第25話 運転練習を終えて
登場人物
宮本→主人公
高橋→トラック運転手
中山→お姉さま事務員
橋本→おっぱいが大きい事務員
あれからポンコツトラックで運転の練習をどれ程続けていた事でしょう……
気づけば既に時刻はお昼過ぎになっていた。
高橋さんはケータイで時刻を見て言った。
高橋「もーそろそろお昼だね。そんじゃ宮本君、そろそろ支店に戻ろっか」
宮本「……わ"がり"ま"じだ」
高橋「はははっ!だいぶ疲れているなぁ!」
宮本「いやいや、このトラック本当にヤバいですよ!俺……いや、僕このトラックで配達出かけるの結構キツいですよ!」
高橋「慣れる慣れる。大丈夫!(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
宮本「(c" ತ,_ತ)」(うー)
高橋「じゃあ俺が運転するから、席交代しよ」
宮本「はーい、わかりましたー」
助かった。このまま路上を出てみようなんて言い出したらどうしようかと思っていたが、良かった良かった。
高橋「キロ数は確かにイッてるけど、このトラックそんなにヤバいかなぁ?」
高橋さんは不思議そうな顔をして運転を始めた。
宮本(すげぇなぁ高橋さん。こんなポンコツトラックようスイスイ、スームズに運転できるもんだ)
助手席で感心しながら高橋さんを見ていると、高橋さんは俺の視線が気になったのか、少し苦笑いを浮かべた。
高橋「まぁ、最初はこんなもんだよ。じきになれるから頑張ろうぜ」
その言葉が俺には少しだけ力強く感じた。
俺はすぐに微笑みを浮かべた。
宮本「そうですね、頑張ります」
高橋「あぁ、頑張ろうぜ」
宮本「ところで高橋さん、支店とは全く反対方向に走っていますけど一体どこに向かっているんですか?」
高橋「あっ、やべ。道間違えたわ」
宮本「………」
何はともあれ何とか戻ってきた俺達を中山さんと橋本さんが事務所の外で出迎えてくれた。
橋本「宮本君おそいぞー!ご飯食べに行こう!」
中山「高橋さんどこで道草を食っていたの?」
少し待ちくたびれたような呆れたような顔で中山さんは高橋さんにそう言った。
高橋さんは慌てて弁明をした。
高橋「ごめんごめん。帰り道間違えちゃって」
中山「帰り道を間違えた⁉︎もう本当にしょうがない人だなぁ」
橋本「宮本君お疲れ!一緒にご飯行こうよ!此処の近くに美味しい喫茶店があるからさ!」
橋本さんはそう言うと、ぎゅーと優しく俺を抱きしめてきた。
宮本(やめて!おっぱいが!おっぱいが顔に当たるから!)
中山「どうだった?トラック運転は」
宮本「いやー、中々大変でしたよ。あのトラック少し年季が入りすぎて上手に運転するのが難しいです」
高橋「慣れる慣れる。大丈夫だよ」
高橋さんニヤリとした笑みを浮かべながらそう言った。
しかし中山さんはすかさずこう言った。
中山「やっぱあのトラックもうダメかー。じゃあ今度くる新しいトラックを宮本君に譲って、高橋さんはあの卑猥なポンコツトラックでこれからも運転してもらうか」
高橋「え"っ⁉︎」
中山さんのその言葉に高橋さんは大そう驚きの声をあげた。
高橋「えーっ!また俺あのチンカストラックを使い続けなけりゃいかんのかよ!」
中山「しょうがないじゃん。いきなり新入社員の宮本君にあんなポンコツ車で配送いかすの?そっちの方が危険だよ」
高橋「……たしかに」
中山「でしょ?取り合えず1週間後に納車される新しいトラックは宮本君にあげて、高橋さんはしばらくの間はあのポンコツ車で配達業務をしてよ。そのうちまた新しい車買うからさ」
高橋「まぁ、しょうがないな。良かったな宮本君。君には新しいトラックが与えられるってよ?」
宮本「あっ、ありがとうございます」(よっしゃーラッキー!)
橋本「ねぇー!早く喫茶店行こうよー!お店混んじゃうよー!」
中山「分かった、分かった。宮本君、お昼行こ?」
宮本「オッケーです!高橋さんも行きますよね?」
高橋「いや、俺はいいや」
宮本「あっ、そうなんですか?」
少し嫌そうな顔をして高橋さんは中山さんに聞いた。
高橋「だってあそこのピンク色の建物の喫茶店なんだろ?」
中山「うん、多分そうだよ。高橋さんも行こうよ」
高橋「よし、俺は遠慮させてもらう。宮本君、楽しんできてくれ!」
高橋さんはそう言うと、逃げるように事務所の中へ入っていった。
宮本「どうしたんですかね?高橋さん」
少しニヤッとした顔で橋本さんは言った。
橋本「あそこの喫茶店、少しおじさんには苦手なところかもしれないかもね。まぁいいや、早く行こ!」
こうして俺は中山さんと橋本さんの3人でお昼休憩をしにとある喫茶店へ向かった。
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