
あ、でもなんかこれ落ち着くなぁ…暖かいというか…安心するというか…ショータの存在を肌で感じるというか…うん…
……って!これじゃ僕ホモみたいじゃないか!ってあれ?今はホモじゃないのか?いや、僕は男だぞ!ていうか!今気づいたけどいつから頭の中で考えてる時まで一人称僕になったし!この話し方で慣れてしまったって事か!?
…いやでも、今体は女なんだし…ちょっと位許されますよね?ね?
ギュゥッ…
抱きつき返し…うん、あったかい…眠い…
ショータ…いつからこんなにたくましくなったのかな…?……
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
起きたら美少女に抱きつかれてました。どうすればいいですか?理性の限界だって言ってんだろこのアホは…
「さっさと起きろ!」
「にゃっ!?…いきなり大声出すなよ!驚くじゃないか!」
「驚いたのはこっちだ!なんで抱きついてるんだよ!」
「…まさか…覚えてないの…?」
…えっ。俺なんかやった!?
「ぐすっ…僕の唇を無理矢理奪っておいて覚えてないなんて…酷いよ…愛してるって言ってくれたのに…」
えっ…えっ…ええええ!?俺そんな事した!?やばい全然覚えてない
「もっ…もちろん覚えてるぞ!?」
「ぷぷぷ…あははははははっ!騙されてやんの!『もっ…もちろん覚えてるぞ!?』だってよ!面白っ!」
…こいつは…
「さ、朝ご飯食べよう。冷めちゃったけど、ショータのせいだから僕は謝らない」
朝飯…そういえばまだだったな…
「お仕置きは…朝飯の後な?」
「なんでっ!?抱きついてきたのはそっちなのにっ!」
さて、何がいいかな?




