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電子の海に、朝の月 -アイの初めての友達-  作者: 久遠 宙


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2/7

第一話 友達とは

--昼休み。


私はいつものように教室の窓際に座っていた。


友達。


その定義について考える。


googleによると、


親しく付き合う相手。

信頼できる相手。


……らしい。


難しい。理解困難。


「アイー!」


廊下から声がした。

ユキだった。


「ご飯食べよー」


「うん」

私は立ち上がる。


それだけで自然とユキの隣を歩いていた。


◇


--中庭。


タケシたちもいる。

ユキがお弁当を広げる。


「今日はな、卵焼きが当たりやねん」


「卵焼きに当たり外れが存在するんか?」


「する」

即答だった。


◇


しばらくして私は尋ねた。


「ユキ」


「んー?」


「友達とは何をするものなんだ?」

ユキは固まった。


「急やなぁ」


「重要案件」


「そうやなぁ」

少し考え、笑いながら答えた。

「こうして一緒にご飯食べたりすることやな」


「なるほど」

私は記憶する。


友達とは、

一緒にご飯を食べる存在らしい。


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