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麦の村④

すっかり忘れていた小麦粉を購入した。

なんか新しいものは作れないかと、聞かれ、うどんやホットケーキもどきの作り方を伝えた。パンを作るための小麦もあるらしく、それはパンの村に卸しているらしい。

また、行かないとね。もちろん、権利関係はテイリックさんに改良はみなさんに、丸投げだけど。あ、乾燥させたら売れるかも、配合割合は知らないけど、とも言った。


欲しいものは手に入ったので、次にどこに行くか相談した。おそらく鋳物の村に帰るのは早い、と海辺の村に行くことにした。

ここから馬車を乗り継いで行かないといけないが、海藻があると聞いたので、海苔があるかもと思い行きたくなった。

テイリックさんは快く賛成してくれたので、おじいさんとおばあさんにお礼を言って馬車乗り場に向かった。


「またおいで」


とおばあさんは言ってくれたので私は嬉しかった。

おじいさんは、テイリックさんにがんばれ、と言っていた。

2人に手を振って馬車は出発した。


おじいさんとおばあさんと別れて少し寂しくなった。テイリックさんがそっと肩を抱き寄せてくれた。「そばにいますよ」と言ってくれるテイリックさんの優しさに甘えた。その優しさはズルいと思いながら。


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