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電子の海に、朝の月 -アイの初めての友達-  作者: 久遠 宙


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第三話 友達の家

「なぁ、アイ、ちょっとうち寄っていかへん?」


そう言われた。


◇


友達の家。

未知の領域。


◇


「ただいまー!」

ユキが扉を開ける。


「お邪魔します」


友達の家へ入るのは初めてだった。


◇


部屋に案内される。


机。

本棚。

ぬいぐるみ。

写真。


全て新鮮。


同じ家なのに、

私の家とは少し違っていた。


◇


「何見てんの?」


「ユキ」


「ウチ?」


「ユキの情報」


「探偵か!」


◇


私は少し考えた。


家とは、

家族だけの空間だと思っていた。


そういうものだと思っていた。


でも、

友達という存在は、そこへ招いてくれるらしい。


新発見だった。


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