『かみさまのなみだ』
ひらがなオンリーで読みにくいかもしれませんが・・・絵本ですので・・・
読まずに次話でも繋がる様にはしています。
むかし むかし まだ せかいが なかったころの はなし
なにもない そのくらやみに ひとりの かみさまが うまれたんだ
かみさまは なにもない くうかんに “じかん” をつくったよ
でもまだ かみさまは ひとりきり
だれか くるかな くるかな と まちぼうけ
つぎにきたのは ふたりのかみさま
“ひる” と “よる” ふたごの かみさま
ふたごのかみさまは その くらやみに ひるとよるを つくったよ
でもまだまだ さんにんだけ さみしいな だれか くるかな くるかな
つぎにきたのは みつごのかみさま とてもとても なかよし きょうだい
“そら” と “うみ” と “だいち” みつごのかみさま
ひろいひろい そのくうかんに おおきな おおきな ほしをつくったよ
ろくにんの かみさまでつくった おおきな おおきな ほし
でも うまく つくれない うまく つくれなくて
なかのいい みつごのかみさまは よくけんかをしだした
そんなとき ひとりのかみさまが やってきて
けんかは だめ と ほしをつくるおてつだい
その かみさまは “うんめい” の かみさま
みんなを つなぐ なかよし かみさま
ほしはできたけど さみしいな
ぼくたちしか いないから さみしいな
だれか くるのを ずっと ずっと まちわびる
つぎに きたのは ふたりのきょうだい
おにいちゃんの かみさまと いもうとの めがみさま
“いのち” の かみさまと “おはな” の かみさま
ふたりは とっても とっても なかよし なかよし
なにもない ほしに ひとを はなを くさを どうぶつを
いっぱい いっぱい つくっていく
わーい ほしが いっぱいに なったよ
かみさまたちは おおよろこび
そのあと いっぱい いっぱい かみさまが やってきた
ほしにも いっぱい いっぱい いろんなものが できたんだよ
でもでも いっぱい いっぱい いると けんかが おおくなちゃった
“ひる” の かみさまと “よる” の かみさま
さいきん ずっと ずっと けんかばかり
だんだん ほかの かもさまも まきこんで おおげんか
どんどん どんどん けんかが ふえていく
なかよしの かみさまが がんばって とめても みんな けんかばかり
あるとき けんかにまきこまれ “おはな” の かみさまが きえちゃった
おこった おにいさんの “いのち” の かみさま
けんかは だめだ と みなに こえをかける
でもでも みなは ぜんぜん きいてくれない
どんどん どんどん けんかが ひろがっていく
つぎは “うみ” の かみさまが きえちゃった
けんかは だめだ と みなに こえをかける
なかよしの かみさまと みんなで こえをかけるけど
みんな きいてくれない
おこって かなしんだ かみさまは
でていけ でていけ と けんかしている かみさまを
みんな みんな みんな けしちゃった
あとにのこったのは
ぼろぼろの ほしと すくない すくない ともだち だけ
うみも どうぶつも おはなたちも みんな なくなった ほしをみて
“いのち” のかみさまは なみだをながす
わーん わーん わーん わーん わーん
ともだちが なぐさめても ずっと ずっと なきはらす
そのなみだは なくなった うみのかわりに
ほしの あたらしい うみになったんだ
でも だいちも ぼろぼろ そらも ぼろぼろ
それをみて かみさまは まだまだ なきやまない
かわいそうに おもった “そら” と “だいち” のかみさまは
ほしの ふかく ふかく ふかく で ねむって
ほしを きれいに きれいに もとどおり
でもでも まだまだ かみさま なきやまない
ほしから ひとがきえちゃったから かみさま かなしくて ないちゃった
でもでも だれも ひとを つくれない
だから いのちのかみさま なきながら ひとを はなを どうぶつを
もういちど もういちど つくりだす
こんどは けんかで いなくならないように
こんどは ぶじに いられるように
ふたたび ほしが いっぱいに
みんなが みんな わらってる
でもでも あれれ いのちのかみさま どこいった?
かみさまは こんどは みんなに
いなくなれって いわないように
こっそり こっそり みんなをみてるんだよ
みんなが けんかをしないように
なかよく なかよく くらせますように
後日、漢字Verを用意するかもしれませんが
・・・ご要望が有ればですね。




