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ある日の出来事。


「何見てるの?」


放課後。

スマートフォンを見ていたカナに声をかける。

今日の部室は2人で過ごす1日。

アイコ、ナツミ、たまこがよく部室に遊びに来るようになった。

でもそれは昼休みが多い。

放課後はやっぱり自分の部活が優先。

乙女先生は放課後もよく来る。

けど今日は来てない。

きっとお仕事が忙しんだろうって思う。


「この前の合宿の写真を見てたんだよっ!」


言いながらスマートフォンを机に置く。

私にも見やすいように。

画面に写ってるのは4人が全員がいる写真。

セルフタイマーを使って撮影したもの。

うまく行かなくて何度か試したのを覚えてる。


「何だかもう懐かしい気がするね」


合宿をして、年越しをして、お参りをして、始業式……。

もう1月の中旬で合宿から3周間以上。

1月になって寒いのが本格的になってる。

早く春にならないかなって思ってばかりいる。


「そうだねー」


ってカナはにっこりって微笑む。


「何だかあっという間だね」


「うん。楽しかったからね」


言いながらぱっぱって感じで。

カナはスマートフォンの写真を変えていく。

こんな写真があったなーとか。

こういうこともあったよね。

アイコが変な表情になってるっ!

こうやって見てると何だか凄く楽しい!


「でも思うんだけどね」


カナは写真をまた最初の集合写真に戻す。


「どうかしたの?」


「わたし達って写真を写るのがあんまり上手じゃないよね」


「上手じゃない?」


って感じで見てると。


「そう言われてみたらそうだね……」


何だか表情とかポーズ?が固いのかな?

