第10話 自己紹介
登場人物
宮本→主人公
藤原→同期(自衛隊あがり)
森本→同期(陽キャ)
石川→同期(守銭奴)
笠原→同期(麻雀好き)
山口→同期(映画好き)
山本→同期(可愛い)
藤原「じゃーみんな集まったね。まずは自己紹介からね。僕は藤原陽平。年は二十六。去年まで自衛隊員だったんだ。みんなより多分年上だと思うけどよろしく。」
宮本(自衛隊員⁉︎すげぇなこの人。なんで自衛隊辞めてこんなところ来たんだろう。もったいない。)
まさか前職が自衛隊だとは…正直ここに来た理由を聞いてもいいのかなと思ったが、結構気になったので、俺はこの藤原という男に聞いてみた。
宮本「藤原さん、前職自衛隊員だったんですか⁉︎凄いですね。なんで一般企業に入られたんですか?」
俺の問いに藤原はにっこりとした笑顔で答える。
藤原「ありがと。実は俺もともと陸上の方だったんだけど、スパルタな上下関係が厳しくてさ、今まで耐えてきたんだけどね。ハハっ、そんで辞めてココを受けたんだ。いろいろなところを受けてみたんだけど、此処何故か給料は中々良さげだったからさ。」
宮本「あーやっぱ自衛隊は大変ですね。俺なんて大学はずっと野球漬けだったし、就活の時なんて就職課に企業探してもらってココを勧められたんですよ。確かに何故か給料は高いんですよね、ここ。」
給料と言う言葉に食いついたのか、今度は石川さんという女子が反応した。
石川「そーだよ‼︎宮本くんも藤原さんもやっぱり金?私もだよー。てか皆ここに入った理由ってやっぱ給料が良かったから?」
なんて失礼な女だ。俺も確かに理由はそうだが、お前ほど守銭奴ではないぞ。
そんな彼女の問いに他の同期達はすぐに答えた。
森本「うん。」
笠原「当然だ。」
山口「いきなり三十万とか書いてあったんだから。」
皆同じ考えだったのか、それを聞いて森本はケラケラ笑いながら言った。
森本「やっぱりそーなんだ!みんながめついねー笑あっ、私は森本香奈!愛知女子大から来ました。よろしく!」
藤原「がめついって笑。いや、お前も仲間だよ。笑」
藤原さんもケラケラと笑いながら、森本さんにそうツッコミを入れた。この会話で緊張が解かれたのか他の同期達もそれぞれ自分の名前と出身大学の紹介をしだした。
笠原「んじゃ僕からいうね。名前は笠原雄大、三重川崎経済大学から来ました!趣味は麻雀です!よろしく〜。」
『うえーい、よろしくー』
山口「俺は山口智也。名古屋港大学出身。特に大学ではなんもやってなかったんであれですけど、一応映画鑑賞が趣味です。」
『よろしくー』
石川「まだ自己紹介してなかったね。私は石川瀬菜。森本ちゃんと一緒で愛知女子大だよ!よろしくね。」
『はいはーい、よろしくー』
山本「…えっと、私は山本志穂。名徳大学です。少し人見知りでして…んと、よろしくお願いします。」
『はいはーい、よろしくー』
宮本(山本さんカワイイ…てか名徳⁉︎すげえな、国立じゃん。なんで国立出身者がこんなところに来てるんだろう。)
俺と同じ事を思ったのか、森本も名徳と言う言葉に反応した。
森本「えっ名徳⁉︎すごーい!めっちゃ頭いいじゃん!」
山本「えっ、あっ、いやそんな事ないですよ。てか皆さんも中々いい大学じゃないですか。」
謙遜しながら山本はいうが、自己紹介で聞いて思ったが皆さん中々いい大学を出ているようだ。わかりやすくいえばみんな偏差値六十ぐらいの大学をでているのだ。
そしてその中に偏差値35のFランに近い大学の奴が1人いる。それが俺だ。
宮本(ヤベェ、おれ。この中で一番馬鹿じゃん。頼む、俺に話を振らないでくれ。)
そう願ったが、その願いを破るように森本は俺に話を振ってきた。
森本「じゃあ最後は遅こ…じゃなくて、宮本君だね!野球やってたんでしょ?大学どこなの?」
宮本(ねぇ、今遅刻って言おうとしたでしょ?絶対そうでしょ?)
この陽キャめ…余計な事を。仕方ない、野球で分かってくれるといいけど….
「えっと…俺は宮本祥伍。岐阜の絶頂大から来ました。」
『??????????』
一瞬だけ時が止まった。
みんな目で点になっていた。何か確認をとるような事をし、そして森本が苦笑いで俺に問う。
森本「………んーとね、どこなの?そこ。」
宮本(畜生‼︎どうせ俺はFランですよーだ‼︎)
やはり俺の大学は皆知らないようだった。あんなに野球であの大学に貢献したというのにまさかここまで俺の大学はカスなのか。いや、ゴミなのだろうか。
その後俺はいろいろ絶頂大学について彼らに教えてあげたのだが、どういう感じで自分の出身大学を説明したのかは正直覚えていない。
今作者なうで転職しようか考えてる………。




