十二の角の四人
正義が城内にいる、十二の角を呼んでいる。
「我が、角達よ、ここに集まれ」
十二の角の鷹、鷲、毒蛇、山羊の四人が正義の前に集まる。
「オレっち達を集めるとは、正義様〜は、何か困り事があるのか〜もしかして〜例の黒鬼君にビビっちゃった〜」
鷹の侍が口を開く。
緑色の着物をだらしなく着飾っている。
腰に差した刀をポンポンと叩きながら、軽口を叩いている。
「兄者!! 正義様にそのような口を…いつも言ってるじゃないですか…正義様の前では、礼儀を正しくしてくれと! 」
鷲の槍兵が、兄のルーズな態度に苦言を呈す。
十文字槍を担ぎ、兄とは正反対に真っ赤な袴をキッチリ着ている。
「某もそう思いますよ、鷹、馬鹿な兄を持つと、大変ですね、鷲よ」
毒蛇の二刀流使いが、それに同調する。夜の闇に紛れるような黒装束に、正に毒蛇の如き、鋭い目が特徴的だ。
「待て待て!! お主ら、今は喧嘩しに来たわけではないぞ、正義様の命で、今日は集まってるんだ、先ずは正義様のご意思を聞こうではないか!!」
山羊の大槌使いが、その場を諌める。
大男で、身長は、三メートルを越している。
「お前らよく来てくれたな、感謝するぞ、あと鷹よ、余は確かに恐れている、鬼である余が恐れているのは、例の黒鬼だが、それだけではない、余が恐れるべきなのは、人の団結力よ」
気持ち悪い作り笑いを浮かべ、正義が言う。