何だかいかにも写真を撮ってるみたいな感じ。

観光地での記念写真っぽい。

私は自分のスマートフォンを取り出して……


「全然違うね」


って出した写真を見ながら思わず呟く。


「何が違うの?」


「あ、これ……」


私は画面に出してた写真……。

バスケット部がバーベキューをしてた時の写真をカナに見せた。

ナツミが真ん中で右にあの背が高い人。

それに左とか後ろには何だか見たことがある人。

ナツミが撮影してるんだって思う。


「何だか本当に楽しそうな写真だね」


「そうだね」


みんな自然にピースとかしてて。

それにみんなくっついてとってて……。

私達のような観光地での記念写真って感じが全然ない。


「こういう風に撮らないといけないんだね」


カナは真剣に写真を見てる。

何だか勉強してるみたい。

こういうところは真面目だなって思う。


「セルフタイマーを使ってる時点で駄目だったんだね」


こんな風にみんなで集まって。

そして真ん中の人がスマートフォンを持って……。


「でも何だか難しそうだね」


カナは言いながら自分のスマートフォンを持つ。

そして自分の方にカメラのレンズを向ける。


「こんな感じかな?」


「そうだね」


まさしく自撮りってやつだった。

私はしたことがない。

きっとカナも初めてだろうって思う。

何だかぎこちない感じがするから。


「いっちゃんも入ってみてっ!」


「うん」


私は立ち上がってカナの横に移動。

すぐ横にいないと駄目だよね……。


「ここらへんかな?」


「もうちょっと近寄って欲しいかも」


もう十分に近づいたつもりだった。

でも。

まだ近づかないと駄目みたい。


「腕が疲れる……」


ってカナが呟く。

なかなかしない体勢だからね。


「手が震えてるけど大丈夫かな?」


「手ぶれ補正とかあるんじゃない?」


「それもそうだね」


私とカナは体がふれあってるぐらいの距離にいる。

こんなに近づくことってあんまりないから。

何だかどきどきしてる。

ナツミ達はもっと近づいてたよね……。

でも全然恥ずかしそうにしてなかったから凄いって思う。


「それじゃ撮るね」


「うん」


そしてぱしゃって音がした。

すぐにカナはスマートフォンを確認。


「どんな感じだった?」


少し離れて私は言った。


「なかなか上手く取れてるよ」


って見せてくれた画面には私とカナが写ってる。


「本当だね」


もちろんナツミ達よりみたいに自然な感じじゃない。

でも初めてにしては上出来だって思う。


「けど思ったよりも難しいね」


言いながらスマートフォンをまた斜め上に。


「2人だからできたけど人数増えると全員を入れるのが大変」


「それに何か恥ずかしいしね」


「うん。アイコさんとか嫌がりそう」


「リア充みたいで嫌って言うって思う」


「そうだねっ!」


でも。

今度一緒にこんな風に写真を撮りたいなって思った。


「わたしはいっちゃんと一緒に撮れて嬉しいっ!」


言いながら嬉しそうにさっきの写真を見てる。

改めて見ると。

ナツミ達のと比べちゃうと。

やっぱり上手には撮れてないって思う。

2人が中央にいないし、少しぶれた感じがあるし。

それにどうしても表情が固くなっちゃう。

でも……。

とっても嬉しそうなカナの表情を見ると。

やっぱりいい写真だよねって思う。


「カナ、その写真を私にも送ってくれない」


「もちろんっ!」


すぐに送られてくる1枚の写真。

今日は何でもない日だけど。

何だか特別な日になったような気がした。


「あとね。カナにお願いが……」


「うんっ! いいよっ!」


ってカナは言う。

まだ私は何も言ってないのに……。


「いっちゃんのお願いなら何でも大丈夫っ!」


「それってどうなの?」


「連帯保証人にだってなるよっ!」


「それはさすがに重すぎるかな……」


よくは知らないけど。

連帯保証人ってなっちゃ駄目なやつだよね……。


「それでお願いって?」


「それはね……」


って私は説明する。

カナの返事は分かってる。

でも何だかドキドキする。

カナを最初に誘いたかったことだから。


「お泊り会なんて行かないわけないよっ!」


そしてカナは私の想像通り言ってくれた。

でも。

それを聞いて私は予想以上に嬉しい気分になった。


……

…………

……………


ある日の出来事。


昼休み。

図書室に行ってたから部室に行くのはいつもより遅かった。

部室はとっても静かで。

だから誰もいないんだろうって思った。

カナはもしかしたら生徒会室に行ってるのかも。

カナはよく生徒会室に行ってる。

生徒会長に呼ばれて。

理由は分からない。

でも何だか準生徒会になってるみたいな感じがする。

今日は1人でお弁当かな。

そう思いながら部室に入ったら……。


「…………」


たまことアイコがいた。

2人は黙ったまま椅子に座っている。

本を読んだり、スマホをいじったりってわけでもなく……。

何だか手持ち無沙汰な感じ。

何だか凄く空気が重い……。


「遅かったわね」


不満そうな表情でアイコは言う。

てっきり私がいると思って来たんだって思った。


「カナは?」


「あの先生にどこかに連れて行かれてたわ」


あの先生は乙女先生のこと。

素直に乙女先生って言えばいいのにって思う。


「そうなんだ」


次の授業の準備の手伝いとかかな?

