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麦の村②

おじいさんはおばあさんと二人暮らしで、亀の獣人さんだそうだ。

早速、米を一緒に炊いた。水加減がちょっと難しいけど、次からは自分たちでも炊けそうだと嬉しそうだった。

テイリックさんは、私が迷い人であることを秘密にするようにお願いしていた。「分かっておる。当たり前だ。」と言ってもらえて安心していた。


炊き上がったご飯をおじいさんとおばあさんは喜んで食べていた。テイリックさんも食べやすい、美味しいと、食べていた。もちろん私もだ。


他に具材を入れて味をつけて炊いても美味しいことや、おにぎりにして、中に具を入れても美味しいことを話した。


夜は炊き込みご飯を作って、明日のお昼におにぎりを持って外で食べることにした。


おばあさんと一緒にご飯の用意をするのは楽しかった。テイリックさんとおじいさんはそんな私を見て、嬉しそうだった。

もらってきていた干物を焼いて炊き込みご飯と食べた。美味しかった。よかった。


夜、いつものように庭で夜空を見ながら話した。

一人暮らしだったから、誰かと作るのはあまりない。おばあちゃんちで食べたことはあっても一緒に作ったことはなかった。だから、ここに来てそれが出来て嬉しかったし、楽しかった。

テイリックさんが一緒にいてくれるから、やってみたい、と思えるんだろうなぁと思う。感謝してもし足りないくらい。 

お米を作ってくれる人が増えるといいなぁと思うけど、こればかりはどうしようもない。


たまに来ておすそ分けしてもらえたら御の字だなぁと思う。


部屋に戻り、寝る前にテイリックさんが心配そうに頭を撫でてくれた。

突然でびっくりしたけど、嬉しかった。

顔、赤くなってないと思うけど、大丈夫だったかな。


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