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Meta Hack Flow  作者: hiroumi


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ある日

ある日、それは突然起きた。


ANGEL DESCENT計画が現実となった。無数の装甲車両ロボットSERAPHが空から降りて来る。すべての国へ同時に行われる降下作戦だ。


肩にはミニガンM134が搭載され四方八方に弾丸の雨を降らせた。街の人々は逃げ惑い、行き場を失った。


世界政府が対応に追われる。The Code Diversがアタック攻撃を仕掛け、世界中の資金の流れと物資の供給に大規模な遅延を発生させた。


いつ、誰が、何の目的でやっているのか人類はまだ知らない。


新薬の青いNeon Dustが人々の判断力を奪い堕落させ、The Code Diversのアタック攻撃が資金の流れと物資の供給を大幅に遅らせる。そして、極めつけが装甲車両ロボットによる降下作戦だ。


世界大戦後に復旧してまだ20年しか経っていない。大国以外ではまだまだ焼け野原の場所が散見されていた。


SSBRにとって、この機を逃す手はなかった。


NEXA MILITECHの幹部たちは10代~20代の女をたくさん連れて無人島へ避難する。青いNeon Dustを大量に持ち込んで・・・。


AIとロボットが暴走して人類への攻撃を開始したように思えたが・・・アンドロイドに実行させているのは人間である。


ケネス・ブルック「世界が同時に戦火に包まれる。AIに支配された世界に抗うのだ!」


ドミンゴ博士「そう、もう一度、この世界を振り出しに戻そう。人類が目指した終着点はこんな貧相なAIが支配する世界ではなかったはずだ」


SSBRは世界に拠点を持つ大手軍事産業メーカーである。世界大戦をピークに業績は年々右肩下がり、株価もピーク時の3分の1にまで下がった。他のメーカー同様に衰退の一途を辿っていた。


立候補制度の民主主義は終わりを迎え、16億人にまで減少した人類が選んだ次の政治家はAIだった。無情にも政治を行うAIは大手企業の資金の蓄えさえも許さなかった。内部留保された潤沢な資金は政府が回収して街の都市開発とインフラ整備に充てられたのだ。


企業が蓄えられる資金にも上限ができた。100億ドルが上限である。積極的に民間企業の国営化も行われ、人々はどんどん仮想現実(バーチャルリアリティ)のほうへ移行していくことになった。


消耗品はロボットアームとアンドロイド、AIが工場を365日、24時間稼働させて製造していた。貿易摩擦も関税もなく人類が望んだフラットな社会が誕生した。


仮想現実(バーチャルリアリティ)の中で行われるe-Sportsに勝てば賞金と物資が得られる世界へといつの間にか変貌を遂げていた。


SSBRはそんな世界が許せなかったのだ。自国のために敵国を蹂躙(じゅうりん)してきたはずが世界政府が制定され、すべての国がその傘下にある。


一時、国よりも強い権力を握っていたはずなのに・・・。


世界中の街でSERAPHが暴れ回る。牙を抜かれた人類に対抗する手段はなかった。


街を警備するアンドロイドがSERAPHに向かっていく。3体、4体とSERAPHにしがみついたが上半身を回転させただけでアンドロイドは吹っ飛んだ。まるで歯が立たない。


世界各国で被害が酷い場所でLumen Ark(ルーメンアーク)が船を港につけて、住民たちを非難させる。たくさんの勇姿たちが活動した。


アメリカのオレゴン州では、ぞろぞろと何十体もSERAPHがあちこちに向けてミニガンM134を発砲し、交通機関はマヒしてしまった。レナータがマンションのベランダから、その様子を見ている。


ノア「もうすぐ着く。大丈夫だ、自分を信じろ」


レナータ「ノア、早く。街中がもうめちゃくちゃよ」


ノア「そのままマンションの屋上に上がってくれないか?」


レナータ「わかったわ」


あちこちで爆発が起こり、街がどんどん火に包まれていく。決死の覚悟でレナータはマンションの屋上へ上がった。持っていたハンドガンで鉄の扉のドアノブを吹っ飛ばした。


屋上でレナータは煙幕弾を打ち上げる。


「見えた、いいぞ。レナータ」


ドローンバイクに跨ったノアがレナータの前に現れた。


「よし、後ろに掴まって」


「わかったわ」


ふたりはドローンバイクに乗って海岸を目指した。ここから西へ20分もフライトすれば海が見える。そこにLumen Ark(ルーメンアーク)が用意した船があるのだ。


ノアとレナータ、コニック博士とアンジェリカはそこで落ち合う予定である。


ドローンバイクから地上を見下ろすと街のあちこちでSERAPHとSmall SERAPHが暴れているのが見える。まさに地獄絵図となっていた。もし車でレナータを助けに行っていたらと思うとゾッとする。



それはあっという間だった。いつもの日常だったはずだ。それがいきなり戦場と化したのだ。マンションの一室でVRゴーグルをつけて仮想現実(バーチャルリアリティ)にいた人たちは気づいていなかった。


ヘッドフォンとVRゴーグルで仮想現実(バーチャルリアリティ)に没入していた人たちにとって受け入れ難い現実である。ふと現実に戻ったときには窓ガラスが割れ、街が燃えているのだ。


世界政府と各国の政府が協力しても街中に戦闘機や戦車を出動させるのは非常に難しい判断となった。そこにいるのは一般人なのだ。


アンドロイドやロボットが街で暴れたときに制圧するという法律すら定められていない状況、SSBRの狙い通り、まだ政府は動くことができなかった。



https://note.com/hiroumimetavarse/n/n081fe61e9be5?app_launch=false


画像はnoteに置いています。

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