そう思いながら私は椅子に座った。


「でもこんなに黙ってなくてもよくなかったんじゃない?」


「ごめんなさい……」


私の言葉にたまこが反応した。

アイコに言ったつもりだったんだけど……。


「たまこはあんまりお喋りとか苦手で……」


「うん。大丈夫だよ」


何だかどういう感じだったのか想像できる。

きっとたまこが頑張って話しかけて。

アイコがそれを適当にあしらったのだろうって。


「アイコがもう少し……」


「何よ」


私が言い終える前にアイコが言う。


「アタシが悪いっていうの?」


「悪いっていうかその……」


「アイコさんは悪くないですっ!」


ってたまこは言う。


「たまこがちゃんとお喋りができないのが悪いんです……」


「たまこは悪くないって」


言いながら私はたまこの頭をなでる。

ふわふわしてて何だか癒される。


「何だかアタシと態度が違う気がするんだけど」


「そう? 一緒だと思うけど」


「全然違うわっ!」


「何を怒ってるのよ」


「怒ってないっ!」


明らかに怒ってる。

アイコが怒ってるせいで。

何だかたまこも怖がってる。


「別に仲良くしろっては言わないけど……」


でもこんなに相性が悪いとは思わなかった。

といってもアイコが一方的な感じ何だろうけど。


「たまこはアイコさんと仲良くしたいです」


ってたまこはぼそりと言った。

本当にいい子だなって思う。


「アタシはそんな気は全然ないわ」


「……アイコ。何でそんなに頑ななの?」


「…………」


黙ったっ!

嫌なことがあると黙るのは。

やっぱり愛姫と同じだって思う。

本当に2人は根本的なところで似てるよね。

というのは置いといて。

そんなことより……。

私は2人に伝えたいことがあった。

伝えたいっていうよりお願いしたいこと……。

今、この状況で言うのもどうだろうって思う。

本当は別々に誘った方がいいかもしれない。

でも……。

後で騙されたとか言われても困るし今がいいかもって思った。


「そういえばね。今度お父さんとお母さんが旅行に行くんだ」


「そうなんですねっ! どこですかっ!」


「沖縄だよ」


「いいですねっ! 一回行ってみたいですっ!」


「いっきは行かないの?」


「うん。2人で行って来てって言ってるから」


沖縄旅行は2月中旬。

正確に何日かはよく覚えてない。

飛行機のチケットもホテルも休みもしっかり取れてるみたい。


「だから一泊でいいから泊りに来ない?」


カナはもう誘ってる。

でも人数が増えた方が楽しそうかもしれないって思った。

今のカナならきっと喜んでくれるはず。

……そう考えるとナツミも誘いたくなる。


「一回、お泊り会みたいなのしたかったんだ」


「いいですねっ!」


ってすぐに言ってくれたのはたまこ。

アイコは考えてる……ふりをしてるみたい。


「ぜひ行きたいですっ!」


「ありがとうっ!」


「お料理作りますねっ!」


「本当っ!」


って何だかテンションが上がった。

家でたまこの料理が食べれるなんてっ!


「ありがとうっ!」


「頑張って作りますっ!」


張り切ってたまこは言ってくれる。

本当にいい子っ!

