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ブラック企業のホワイト支店  作者: マツグチラムネ
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第7話 土下座の練習?

登場人物


宮本→主人公

毒島→マナー講座の教授

同期→同期

 ………は?土下座?


同期1『おい、どういう事だ?』


同期2『えっ、土下座?』


同期3『それってやる意味あんのか?』


その言葉を聞いて皆ざわついた。

俺も毒島さんのその言葉を聞いた時は、少しだけ冷や汗が出てきた。


宮本(土下座の練習⁉︎えっ何、この会社土下座しなければならないような時があるのか?)


ふいに俺は他の同期達をチラッと見渡した。

同期達もまた困惑したような顔をしていた。


そりゃそうだ。普通に考えてこんな練習聞いたことがない。


皆毒島の言葉に俺を含め皆戸惑いを隠せず、どうしたらいいのかうろたえていると、急に毒島は声を荒げて怒り出した。


毒島「早く正座をしなさい‼︎お前ら土下座を知らんのか‼︎」


一同「⁉︎」


突然のマジギレに俺たちは慌てて正座をした。


宮本(マジでコレは必要になるのだろうか……いや待てよ。もしや…)


半信半疑な気持ちで正座をしたが、すぐに俺は察した。

すっかり忘れていたが、そういえばここはブラック企業なのだ。ブラックだからこんなことをする機会はきっと日常茶飯事なのだろう。

いや、そうに違いない。


やはりとんでもねぇ会社だ。さすがブラック企業といったところだな。


皆正座をしたのを確認すると、毒島はさらに声を荒げて喋り出した。


毒島「よし。正座はこんな感じだ。それではお前ら、そのまま両手の親指と人差し指を△になるようにして床にくっつけろ。そしてそのまま頭を下げるんだ。」


宮本 (おいマジかよ…)


土下座をしながら俺は思った。


まさかとは思うが、ここからが本当のマナー講座じゃないだろうなと。


そして俺が思った通り、土下座の練習はほんの序章の始まりにすぎなかった。

土下座の練習の次は、謝罪の言葉の使い方の発声練習をやった。もうコレがマジでキツかった。


「大変申し訳ございませんでしたー。」


「どうかお許しくださいー」


「今日中には何とか対応しますのでお願いしますー」


皆大きな声でこれらのセリフを言うのだ。


毒島「声が小さい‼︎そんなんじゃやばいクレーム客に対応できへんぞ‼︎」


そして毒島は何故かさらにヒートアップしだし、今度は土下座をしながら今のセリフを言えと言い出した。


俺たちはコレが常識なのかわからないまま言われた通りやった。側から見たらかなりシュールな光景だろうな。


そのあともまた突っ込みどころ満載のマナー講座が続いた。


嘘泣きをする練習や、毒島が個人個人に吐く罵詈雑言をひたすら耐える練習だったり、相手を気分よくさせるゴマスリの使い方といろいろ頭がおかしくなりそうな事ばかりだった。


宮本(…モウイヤダ。ハヤクオワッテ。)


俺は土下座しながら毒島から放たれる罵詈雑言を聞いて、もの凄い屈辱感を感じた。


そして俺は思った。『あのババァいつか必ず殺す』と。


そんなツッコミどころ満載のマナー講座は、結局お昼まで休憩なしで永遠と続き、俺たちはただひたすらこの毒島のうるさい怒号と頭のおかしくなりそうなマナー講座の内容を耐え続けるのだった。



多分そんな事をする会社なんてそうそういないのでご安心を

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