表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Meta Hack Flow  作者: hiroumi


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/81

天使降臨

ラチエ博士「NEXA MILITECHの役員たちのデータが集まったよ。

前のNeon Dust(ドラッグ)よりも強力に脳とAIが融合している。

新薬の効果は成功だ。『The Code Divers』に頼めば、いつでも役員たちのIDとパスワードをハッキングできるだろう。あとはそっちの仕事だ」


ケネス・ブルックは満足気な表情を浮かべ、()()()()を見渡した。

そこにいるのはニコデモ・ラモス、マトローナ・メチェレヴァ、カジョ・レオン、エロディ・シャリエール、そして、イシドール・ラチエ博士と秘書のゲレーテ・ヘンラインだ。ケネス・ブルックにとって非常に優秀なコマである。


カジョ・レオン「『New Blue Neon Dust』の量産はもうすぐ開始する。

すべてのカプセルにナノテクノロジーのAIが含まれるように調合の工程に細工をしたんだ。

もしそうなれば仮想現実(バーチャルリアリティ)の中で行われるe-Sportsの強さの均衡は崩れ、物資や賞金を多く得ていた国から先に混乱が起きるだろう」


ケネス・ブルック「そうだ、人々はパニックに陥り、政府(AI)やエルディオスの街を運営するAIもやがて信用がなくなる。安全神話が崩壊した後に我々が求める世界がやって来るのだ」

ゲレーテ・ヘンラインはケネス・ブルックが世界の均衡を破ろうとしていることに苛立ちを覚えた。

一瞬、不快な顔をしたことをケネス・ブルックは見逃さなかった。


エロディ・シャリエール「ハッキングでIDとパスワードを盗んで不正にログインするだけではなく、脳とAIが融合した人々の潜在能力を解放してe-Sportsの均衡を崩し、人口が多く集まった国を混乱させてから『Angel Descent計画』を開始する。そういうことね」


ケネス・ブルック「フフフッ察しがいいな。さすがNEXA MILITECHの元幹部だ。まさにその通り、物資と資金源を断ってしまえば人間は脆い。政府(AI)の判断が優れていても人間には食料とお金が必要だ。AIのように何も必要としないワケにはいかない。混乱した民の頭上に『Angel Descent(天使降臨)』するのだ。もっともその天使は民を救わないがな」


不敵な笑みを浮かべ、エロディ・シャリエールの体を舐めまわすように見ている。

彼女は堪らず目を逸らした。



――― Lumen Ark(ルーメンアーク)活動拠点 ―――

SSBRの悪巧みをLumen Ark(ルーメンアーク)のメンバーは盗聴していた。


コニック博士「SSBRの専務はケネス・ブルックという男だ。CEOの右腕と呼ばれている。今、彼らが話している『Angel Descent計画』は阻止しなければならない。我々にも諜報員がいる。彼らが暗躍しているから、こうして情報が得られるんだ」


アンジェリカ「SSBRにとって仮想現実(バーチャルリアリティ)は邪魔な存在なの。世界人口の16億人のうち80%以上が仮想現実(バーチャルリアリティ)と何らかの理由で接しているという統計が出ている以上、それは無視できない」


ラファエラ「逆にいえば、AIが運営する政府(AI)仮想現実(バーチャルリアリティ)も人類は安全だと安心しきっているわ。IDとパスワードが盗まれたとしてもすぐに対応は可能。

資産をコールドウォレットに保管しておけば個人情報は漏れるけど大きな被害には至らない。ただ、だからこそ()()()()()()()()()という認識に変えたいんじゃないかな?」


コニック博士「ラファエラが言った通りだ。混乱に便乗して、人類が右往左往しているときを狙って何かを仕掛けるつもりらしい。その何かがロボットによる総攻撃じゃないことを祈るよ。恐らくSSBRがNeon Dust(ドラッグ)にナノテクノロジーのAIを混ぜて、AIを脳と融合させたり、ハックしていたのは計画の一部だったと思われる」


ノア「もしそれが本当だったとしたら、もうギリギリのヤバイところまで来てる気がするよ」

ノアの体に寒気が走った。

レナータはコニック博士の口から出た『ケネス・ブルック』という言葉に恐怖を感じ、言葉を失った。


どちらにしても世界を救うために何か手を打たなければいけない状況であることに変わりはない。もし仮想現実(バーチャルリアリティ)と現実世界を同時に壊されたらSSBRが世界を支配するのは本当かもしれない。

(もしそうなったら・・・どうなるんだ?)


ゾクゾクと背中に寒気が走る。ノアは一旦、悪い想像を止めた。


https://note.com/hiroumimetavarse/n/nb1d036496699?app_launch=false


画像はnoteに置いています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