私には勿体ないぐらいって思う。


「アイコも来てくれるよね?」


「……アタシは……」


一方、アイコは渋い表情。

アイコはこういうので一回でいいって言わない。

でも、しっかりお願いすれば……。


「お父さんとお母さんがいないから寂しいんだ」


「でもカナや……その人を呼ぶわけでしょ」


「アイコにも来て欲しい」


「…………」


「合宿の時、すっごく楽しかったからね」


「…………」


「アイコがいないとやっぱり寂しいよ」


「…………」


ぼそりって声がした。

何て言ったのか分からない。


「……聞こえなかったんだけど」


「行ってあげるって言ったのっ!」


「いきなり大きな声出さないでよ」


びっくりして心臓がどきどきする。


「うるさいわねっ! 行ってあげるんだからいいでしょっ!」


「そうだね。凄く嬉しい」


「いっきはアタシがいないと駄目だからねっ!」


「駄目ってわけじゃないけど……」


それだと私がどれだけ駄目人間なのって話になるし。


「いっきはアタシが大好きだもんねっ!」


「またそのやり取りするの?」


何だか定番みたいになってて。

最初は面白がってたけど……少し面倒。

と思ったけどアイコが少し寂しそうな表情を見せたから……


「うん。大好きだよ。家に来てくれるのはすっごく嬉しい」


「本当にしょうがないわねっ!」


アイコが嬉しそうだからいいかなって思う。

好きなのは本当だしね。


「それじゃ日程とか決まったら連絡するから」


「はいっ!」


「分かったわ」


それから時間まで。

のんびりと部室で過ごした。

相変わらずたまことアイコは話をしなかったけど。

後……たまこが何だか私を気にしてるみたいだったけど。


「アタシは体育だから先に行くわ」


「頑張ってね」


「頑張るわけないでしょ」


「だよね」


アイコはナツミとは違うもんねって思った。


「それじゃ私達もいこっか」


「はい」


「どうかしたの?」


何だか元気がない気がした。


「いっくんはアイコさんのことが好きなんですか?」


「ん? 何で?」


「だってさっき……」


「ああ。あれね」


いきなり見たらそう思えるかもね。

もちろん好きなのは好きだけど。


「たまこのことも大好きだよ」


言いながら私はたまこの頭を撫でる。


「ありがとうございますっ!」


たまこは可愛い笑顔を見せてくれた。


「とっても嬉しいですっ!」


「喜んでくれて嬉しい」


「でも……」


ってたまこは呟く。

表情も。

何だか難しい感じに……。


「どうかしたの?」


「ううんっ! 何でもないですっ!」


言いながらたまこは立ち上がった。

私は撫でてた手を離す。


「お泊り会、とっても楽しみですっ!」


「うん。私も楽しみ」


そんな話をしながら私達は部室を出る。

早くその日が来ないかな。

私の胸の中はわくわくでいっぱいになってた。


……

…………

………………


ある日の出来事。


暇だなって思った。

がらんとした部室に一人っきり。

いつもはいてくれるカナ。

でも今日は用事があるって言ってた。

一人じゃ駄目ってわけじゃない。

だけど……。

今日は何だか凄く暇だなって思った。

昼休みにちょうど本を読み終えたせいかもしれない。

スマートフォンを家に忘れたせいかもしれない。

帰ってもよかったんだけど……。

でもそうするのは何だか勿体な気がした。

せっかく学校にはみんながいるんだしね。

どこに行こうかって少し迷って……。

体育館に行くことにした。

ナツミを見に行こうって。

そうえいばナツミが部活をしてるとこを見たことなかったなって。

あとお泊り会を誘うのにちょうどいいかもって。

私は鞄を持って扉へ向かう。

楽しそうに部活してるのかな?

楽しみだなって思った。


……

…………

………………


「あと10本っ!」


「…………」


「ちゃんと飛ぶっ! 腕だけで入れようとしてるよっ!」


「…………」


「それじゃ練習で入れれても意味ないからっ!」


「…………」


「もうばてたのっ! そんなんじゃ試合の終盤で動けなくなるよっ!」


「………」


体育館に入った瞬間。

ナツミの大きくて真剣な声が聞こえた。

何だか圧倒された。

ナツミが部員の人にボールを渡す。

そのボールをシュートして入れる。

を繰り返してる。

単純そうに見えるけど、でもとっても疲れてるみたい。

それに連続でやってるからジャンプ出来なかったりする。

そうするとナツミが大きな声を出して注意してた。

もちろんのほんほんって部活をやってるわけじゃないのは分かってた。


「ラストっ!」


「はいっ!」


でも私の頭の中のナツミ。

いつもにこにこしてて朗らかで……。

だから大きな声で注意したり怒ってる姿を見ると別人に見える。

あんな風に言われたら……。

きっと私なら泣いてしまうかもしれないって思った。

だって凄く怖いし……。

でも。

最後のシュート。

素人の私が見ても綺麗なフォームだった。

ボールは半円を描いて。

まるで導かれるようにゴールへ。

網とかに当たらなかったからほとんど音もしなかった。

ボールが床に落ちる音が嫌に響くぐらいに。


「今の良かったよっ! その感覚を忘れないでねっ!」


言いながらにっこりと微笑む。

いつものナツミの笑顔。

部員の人もそれを見て。

ナツミに褒められて凄く嬉しそう。

そこで私は1人の部員の人と目が合った。

何となく顔を知ってるぐらいの人。

どうしようって思ったけど……。

その人はナツミに声をかけて私の方を指さす。


「あっ!!」


ってナツミは驚いた表情。

私が来たのにびっくりしてるみたい。

そりゃそうだよね。

初めてだし、来るって言ってなかったし。

練習の邪魔になるかな?

