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ブラック企業のホワイト支店  作者: マツグチラムネ
4/35

第3話 波乱の幕開け

登場人物


宮本→主人公

ジリリリリリン、ジリリリリリン


宮本「うぅーん、朝か。」 


うるさくなり続ける目覚ましを止め、俺は入社式の支度をする。


宮本(俺ってスーツ姿あんま似合わねぇな。)


鏡に映るスーツ姿の自分の姿を見てそう思った。

割と大きめなのを買ったはずだったけど、結構ピチピチな感じだ。

これから毎日着なければならないとなると、また新しいのを買わないといけないみたいだ。


俺は家を出て、駅へと駆け足で向かった。

因みにメールに記載されていた入社式の詳細にはこう書かれていた。


・入社式は本社の名古屋で行う

・時間は八時四十五分から始める

・会社の駐車場には限りがありので、入社式当日は電車通勤で願う。

・くれぐれも遅刻・忘れ物がないように

                     

宮本(電車かぁ。正直乗り換えとかあんま詳しくないんだよな。)


電車はあまり好きではないが仕方ない。

ここは大人しく言うことを聞いておこう。


 〜駅のホーム〜


ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ


駅には物凄い数の人でいっぱいだった。


宮本(さすが平日といったところだな。皆さんもこれから仕事かなぁ、お疲れ様ですな。)


そんな呑気な事を思い、俺はケータイをいじりながら電車が来るのを待った。


すると何やら駅員の方達が慌ただしく、乗客の対応や連絡やらに追われていた。

そしてホームのスピーカーから放送がなりだした。


なんだろ?と思い耳を傾けたがその内容を聞いて仰天した。


なんと人身事故が起きたらしく、電車が遅延しているとのことだった。

そしてその遅延が二時間以上はかかることとのことだ。

これはとんでもない事態だ。


入社式に遅刻はマジで洒落にならない。

電車はもうだめだ。俺は慌てて家に戻り、車を走らせた。駐車場に関してはなんとかなる。


とにかく遅刻だけは回避しなければいけない。

国道二十一号線を一気に駆け上がり、高速に入った。


そして時速百二十キロ越えのスピードでとにかく飛ばしまくる。


時間にして現在七時五十分。入社式が八時四十五分なので、高速乗ってギリギリ間に合うか間に合わないかの瀬戸際だ。


宮本(頼む間に合ってくれー) 


心の底からそう願い、俺は飛ばしに飛ばしまくった。


宮本「よし、ようやく名神に入ったぞ!なんとか間に合いそうだ…っておいおいおいおいマジかマジかマジかーー‼︎嘘だろーー‼︎」


…そう、現実は甘くなった。

不幸というやつはこんな日にこんなタイミングで重なるのかと。目の前は長蛇の渋滞となっていたのだ。


ようやく名神に入った矢先、俺は渋滞に捕まってしまった。

どうもこの高速でも衝突事故が起きてしまったらしい。

高速の看板の表示には事故の情報と『この先七キロの渋滞になっております』という表記が記してあった。


そう、ここで俺の遅刻は確定してしまったのだ。


宮本(あっ、詰んだわ。もーダメだ、オワタ。)

こういう遅刻はしょうがないよね笑

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