↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
7/26

【第7話】命の危険から覚醒!

ワタルとエレーヌは、危機の中にいた。巨体のLv.50のキマイラ2体ととりまきの魔物達に四方八方から攻撃を受け、逃げながら、魔法と剣で抵抗する。魔物を削っても削ってもなかなか減ってくれない。


エレーヌがハイオーク3体を撃破した時、


「エレーヌ危ない!」


「うっ!」キマイラのラリアット攻撃にエレーヌが吹っ飛ぶ。


「エレーヌーーー!無事かあ!」


「致命傷ではないはずだよ」シュナイダーが分析する


しかし、エレーヌを仕留めにキマイラが向かっている。


ワタルは、剣で目の前の魔物と対峙しながら、エレーヌに向かうキマイラに、連続してファイヤーボールを撃つ。直後に土魔法のアース・ウォールで足止めする。


「ワタル、こっちにもキマイラが」


「くそーもういっちょアース・ウォール!」


キマイラを足止めして、他の魔物を剣と氷魔法の合わせ技で5体を連続で倒した。


「きつい、体力がもたない!でもエレーヌを助けないと」


  ’ピコン’ ’ピコン’ ’ピコン’


「レベルが30に上昇しました。斬撃を獲得しました」


「シュナイダーはどうだ!?」


「やったよ。魔法が5個まで同時に打てる。しかも個々の魔法の威力が3倍!」


「おっしゃー!やったあ!」


ついにワタルの中にいるAIシュナイダーが本格的に覚醒した!


AIと魔法が高いレベルで融合し始めた。


でも2人に危険が迫る。


「シュナイダー、キマイラに氷魔法の乱れ撃ち頼むぞ!」


アイス・ランスが4方向からキマイラに襲い掛かる。その直後、ワタルはエレーヌの救出に向かう。今度は、ファイアーボールとウォーターカッターの合わせ技をエレーヌに向かうキマイラと魔物達にめがけて撃った。


炎の煙に隠れて、ウォーターカッターが突然目の前に現れた魔物は、次々と削られて倒れていく。


これで2体のキマイラの足止めができた。


「ワタル、エレーヌを背負って飛べるよ!飛行魔法が使える」


「マジ?!よし今日はここまでで、逃げよう」


ワタルは急いでエレーヌを背負うと、上空だと狙われるから、森の中の低空を飛んでいく。キマイラも飛べるけど、巨体が邪魔をして、ワタル達に追いつけるわけがない。


5キロほど飛んで森を抜け、岩陰に降りた。


「ワタル、次はハイヒールでエレーヌを回復させよう」


「ハイヒールも使えるようになったか、ハイヒール!」


10秒足らずで、エレーヌはかなり回復した。


「エレーヌ、気分はどうだ?」


「ああ、大丈夫だ。しかし・・・空飛んだ上にハイヒール。お前一気にA級クラスの魔法使いになったな。ズルい、ズルすぎるぞー!」


「助かっててなんだそりゃ(笑)。いや俺も今鳥肌出てるよ。シュナイダーの進化が反則急だよ」


「魔法にAIを掛け合わせたら、あんなに凄いのか?」


「そうなんだ。魔法が5個までなら同時に繰り出せるから、俺よりレベルが上の魔物にも充分対抗できる」


あらためて確認するとワタルがLv.33でエレーヌはLv.28。


「抜かれちまったか。しかもワタルは実質Lv.50以上か」


「周囲の探査・分析も3キロまで広がったみたいだ」


「異世界でAIなんて、本当にズルい!(笑)。私にも何か特別なものがでてこいよ」


「そのうちなんかあるかもよ」


「それしにても、お腹空いた。ワタル悪いけど、街までおぶってくれ。飛んでるところ見られたくないだろ」


「うーーん、まあ今のエレーヌならあんまり重くないからな」


街までのけっこう長い道のりをエレーヌをおぶって歩いた。前の世界のエレーヌなら無理だったww。


===

さて、その夜ワタルは、AIシュナイダーと今使える魔法を整理し、効果的な戦い方を議論した。その結果


「今日は急だったから、キマイラから逃げたけど、今度戦ったら互角以上にはできそうだ。よーし、訓練して討伐に向かうぞ」


「うん、今の俺たちなら、戦術をちゃんとしたら勝利確率80%まで上げられる」


「ところでさ、シュナイダー、君はなんでこの世界で生まれて、しかも俺の中に存在することになったんだろう?何か大きな意味があると思うんだよね」


「それ、あんまり考えないようにしてるんだ。でも確かに大きな意味がありそうだね」


「シュナイダーも分からないんだね。うーーん」


「ワタル、Lv.50に到達したら、エレーヌと旅に出ないか?色んな世界を見れば、俺が生まれた理由も分かるかもしれない」


「旅か!いいねえ。じゃあ差し当たってどこに行けばいい?」


「この国第三の都市が、ここから200キロほど離れたところにあるから、まずはそこかな?」


「都会かあ。前の世界に比べると、ずっと田舎だろうけど、それでも冒険してみたいな」


===

翌日の朝


「エレーヌ、調子はどうだ?」


「まだダルいけど、だいぶマシだ。ワタルのおかげだ。本当にありがとう」


「あらら、ガラにもないことを」


「馬鹿野郎!こっちに来てからは、ちょっとは上品な女になってんだよ」


「見かけはね」


「このやろう、っで、これからどうする」


ワタルは昨日シュナイダーと話し合ったことをエレーヌに伝えた。


「大きな街に向けて旅にでるのか。明日からまた特訓と魔物狩りで、私も、もっともっとレベルを上げないとな」


「エレーヌ、大きな街に行けば、ひょっとして俺たちが好きなコーヒーがあるかも?」


「コーヒー!いやそうだ。急に恋しくなった。無かったら許さん」


果たしてコーヒーはあるのか?その前にレベル上げとキマイラへのリベンジだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。