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豆の村②

テイリックさんと豆の栄養について話していた。それにミウさんが気付き、全員の前で話すことになった。


豆が実は栄養があり、詳しくは分からないが女の人には大事な栄養があるよ、というと、多くの女性はやる気になった。他にも、牛乳の代わりに豆乳を使うこともできるし、身体にもいい、豆腐を潰せば離乳食にも使える、と話した。

村長の娘さんは、ミウさんと同い年で、ミウさんが幸せなのが気に食わないのよ、と教えてもらった。

それがあの意味のわからない暴言だったらしい。

そして、私は初めて知ったのだが、ミウさんは結婚していて、お店の店主さんが旦那さんだったらしい。


村長さん宅にとまることになったが、なかなか寝付けなくて、外に出てみた。

夜空に星が綺麗に見えた。

こっちの世界に来て、まだ3日目なんだなぁと、ぼーっとしていた。


「寝られませんか?」

「あ、テイリックさん。そうですねぇ。いろいろ思うことがあって。」


こちらの世界に来た経緯も知っているテイリックさんとは話しやすい。

ミウさんが既婚者だったことや、こっちに来てから

まだ3日目なのに慌てることなく過ごせている自分のこと、月が2つ並んでいること。

でも、夜はやっぱり暗くて星が綺麗で。


テイリックさんはずっと隣にいて、黙って聞いてくれていた。

もとの世界に戻りたい気もするけど、この世界がイヤなわけじゃない。ただ、少し今はちょっと不思議で不安な気持ちがある。

そういうと、テイリックさんはそっと肩を抱いてくれた。

「かえでさんはかえでさんですよ。迷い人がかえでさんでよかったです。」


そのあと、テイリックさんとたわいもない話をした。明日に備えてそろそろ寝れそうなら寝ましょうか、と部屋に送ってもらった。


テイリックさんの優しさに甘えてはいけないと思うものの、その優しさに救われてもいるわけで。

とりあえず、勘違いをして恥ずかしい思いはしないように気をつけることしよう、と決めた。


「おやすみなさい。かえでさん。また明日」

「おやすみなさい。テイリックさん。ありがとうございます。また明日お願いします」







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