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豆の村④

豆腐と豆乳、おからについては売り方が決まった。それぞれ改良はお任せした。


帰る前にミウさんの実家に挨拶に行った。

私は豆を炒って細かく砕くときな粉になって美味しいよ、とミウさんにこっそり伝えた。他にも醤油とか味噌という調味料も作れることもこっそり伝えた。

ミウさんは私のことを知っているから、実際に存在するかどうか分かるだろうと思ってのことだ。

ただ、調味料については作り方はよく分からない、ということも伝えておいた。

材料としては、豆と塩と麹で味噌ができて、それにさらに小麦を加えることで醤油ができる。でも、作り方も分量も分からない。

豆は水に浸けて蒸し、潰して、麹を混ぜたりして味噌が、醤油は液体状で絞ったら、出来上がると、ざっくりしか分からない。

そもそも麹があるかどうかも分からないので、あれば私は嬉しいなぁ、ということしか伝えられないことがもどかしかった。


麹で困っていたらもしかしたらあれかも、とミウさんのおばあさんが教えてくれた。作ってみないと分からないということで、少しだけ水に浸けた豆を蒸して、その植物の実をまぶし、塩とよく混ぜ合わせた。分量は分からないので適当だ。空気に触れないように密閉して、しばらく様子を見ることにした。

ただ出来上がるのは随分先になるので、とりあえず、私が持っていることにした。

そして、上手く出来そうならミウさんに伝えて改良をお願いすることにした。


帰る時、村長さんに権利をもらってもいいのかと、何度も確認された。私は食べたいだけなので、作ってもらえるなら嬉しいからと、何度も話した。

権利は収入に繋がるため、村の存続にかかってくる。作る側が権利を持つ方がいいに決まっているからと、私からお願いした。

悪用されないようにしっかり権利の登録をするようにと、テイリックさんは言っていた。戻り次第、権利関係に詳しい人を寄越すから勝手に出さないように、と念を押していた。


そして、私はテイリックさんとミウさんと、ミウさんの妹夫婦と一緒にカスクの町に戻った。



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