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Meta Hack Flow  作者: hiroumi


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救世主

街の空にUFOが降り立った。高層ビルよりも少し高い位置でホバリングしている。人々が指を差す。

道路二車線分ぐらいの直径を持った円盤型の飛行物体が空中に留まるのは不気味だ。


この地域には戦闘ヘリが来ていない。SERAPHやsmall SERAPHの投下がなかった場所だった。世界政府から避難勧告は出ていたが多くの人がまだ日常生活を送っていた。


街のあちこちに円盤型の飛行物体が空中に留まっている。やがてその噂を聞きつけて人だかりができてきた。


スマートグラスをかけた人々にまた警告の告知が出る。


『非常に危険です。政府未介入の飛行物です。避難してください』


円盤型の飛行物は高速回転を始めると少しずつ前に前進し始めた。中心部に光が集まる。レーザー光が人々に襲いかかる。


レーザー光に当たった人が一瞬で蒸発してしまった。煙が上がったところには、もう誰もいない。目の前にいた女性が叫ぶ。


「キャーーーー!」


現場はパニックになり、人々が逃げ惑う。車から出て逃げ出す人、その後列でクラクションを鳴らす人、ビルに隠れる人、恐怖に駆られ正常な判断など誰にもできなかった。


大通りの交差点を曲がるとそこにも円盤型の飛行物体がいる。中心部からレーザーを放ち、こっちへやって来る。逃げなければ・・・。


戦闘機がやってきて、円盤型の飛行物体を攻撃する。マシンガンを撃ちながら戦闘機が飛行物体の上を通過した。世界政府が派遣してきた迎撃部隊だ。


1号機パイロット「マシンガンが効かない。次はミサイルだ!」


遠くの空で旋回した戦闘機が戻って来る。円盤型の飛行物体は戦闘機に向けてレーザーを発射した。


1号機パイロット「うわぁ、一旦上昇して回避する」


2号機パイロット「おい!どうした?大丈夫なのか?」


1号機パイロット「ああ、大丈夫だ。あのホバリングディスクがレーザーを打ってきやがった」


2号機パイロット「じゃあこっちはミサイルをお見舞いしてやろうぜ」


1号機パイロット「ああ、やってやろう」


ホバリングディスクに向けて1号機がミサイルを放った。ホバリングディスクに命中すると機体が爆発して、辺りに破片が飛び散った。


『ドォン!!!』


2号機パイロット「ヤッフォー♪やったな」


1号機パイロット「ああ、やってやったぜ」


浮かれている1号機をビルの屋上からひっそりと狙うクモ型の砲台があった。


『バァン!!!』


1号機の翼にミサイルが命中して煙を上げながら戦闘機が落下していく。


1号機パイロット「クソッ!やられた。脱出する」


脱出ボタンを押して座席ごとパイロットは上空に投げ出された。パラシュートを開いて1号機のパイロットは街から離れていく。

2号機もホバリングディスクを狙ってミサイルを発射するがそれと同時にクモ型の砲台に狙撃されていた。


『バァン!!!』『ドォォン!!!』


ホバリングディスクの撃墜に成功すると同時に2号機も翼がやられて煙を巻き上げながら墜落してゆく。


2号機パイロット「ダメだ、こっちもやられた」


凄まじいスピードで落下する中、パイロットは脱出した。座席ごと上空に飛ばされ、パラシュートを開いて降りてくる。


戦闘機が撃墜され、街はまたホバリングディスクの餌食(えじき)となった。クモ型の砲台はビルからビルへ移動してより高いビルへ移動してゆく。


人々の希望は一瞬で砕かれた。





――― 世界政府 ―――


統括者「ニューヨークの都市がホバリングディスクの甚大(じんだい)な被害を受けているようだ」


アメリカ「即急に対応願いたい。今や国単位では軍を持たず世界政府に委ねている」


イギリス「もし、このまま国を守れないとなれば世界政府の拘束力はなくなるぞ。各々、自国を守る権利を行使する」


ドイツ「その判断はまだ早いのでは?」


統括者「皆さん、静粛に。この混乱の最中、世界政府が機能しなくなってはますます奴らの思う壺だ」


アメリカ「では、何か手立てがあるのですか?」


統括者「仕方がない・・・あれを出動させよう」





――― ニューヨーク ―――


ホバリングディスクとクモ型の砲台が人々を恐怖に陥れた。応援の戦闘機もなく、ビルは崩れ、あちこちで戦火が広がった。


多くの人が日常生活を捨てて、逃げ出した。平和だった街を恐怖が埋め尽くす。そこへ救世主が現れた。


二足歩行型の巨大なロボットだ。手には剣を持っている。巨大ロボットは走り出し、ホバリングディスクを一刀両断した。そして、クモ型の砲台の狙撃を交わし、砲台を掴みあげて地面に叩きつけた。最後は踏みつけて粉々にしてしまった。


次々と敵を倒してゆく。その姿はまさに救世主だった。





――― カナダ ヌナブト準州 ―――


ケネス・ブルック「素晴らしい!あの巨大ロボットがほしい」


モニターでホバリングディスクの視点から巨大ロボットが剣を振り回して向かってくるシーンを見ていた。


ドミンゴ博士「まさか世界政府が巨大ロボットを持っているとは・・・。意外でしたね」


ケネス・ブルック「あれを手に入れさえすれば世界はSSBRのものだ」


もはやSSBRにとって勝算のない戦いに入っていた。巨大ロボットは速やかに敵を倒し、その場を去って行った。


https://note.com/hiroumimetavarse/n/ne08d9f10d68a?app_launch=false


画像はnoteに置いています。

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