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Meta Hack Flow  作者: hiroumi


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異変

ブルック専務がオフィスにエロディを呼び出した。ドアがノックされた。『トントンッ』


「入れ」


秘書のティーナがドアを開けてエロディを迎え入れる。


エロディ「何かご用ですか?」


マトローナ「おはようございます。専務」


ブルック専務「そこに座れ。訊きたいことがある」


エロディとマトローナが席に座った。机に腰を掛けてケネス・ブルックはふたりを見下ろす。


スーツを着たふたりの胸元が(はだ)け、ブルックの視線が胸元にゆっくりと降りてゆく。


エロディとマトローナは何か言いたげだったが、視線を()らした。


ブルック専務「新薬のNeon Dustの供給が間に合っていないそうだ。どうしてだ?」


エロディ「それは急激に需要が高まっているからです」


ブルック専務「オレは間に合っていないと言ったんだ。わかっているなら間に合わせろ!」


机を叩いて怒りを(あら)わにした。鋭い眼光で睨みつける。


興奮してケネス・ブルックの呼吸は乱れた。


エロディは怯え、マトローナの手を握る。


マトローナ「大丈夫よ。エロディ、私がついてるわ」


おもむろにブルック専務は楽々ハンドを取り出した。それを使って、怯えるエロディのシャツを引っ張って胸元を覗き込む。


エロディは何も言えず身を縮めるとマトローナがブルック専務から楽々ハンドを素早く取り上げた。


マトローナ「やめてください。エロディが可哀想です」


マトローナはブルック専務を睨んだ。


ブルック専務「ふふっ、悪かったよ。今のは冗談だ。我々の計画にはどうしてもキミの力が必要なんだ。頼んだよ」


ケネス・ブルックの様子がおかしい・・・エロディは直感で、そう思った。


マトローナに耳打ちする。


「ブルックの様子、おかしくない?」

「たしかに・・・」


ブルック専務がエロディとマトローナの肩に腕をまわして顔を近づける。

(臭い!)


ケネス・ブルックから異臭がする。

(お酒?ドラッグ?何かの薬物の匂い・・・)


「私はキミたちに期待しているんだ」


ふたりの腕を(さす)るその手にエロディたちは嫌悪して、(たま)らずに立ち上がりオフィスを出て行った。

オフィスのドアは開いたままだ。


ブルック専務「あれ?どこにいった・・・」


秘書のティーナ・フスがドアをそっと閉めてカギを掛ける。

振り返ると服を脱ぎはじめた。上着を脱ぎ捨て、スカートのチャックを下した。

まるでストリップが始まるかのようだ。


ティーナ「ねぇブルック、一緒に楽しみましょう♡」


甘えた声でブルック専務の膝に(またが)ってキスをする。


ティーナ「ほら、口を開けて」


ブルック専務が大きく口を開けた。


ティーナはポケットから取り出した目薬のキャップを外すとブルック専務の舌に一滴垂らした。


ブルック専務「あ・・ああっ」


目の焦点が合わず、体が小刻みに震えている。


ティーナ「これ、すごく効くでしょ?持ってくるの大変だったんだから♡」


(これが私があなたに与える慈悲、存分に味わうといいわ)




――― SSBR研究所(地下1階) ―――


ドミンゴ博士「えっ?ブルック専務から異臭がした?」


マトローナ「異臭だけじゃないわ。様子がおかしかったの。エロディと私はセクハラまがいのことをされたわ」


ドミンゴ博士「私に相談されても困るんだがね・・・。そうだな、総務には連絡したかい?相談窓口があったはずだよ」


面倒ごとになりそうだなと思ったドミンゴ博士がマトローナとエロディを総務課のほうへ促そうとする。


「ちょっとこれはSSBRにとって緊急事態よ!あなたも科学者のはしくれなら、なんとかしなさいよ!」


ドミンゴ博士「わかったよ、ブルック専務の様子を見に行こう。その代わり、総務にはそっちから連絡するんだよ」


フロラン「どうした?博士。面白そうだからオレも行くぜ」


SSBRの研究所に戻って来たフロランはAIのラチエ博士から受け取った『黒いNeon Dustのデータ』をブルック専務に渡す用事があった。

フラッシュメモリーに入ったそのデータを渡せば黒いNeon Dustの量産が可能となる。


ドミンゴ博士とフロランはブルック専務の様子を見に5階へ上がった。フロランはドローンの上に乗っている。


マトローナが総務課のリンダに電話を掛けた。


「はい、こちらストラテジックシステムズ&ブラックリサーチの総務課です。リンダがお電話を承ります」


マトローナ「リンダ、ちょっと聞いてちょうだい」


「あっ、メチェレヴァさん。どうしました?」


マトローナがブルック専務からセクハラまがいのことをされたと報告した。ついでに専務の体から独特な異臭がしたことも告げた。


リンダ「わかりました。そちらの件に関しましては、以上を持ちまして総務課のほうで引き継ぎ、対応させていただきます」


エロディとマトローナがブルック専務に感じた違和感と異変は総務課へ引き継がれた。


https://note.com/hiroumimetavarse/n/n13f0396a689b?app_launch=false


画像はnoteに置いています。

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