塚原アオハルの過去伍
「アオアオ、もっと振りを速く、気分上げ上げで」
「はい!」
「アオハル君、正宗のペースじゃなくて自分のペースでね」
「はい!」
正宗がアオハルを指導している最中、村正は木刀を持ち、青眼の構えから一閃、道場の中を漂っていたハエを叩き落とした。
それを見た、アオハルは…
「村正さん、流石バイ」
「ははは…ありがとう…あと…その口調は、一刀斎先生の真似かい」
「そうですバイ、何事も真似をすると物事は上達すると、正宗さんが言ってたもんで」
「正宗、まーた、変な事をアオハル君に吹き込んでない?」
「そんな事ない、元々、一刀斎先生が言ってたんだYo」
「先生が? まあ…いいけど」
村正は怪訝そうに、正宗を見ると正宗は、茶化すように誤魔化しているようだった。
そして…
「村正!」
「一刀斎先生!!」
道場の外から、一刀斎の声が響く。
「帰って来たんだ、アオハル君、先生がお医者様を連れて来たんだ、陽光院様の病もこれで治るよ」
「本当ですか!?やったー♪姉上にも伝えなきゃ、村正さん、正宗さん、練習ありがとう、途中だけど…行ってくる」
「ああ、私も先生に会わなきゃ、正宗も来るよな」
「当然、俺っちもいくぜー」
一週間ぶりに、道場主が帰ってくるもんだから、高弟の村正と正宗が迎えに行く。
一刀斎が花岡生州と補助に彼の弟子を連れて来た。
道場の縁側で休んでいた陽光院に、アオハルが霞姫ともに、医者が来た事を報告すると、陽光院は二人に微笑んでいる。
それから、道場へ一刀斎が花岡生州達を連れていき、陽光院も道場の中に入っていく。




