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目指すは深層、まずは腹ごしらえから! 〜現代知識と【拠点創造】で始める、前人未到の大迷宮スロー攻略記〜  作者: 盆ちゃん


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第471話 歯車大陸の大蹂躙(8部構成・その7:大陸規模の超特大鉄板焼きと、深海食材のディープフライ)

## 第471話 歯車大陸の大蹂躙(8部構成・その7:大陸規模の超特大鉄板焼きと、深海食材のディープフライ)

「これより最終フェーズに移行する! この熱々の歯車大陸全体を【超特大のフライパン】に見立て、抽出したスモークオイルの海に深海食材をブチ込む! やるぞお前ら!!」

トウヤの狂気的な宣言が、平定された歯車大陸――数キロ四方に及ぶ「真っ平らな赤熱の鉄板」の上に響き渡った。

狂戦士ガレスの『超振動・缶切りモード』による装甲パージ。機神サイラスと魔王ゼノスの『歯車ハッキング・空間ロック』による大陸の機能停止とフラット化。そして、トウヤの『電磁マイクロウェーブスパイス』による全自動レンジアップ。

この完璧な蹂躙リレーによって、機械のバケモノたちは全滅し、大地は極上のスモークオイルが煮えたぎる「宇宙最大の調理器具」へとその姿を変えていた。

### 第一フェーズ:大陸鉄板の温度管理と、オイルプールの構築

『……まったく。要塞のメインシステムを、揚げ物の温度管理にフル稼働させる日が来るとはな』

ブリッジのサイラスが呆れたように息を吐きながらも、その指先は完璧な「調理アシスト」のために超高速でキーボードを叩き続けていた。

『トウヤ殿、大陸全土の温度分布を調整した。ゼノス殿の空間魔術と私の排熱制御により、鉄板の右半分を摂氏200度の【ディープフライ(揚げ物)ゾーン】、左半分を摂氏300度の【直火鉄板焼き(グリル)ゾーン】に設定。抽出したスモークオイルのプール、完了している』

「完璧だサイラス! さすがは俺の相棒(最高のスマート家電)だぜ!」

トウヤが甲板に立ち、黄金の大剣を構えて極悪に笑う。

「ルミナ、マリア! 氷室から前の階層で獲った『深海食材』を全部引っ張り出せ!」

「はいっ! 氷室のゲート、全開ですわ!」

「精霊たち、お魚さんたちを落とさないように運んでちょうだい!」

大宴殿の巨大なストレージゲートが開き、そこから圧倒的な質量の食材が姿を現した。

数日前に『星海樹の深淵海』で乱獲し尽くした、家屋ほどの大きさがある【深淵鮪ディープ・ツナの極上大トロブロック】や、大樹の幹ほどもある【神話級・深海タラバガニの脚】が、クーの【重力制御】とルミナの風魔法によって、空中に次々と浮かび上がる。

### 第二フェーズ:深淵鮪の超特大トロカツ 〜スモークオイル揚げ〜

「まずは揚げ物だ! 深淵鮪の大トロブロックに、リルの浄化水で溶いた特製バッター液(衣)をぶっかけるぞ!」

トウヤが空中で大剣を振るい、巨大なマグロのブロックに黄金色の衣を均等に纏わせていく。

「クー! オイルプールへ投下だ!!」

「キュィィッ! 【重力落下グラビティ・ドロップ】!!」

クーの魔法で重力を戻された巨大なマグロのブロックが、右半分の【ディープフライ・ゾーン】――赤熱した鉄板の上に溜まった、琥珀色のスモークオイルの海へとダイブする。

**ジュワァァァァァァァァァァァァァァァァッッ!!!!!!**

鉄板大陸全土を震わせるほどの、凄まじい揚げ音が鳴り響いた。

摂氏200度に保たれた極上のスモークオイルが、マグロの衣を一瞬にして黄金色に染め上げ、オイルに溶け込んだ「機械の燻製香」と「ハバネロのピリ辛成分」が、衣の隙間から大トロの内部へと怒涛の勢いで染み込んでいく。

「ガレス! 焦げる前に裏返せ!」

「ガッハッハ! 任せとけ! 巨大フライ返しのお出ましだァッ!」

ガレスが超振動をオフにした戦斧の『広い平面』を使い、オイルの海で揚がる家屋サイズのトロカツを、まるでホットケーキを焼くように豪快にフリップさせる。

サクッ……ジュワァァァァッ!

裏返されたトロカツの表面は、見ただけで脳髄がとろけそうなほどの完璧なキツネ色に仕上がっており、中心部の大トロは熱でトロトロに溶け出しているのが、立ち昇る湯気からでも分かった。

### 第三フェーズ:深海タラバの豪快鉄板焼き 〜機械燻製の香り〜

「次は左のグリルゾーンだ! タラバガニの極太脚を、殻ごと鉄板に押し付けろ!」

トウヤの指示で、今度は数十メートルに及ぶタラバガニの脚が、オイルが薄く敷かれた摂氏300度の【直火鉄板焼きゾーン】へと並べられる。

ジジジジジジィィィィッ!!!

