5話 買われる神
◇
「ーフ、ケー、ーーろ‼︎ ケフ‼︎ 早く起きろ‼︎」
朝の目覚めは最悪だった。
何しろあの声バカデカ看守に起こされたからだ。
なんなら今も耳がキーンとなっている。
「なんですか? こんなに朝早くから」
「俺はお前を釈放するためにきた‼︎ わかったならさっさと荷物をまとめて、出ていけ‼︎ ああ、そうだ。お前は犯罪者買収制度による釈放だからな。この後は買収者に従えよ‼︎ じゃあついてこい‼︎ 遅かったら放っていくぞ‼︎」
犯罪者買収制度、これは犯罪を犯したもので身内や親類がいないものならば、誰でもその者を買収できる制度だ。そして、買収されたものはその者に刑期の間は少なくとも従わなければならない決まりである。ちなみにこの命令権は買収者が放棄したり、譲渡したりすることができる。
なお私のように刑期の決まっていないものは、買収者が自由に期間を決めることができるため人気であり、そのような人の多くは……
◇
「とうことで、お前は俺の店の商品だ。わかったな‼︎」
とこのように奴隷商人である。
「早く返事をしろ‼︎ 返事は‼︎」
「は、はい……」
ここで拒否をしても良かったけど、拒否してしまうとまたあの牢屋に戻されてしまう。それだけは嫌だったので大人しく従うことにした。
「なら今すぐこの紙にサインと、この首輪をしろ。いますぐだ‼︎」
そういい、奴隷商人が紙と首輪を差し出してきた。
私はそれらを言われた通りにした。
首輪がカチリと音を立てた瞬間、ほんの一瞬だけ胸がざわついた。
――ああ、なるほど。これがこの世界の者にとっての「恐怖」か。
まぁ私には効かないけどね。
「これでお前は俺のものだ。命令に従わなかったときは、その首輪から高圧な電気魔法が流れるぞ。痛い目見たくなかったらしっかり俺の命令に従うんだな‼︎ じゃあ店に帰るぞ」
そう言われると、私は馬車に乗せられ、天井から垂れていたヒモと首輪を繋がれた。そして、馬車が動き出した。
ちなみにこの世界の今のレベルの魔法では、私にとって痛くも痒くもない。
だから今ここで逃げ出すこともできるが、最近私が問題視している誘拐や冤罪であるにも関わらず売られてしまっている"罪なき奴隷"を助けるためにも、芝居を続けることにした。
普通に投稿しないで寝るところでした……
↑飛び起きて投稿してます
(表彰目的)←おい!!
ーーーーーーーー
この物語が面白そう、続けてほしいと思っていただけたなら下の
☆☆☆☆☆
をポチッとして
★★★★★
にしていただけるとうれしいです




