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海辺の町②

宿に荷物を置いた私たちは、昼食を市場で取ることにした。


見たことのない魚がたくさん並んでいて、あちこちで賑やかな声があふれている。

知っている魚に似ているものもあれば、カラフルな魚や、ものすごく大きな魚など、見ているだけで面白かった。

屋台でテイリックさんおすすめの魚があったので、それをいただいた。

あっさりしていて、身がプリプリで、しかも味がしっかりしていて美味しかった。


魚醤があるようで、獲ったばかりの魚に限り生で食べてもいいらしく、私はそれをいただいた。

魚醤に合う魚らしく、美味しかったのでお代わりをもらうと、テイリックさんはびっくりしていた。

なので、こっそりともとの世界では『刺身』と言ってよく食べていたことを伝えた。

そして、食べるのを躊躇っていたテイリックさんも美味しいと食べていた。


いろいろ食べ歩きをした私たちは海を見に行った。

漁に行っていた船がたくさん帰ってきたらしく、荷下ろしで賑わっていた。


船から降ろした魚を仕分けしていたので見ていると、1箇所にいろいろな魚を投げ入れていた。

話を聞くと捨てる魚だそうだ。ただ、私が食べたい魚も混じっていたので、もらっていいか聞いたところ、漁場長がやってきた。


「こんな捨てる魚を持って行ってどうするつもりだ。何を考えている!」

「食べたい魚があったので調理しようかと。あ、でも、毒があって食べられない、とかだと、いりませんが。それって、分かりますか?」

「「「はぁ?!」」」


テイリックさんは笑って漁場長に説明してくれた。そういうことなら、と欲しいものを言えばその中から取ってくれるというので、とりあえずこれと、これ、というと、若干かな?引かれた。






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