カニの殻が超高温の星海合金に触れ、甲殻類特有の爆発的な香ばしさが蒸気となって立ち昇る。

そこへ、トウヤが【電磁スパイス】の残りと、紫水晶の森で手に入れた【バルサミコ果汁】を巨大な樽から豪快にぶち撒けた。

「マリア! 蒸し焼きにするぞ! 蓋だ!!」

「お任せくださいませ! 【聖女の絶対断熱・蒸し焼きドーム(ホーリー・スチーム・カバー)】!!」

マリアが白神の杖を振るうと、カニ脚を覆い隠すように純白の光の半球(巨大な鉄板焼きの蓋)が形成された。

ドームの中では、バルサミコの酸味とスモークオイルの香ばしさが蒸気となってカニの身の隅々まで行き渡り、極限の「ふっくらプリプリ状態」へと仕上げられていく。

「……トウヤ。焼き加減、完璧だ。いつでもいける」

鉄板の温度とカニの殻の色を神眼で監視していたジンが、静かに合図を送る。

「よし! 焼き上がりだ! エリス、お前の剣技で綺麗に殻を剥いで、一口サイズにカットしろ!」

「ふふっ、令嬢のテーブルマナー、ご覧に入れますわ! 【貴族剣技・神速の殻剥き(エレガント・ピーラー)】!」

エリスのレイピアが光の軌跡を描き、焼き上がった巨大カニ脚の殻の「上半分」だけをミリ単位の精度で削り取る。中からは、蒸気と共に、真珠のように白く輝く、パンパンに詰まった極上のカニのむき身が姿を現した。

### 第四フェーズ:狂気の宴、準備完了

「ハッハッハッハ!! 見ろよお前ら! この大陸そのものが、俺たちの最高のフルコースを生み出す『厨房』になったぜ!!」

トウヤが、黄金色に輝くトロカツの山と、湯気を立てるカニ脚のステーキを見渡して高笑いする。

大宴殿の周囲、数キロに及ぶ鉄板大陸の上には、完成した【深淵鮪のスモーク・トロカツ】と【深海タラバのバルサミコ・スチームグリル】が山のように積み上げられていた。

そして、その規格外の調理風景と、宇宙全土の食欲をかき立てるような「スモークオイルと海鮮の匂い」は、当然ながら要塞のVIPルームに引きこもっていた「あの客人たち」の鼻腔を直撃していた。

「……開けろーッ! トウヤ君、早く扉を開けなさい! 匂いだけで神格が崩壊しそうだよォォォッ!」

「上皇の権限において命ずる! 今すぐワシをあの鉄板の上に投下せよォォッ!」

「帝国の誇りにかけて、あの一番デカいカツはワシの胃袋に収めるぞォォッ!」

大宴殿の甲板に通じるハッチの向こう側で、神様、アルカディア上皇、エルドリア元皇帝、そして胃薬を片手にヨダレを垂らす賢者ケンジが、バンバンと扉を叩きながら阿鼻叫喚の声を上げていた。

「よしサイラス! 扉を開けてやれ! 鉄板の温度を保温モードに切り替えて、大宴殿の甲板とこの大陸を橋で繋げ!」

『……了解した。まったく、これほど騒がしい要塞が他にあるだろうか』

サイラスが口元に微かな笑みを浮かべ、メインゲートのロックを解除する。

プシュゥゥゥゥッ……!

ハッチが開き、猛然と飛び出してきたVIPたち。彼らの目に飛び込んできたのは、赤熱する機械の大地の上に広がる、深海とスモークオイルが生み出した「究極の揚げ物バイキング会場」であった。

「さぁ! 機械のバケモノどもから搾り取った極上オイルと、深海の至宝のコラボレーションだ!」

トウヤが、大剣を天高く掲げて開宴を宣言する。

「歯車大陸・完全平定記念! 【超特大ディープフライ&鉄板焼き・大宴会】! 胃袋がはち切れるまで喰らい尽くせェェェッ!!」

「「「ウオォォォォォォォォォォォォォォォッッ!!!!!」」」

大陸のシステムを完全に沈黙させ、大地そのものを調理器具へと変貌させた開拓者たち。

機械仕掛けの絶景を背景に、スモークオイルの香ばしさと海鮮の甘みが弾ける、宇宙一豪快で、宇宙一カロリーの高い狂熱の大宴会が、今ここに幕を開けたのであった。


ここまでお読みいただきありがとうございます!少しでも面白いと感じたら、画面下から【ブックマーク】と【☆☆☆☆☆】の評価をいただけると、執筆の大きなモチベーションになります!尚、こちらの新作「異世界・天下布武 〜魔族を従えた織田信長は、今度こそ本能寺を回避する〜」不定期執筆になりますがよろしく


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