そう思ってるとナツミが小走りで駆け寄ってきた。

離れたところでは部員の人達が楽しそうにこっちを見てる。

何か話してるみたいだけど、全然聞こえない。

何だか注目されてるみたいで恥ずかしい……。


「ど、どうかしたのっ!」


驚きが続いてるのかも。

何だか声が上擦ってた。


「カナがいなくて暇だったから見に来たんだ」


「そうなんだねっ!」


「邪魔だったかな?」


「ううんっ! ちょうど休憩中だったんだっ!」


「でもさっき練習してたよね」


「あれは頼まれたから……」


「そうなんだ」


休憩中にあんなに練習するなんて。

とっても真面目な人なんだなって思った。

もちろん、それに付き合うナツミもだけど。


「凄かったね。何だかいつものナツミじゃないみたいだった」


「恥ずかしいところ見られた気がする……」


本当に恥ずかしそうなナツミ。

見られたくない姿ってわけじゃないんだろうけど。

でも何だかその気持ちは分かる気がする。

私も家でぐーたらしてるところはあんまり見られたくないしね。

ちょっと違うかもだけど。


「でも格好良かったよ」


っていうのは素直な感想。

意外な一面ってほどじゃないけど。

新しい姿が見れた気がする。


「本当っ!」


「うん。部活ではいつもあんな感じなの?」


「ずっとって訳じゃないけど」


「凄く真剣なんだね」


「頑張るのって好きだからねっ!」


言いながらにっこりと微笑む。

頑張るのが好き。

何だか凄くナツミっぽい言葉だって思った。

そう言うのが凄く様になってる。


「でも私にはあんな風に怒らないでね」


「当たり前だよっ!」


「そうかな?」


「だって怒るようなこともないしっ!」


「それもそうだね」


「うんっ!」


「あっ……後ね」


「どうかしたの?」


私はお父さんとお母さんが旅行に行くこと。

それと家でお泊り会をすることを伝えた。

カナとアイコとたまこが来ることも。


「お泊り会っ!」


ってナツミは大きな声で言う。

何だかちょっと恥ずかしい……。

最初からこっちに注目してた人達。

ナツミの言葉で何だか少しざわってなってる。


「本当にいいの?」


「うん。ナツミにも来て欲しいから」


でも。

部活とか忙しいかなって思う。


「もちろんナツミが大丈夫ならだけど」


「行くっ!」


食い気味にナツミは言った。


「もちろん行くに決まってるよっ!」


「そう言ってくれると嬉しい」


何だか休憩は終わりっぽい雰囲気。

座ってた人達が立ち上がってる。


「そろそろ練習再開みたいだね」


「だねっ!」


「邪魔になると悪いから私は帰るね」


「……うんっ! お泊り会誘ってくれてありがとう!」


「私もナツミが来てくれるって凄く嬉しい」


「すっごく楽しみにしてるねっ!」


「うん。練習頑張ってね」


「ありがとうっ!」


「またね」


「うんっ! またねっ!」


小さく手を振って。

ナツミはみんなのところに戻っていく。

部員の人達は笑いながらナツミを出迎える。

ナツミはなぜかとっても恥ずかしそうにしてた。

まるでお父さんとかお母さんが見に来たみたいな雰囲気。

バスケットボール部のナツミは私が知らないナツミ。

きっと部員の人達は私が知らない表情をたくさん知ってるって思う。

もちろんその逆もあるんだろうけど。

でも……。

何だか凄く羨ましいなって思った。

やっぱりナツミに怒られるのは嫌だけど。

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