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海辺の町④

捨てる魚は、他にもあった。カニっぽいものと、エビっぽいもの。

漁場長は、私たちから付かず離れずの位置で捨てる魚置き場についてきた。そして、カニとエビを取ってくれた。


「今度は何がいる?用意するものはなんだ?」


と言ってくれるので、ゆがくためのなべと、ハサミを縛る紐を頼んだ。

説明するとやる、と言ってくれたので、お任せした。

ゆがいた後、子どもたちも興味津々で見ていたので、カニを捌いて脚を分けた。魚醤を少し薄めてつけて食べていた。ぶつ切りにしたエビも同じようにして食べていた。


とりあえず、タコもイカもカニもエビも大きいので、エビフライとか、天ぷらとか、食べたくても言ったら大変なことになりそうなので、後でテイリックさんにこっそり言おうかと思っている。

美味しいものは一緒に旅してるテイリックさんと一緒に食べたいからね。


「他はないのか?」と言われても。

見ただけで魚の種類が分かるわけもなく、ひとまずこれで満足してもらった。


子どもたちは、貝を拾いに来ていたらしい。子どもたちのお手伝いらしい。でも大きい子がたくさん拾うので小さい子はあまり拾えないらしい。

小さい子は綺麗な貝殻を拾ったりして拾えなかった悲しみを紛らわしているようだ。

「ほらみて、こんな風に繋げられたらかわいいと思わない?」

「「「かわいい!」」」

「こんな風に繋げてくれる人いないかなぁ?」

「おねえちゃんに聞いてくる〜」


子どもたちの親が集まってきて説明を求められたので、綺麗に洗って飾りが作れるのなら、これも子どもたちのお手伝いになるのでは?と、そして、売れるのでは?と、答えた。


そして、テイリックさんに頼んでまたまた丸投げした。


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