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ブラック企業のホワイト支店  作者: マツグチラムネ
28/35

第26話 すみません、出禁です。

登場人物


宮本→主人公

中山→お姉さま事務員さん

橋本→ゆるふわ巨乳の事務員さん

橋本「うーん!やっぱりここのパフェは絶品だねぇ!!!」


宮本(なんつう量のパフェを食べてるんだこの人……)


幸せそうにパフェを頬張る橋本さんの隣で、俺は彼女を横目に見ながら少しドン引きの表情を浮かべた。


何故なら橋本さんが食べているパフェの量が半端なく多いのだ。

これには俺だけでなく、中山さんも引きつった表情をしながら心配そうに橋本さんに声をかけた。


中山「……純ちゃんまさかその量本当に一人で食べきる気なの?」


橋本「もひろん!!!!」(もちろん)


自身満々にそう話す橋本さん。その表情からどうやら自信があるみたいだった。


なんせ彼女が食べているこのパフェはここのお店のイベントメニューらしく、『総重量3.5キロのジャンボパフェ、見事一人で食べきった方はお値段無料!!!』と書いてあるのだ。


食べ切ると無料と言う事で、確かに聞こえはいいのだが、有り余るくらいのアイスや生クリーム、チョコやフルーツといったスイーツの暴挙に見ただけで俺は胸焼けがしそうな程のレベルだ。


本当に橋本さん、ちゃんと食べ切るのか……?


俺と中山さんは二人で顔を合わせながら幸せそうにパフェを頬張る橋本さんを見守る事にした。


そして20分後……


橋本「美味しかったー!!!ごちそーさま!!!」


宮本(本当に全部食べ切っちゃったよこの人)


中山(まさかとは思ったけどこの子マジか……)


大満足な様子で温かいお茶を飲む橋本さんの隣で俺と中山さんはポカーンとした顔になり、中山さんは堪らず橋本さんに声をかけた。


中山「じゅ、純ちゃん。まさかとは思うけどこのジャンボパフェ、まさか過去にも食べてたの?」


橋本「そーなんですよ!もうここのジャンボパフェが美味しすぎて美味しすぎて。気づけば毎週一回は通うようになりましたー!それにこんなに食べてた料金タダ!!こんな素晴らしいメニューは他にはないですよ!」


そう豪語する橋本さん。


流石にこれには俺も心の底から彼女に拍手を送った。


宮本「いや、マジで橋本さん凄いっす。化け物ですわ」


橋本「もー、宮本君!化け物って言うな!」


少しプンスカしながら怒る橋本さんを見て俺は少しおかしくなり、ケラケラと笑ってしまった。


そしてそれは中山さんも同じで彼女もお腹を抱えながら笑った。


中山「じゃあそろそろ行こっか」


お会計を済まそうと席を後にし、レジに移動した。


店員「えーと、オムライスが一つ、カレーライスが一つ、ウルトラジャンボパフェが一つで合計1900円になります」


中山・宮本(安っす!!!)


橋本(あー、美味しかったー)


橋本「また来週も行こうね!宮本君!」


宮本「来週ですか⁉︎凄いですね。もうここの常連さんじゃないですか」


橋本「そうだよ〜。私はもうここの全てを知っているんだから!!!」


そう自慢げに橋本さんは言うのだが、その後彼女に悲しい知らせがやってきた。


それは支払いを終え、店を出ようとした時だった。


○○「あの、そこのお姉さん。ちょっといいですか?」


橋本「?」


少し涙ぐんだ表情でこの店の店長?らしき人が現れ、突然橋本さんにこんな事を言い出した。


店長「君は出禁だ」


突然の一言に橋本さんは大そうな声をあげた。


橋本「えぇ⁉︎何故⁉︎」


店の店長は半泣きの表情で声を荒げてこう言った。


店長「そう易々とここのウルトラメニューを無料で食べられたら赤字になっちゃうからだよ!!!」


宮本(……)


中山(確かにそうだよなぁ)


橋本「そんな……私のオアシスが……」


店長「そんな事だからもう金輪際貴女だけは来ないでくれ!!次来た場合は追い返すから!!!」


橋本「ガーン!!!」


店長の一言がかなりショックだったのか、橋本さんは崩れるように膝をついた。そして遂には泣き出してしまった。


橋本「うわぁ〜ん!!!ひど〜いよ!!!」


中山「ちょっと純ちゃん!!こんな所で泣かないでよ!」


ピーピー泣く橋本さんを起こし、俺と中山さんは恥ずかしさのあまりに、そそくさと店を後にした。


中山「純ちゃん残念だったね」


宮本「橋本さん、またどこかいいお店が出来ますよ。その日まで待ちましょう」


橋本「うわ〜ん、食費が浮くから良かったのに〜!!!ひどいやひどいや〜!!!!」







お久しぶりです。

公募用の作品作りに集中しすぎて中々書けないですが、長ーい目で見てくれると幸いです。



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