第16話 運命の辞令
登場人物
宮本→主人公
古田→人事
社長→やばい奴
古田「…まぁ、今回は許してやろう。では、藤原陽平、前に。」
藤原「…はい。」
社長「えー、藤原陽平。貴方は此処本社である名古屋支店への配属を命ずる。」
藤原「…ありがとうございます。」マジカ、オワッタ…
宮本 (藤原さん、本社配属か…気の毒に)
こうして配属先の辞令が始まった。この松黒商事の支店の配属先は東海三県の全14支店だ。
愛知は名古屋、常滑、岡崎、一宮、豊橋、刈谷、新城、小牧。
岐阜は岐阜市、高山、多治見。
三重は伊勢、四日市といったところだ。
因みにこの配属先の辞令、就活の面接の時に一応配属希望は聞かれていた。
その時俺は岐阜市で暮らしをしているということで、そこから通える岐阜支店への配属希望を出した。
だが、それはただの希望であり、その要望が通るかどうかは分からない。
だから俺は心の底から願った。
こんなクソブラック企業に入ってやったんだ。せめて配属先ぐらいは規模お通りにさせてくれと。
ここで高山とか岡崎とかになったら、引越し先を探さなきゃいけなくなる。
そんで家賃補助もないとなると、少し不安だ。それだけはなんとか回避したい。
刻々と他の同期達の配属先が決まる中、ついに俺の番がきた。
人事「宮本祥伍、前へ」
宮本「はい…」(頼む頼む頼む)
社長「えー、宮本祥伍。貴方は岐阜支店への配属を命ずる。」
宮本 (よっしゃアァァぁぁぁぁ‼︎‼︎)
俺は心の底から歓喜した。
この入社式で今日一番これほど喜びを感じたことがなかった。正に奇跡だ。希望通りの支店に配属になったのだ。
こんな事で奇跡というのは正直大げさかもしれないが、俺にとってはこれほど喜ばしい事はない。心の底からホッとした。
安堵のため息をつき、俺は辞令書を大切に持ちながら席へ戻った。
宮本 (良かった〜。マジでよかった〜。)
こうして配属先の辞令は終わった。
ストック無くなったため、更新頻度遅くなるかも……




