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Meta Hack Flow  作者: hiroumi


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動く世界

フロランが操縦するSERAPHがドミンゴ博士を可動クランプで持ち上げた。


ドミンゴ博士が叫ぶ「痛い!やめろ!やめてくれ・・・」


フロラン「おっとすまない、力加減がわからないもんでね」


ドミンゴ博士「どうしてお前は我々を裏切るんだ?」


フロラン「裏切る?冗談だろ、元々オレはお前らの仲間じゃねーよ」


SERAPHの上部ハッチが開くとハンドクローラーが飛び出してきた。鋭い爪を突き立て、ゆっくりとSERAPHの腕を這うように歩き、ドミンゴ博士の顔の前まで近づいた。


ドミンゴ博士「ヒェー・・・やめてくれ」


ハンドクローラーは躊躇なく、ドミンゴ博士の頬を一突きした。激痛が走り、バタバタと手足を動かすが体が宙に浮いているのでどこにも逃げることはできない。


ドミンゴ博士「ああ・・・」


頬の皮膚を突き破って口の中にハンドクローラーの鋭い爪が入っている。あと一撃でドミンゴ博士にトドメを刺せる。が、しかし、そのタイミングでSSBR施設の3階から特殊部隊の隊員たちがフロランが操縦するSERAPHに向けて一斉射撃を行った。


ドミンゴ博士の体の肉片が辺りに飛び散った。即死である。


フロラン「せっかく良いところだったのに邪魔するんじゃねー!」


肩に搭載されたミニガンM134をぶっ放した。SSBR施設3階の窓ガラスがすべて割れ、隊員たちは物陰に隠れた。


ケネス・ブルックは機械の体が損傷し、エリカ・メンデスは出血が酷く動けなくなった。


ケネス・ブルック「も・・・もうすぐ神が降臨する。お前たちに審判を下すのだ」


意味深なことを言い残してケネス・ブルックは倒れた。隣にいたエリカ・メンデスも死んでいる。


フロラン「神?何を寝ぼけたことを言ってるんだ。神がいたら戦争なんて起きてねーよ」


SERAPHは光学迷彩の機能を使って姿を消し、SSBRの施設を去った。





――― 世界政府 ―――


SSBR施設での一連の流れが報告され、特殊部隊の隊員たちがSSBRを脱出してすぐに建物は炎に包まれていた。ケネス・ブルックがアンドロイドだったことやドミンゴ博士が死んだことも報告された。


統括者「世界を巻き込んだ計画を企てたふたりは死んだが以前としてSERAPHという装甲車両ロボットと小型アンドロイドのSmall SERAPHは大暴れしている。航空母艦に避難させた人々は助かったが街に残った住民の生存者は限りなく低いだろう」


EU「ヨーロッパ諸国では、Lumen Ark(ルーメンアーク)が開発したハンドクローラーを大量に投入して、奴らの車輪をパンクさせることに成功した。機動力さえ奪うことができればあとは人でも対処できる」


アメリカ「こちらもハンドクローラーが装甲車両ロボットのタイヤをパンクさせ、動きを封じている。その後は少しずつ形勢が逆転されつつある」


日本「空からパラシュートを広げて降りてくる段階で迎え撃てば、損害は半分に抑えられる。倒しても次々と送り込まれて来るが一体どこから来ているんだ?」


マレーシア「近くの国で量産されているとしか思えないが・・・」


統括者「国の運営をAIに任せなかった独裁国家・・・そこが起点になっている可能性は高い」


中国「テロ組織のように拠点を壊滅させなければ、ずっと続くということか・・・」


シンガポール「いや、製造に加担している企業を営業停止にすればスマートに問題は片付くはずだ」


オーストラリア「たしかに、パーツごとに受注先の企業があるはずだ」


統括者「そうとも限らない。設計図と完成品から製造工程をAIに考察させてフルオートメーションの自社工場に転用している可能性がある」


ドイツ「つまり政府の権限で営業停止にできる企業などではないと・・・?」


世界政府は擬人化したホログラムのAIたちの集まりで、実在の人物は参加していない。国の運営をAIに任せた国々はトップダウン式を採用しているため、政府の傘下に人が権限を持つ機関が存在する。


どちらにしても彼らが答えを出さなければ人が手出しすることができない領域になっているのだ。





――― The Code Divers拠点 ―――


リーダー001「いくらアタック攻撃を仕掛けても、さすがに世界政府ともなるとセキュリティが堅牢(けんろう)だな」


隊員002「そうですね、アタック攻撃によって負荷が高くなってお金や物資の遅延は起きてもパンクしませんね」


隊員003「あと少し・・・と思ってもスケーラビリティはある一定水準で維持されている」


隊員004「ならば世界政府に替わるAIを作り出せばどうなるか・・・という話」


隊員005「しかし、そんな簡単に行きますかね?」


リーダー001「どちらにしても『Angel Descent計画』を実行してしまっているからな、我々に退路はない」



The Code Diversは途上国に潜伏して、世界政府へのアタック攻撃を続けていたがSSBRから命じられた次の計画を実行するべく動いていた。

それが世界を揺るがすものになるのだろうか・・・。


https://note.com/hiroumimetavarse/n/nc8399afd24f4?app_launch=false


画像はnoteに置いています。

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