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豆の村①

ミウさんから話を聞いたミウさんのお父さんは村長さんと話をした。

私はテイリックさんが一緒なので、村長さんの家にお邪魔することになった。


村の人から一度作って欲しいと頼まれて、私はテイリックさんと一緒に作ることにした。

道具は持ってきていたので、豆を分けてもらい、説明をしながら一通りやってみせた。

豆腐は、ミウさんのお店で調達した調味料をかけて試食してもらった。おからは使い方の説明だけした。


「ちょっと手間だけど、美味しくなるのねぇ」

「でも日持ちはしなさそうね」

「食べやすいし、おかずになるわねぇ」

「作り方は簡単そうよ〜」

「でも、わざわざ作るのもねぇ。」

「そうそう、それにこの機械もいるんでしょう?うちでは無理じゃない?」


予想通りの反応に私もテイリックさんも肩をすくめた。


ミウさんが自分が説得すると言っていたので、見守ることにした。


カスクの町での豆の売れ行き状況を説明した。

このままではこれ以上の売り上げは見込めない、しかし、豆は形を変えれば売れる可能性があること。

それに豆腐もおからもアレンジがいろいろできそうであることを説明した。

そして、材料が豆と水と少しの塩でいいことを説明した。


だが、まだ納得できない人がいた。その人が村長の奥さんと娘さんだ。


「新しいことをして、うまくいかなかった責任は誰がとるのよ。お父さんじゃないでしょうね!!」

「そうよ。どうせミウの店の売り上げでも悪いから、巻き込もうとか考えてるんじゃない?」


「そうだねぇ。でも、私はやっていいと思ってるよ。お前たちはなにを恐れているのか分からないが、今のままだとそのうちみんな身動きが取れなくなる。私はこの村の村長だから、その責任はとるよ。嫌なら離縁してお前たちは出ていくといいよ。お前の実家ならまだ引き受けてくれるんじゃないかい?それにミウはお前たちよりも村のことをかんがえているんじゃないか?私はそう思うよ。」


反対をしている二人を除き、村長とミウさんを中心に話し合いがなされた。






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