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【第3話】街で大きな屈辱からの、新たな能力。しかも唯一無二らしい

真面目にレベル上げしたが、悔しい経験も

森の中に入り、スライムを3匹倒し、大きな木を超えて深く入る。ここまで、はやる気持ちを抑えて超えないようにしてきた。


そこから200mほど進んで、散策していると、いた!ゴブリンだ。


「実際見ると、顔が怖いな」


よだれを垂らして近づいてくる。手には木のコブ付きの武器を持っている。


「身体強化!」


小刀な腰に置き、剣を両手に持って迎え撃つ。ゴブリンのパワーに押されないためにもこっちがいいだろうと考えた。


ゴブリンの攻撃をかわして、一振りでしとめた。


「よし、油断は禁物だけど、俺も強くなってる」


その後2匹のゴブリンを倒して、一気に今日もレベル上げだと気合を入れ直した時、向こうの方にオークが出現した。


「俺が主人公なら強敵に立ち向かう場面。しかし・・・」


「ワタル、こいつとは戦わない方がいい。勝率5%だ」


シュナイダーは冷静且つ即座に分析する。


「だろうね」


ワタルは、一目散に逃げた。情けないが、こんなところで気負って2回目の人生を終わらせたくない。さすがに3回目は無いだろうし。


でも逃げ足は、速い!身体強化の効果をより実感。


「これならオリンピックメダリストぐらいかな?気持ちいいな」


前世は人よりかなり刺激的だったと思う。でもこの異世界は、それを超えてきたなとついついニヤニヤしてしまう。


「ワタル、逃げ帰ったのに、やけに嬉しそうだね」


「怖かったけど、前の世界にはない、緩さがあって楽しいんだよ」


「自分の弱さも楽しむ、いいねえ。これなら無駄に命を落とさずに済みそうだね。ワタルが死んだら俺も消滅するって忘れないでよね」


「そりゃあそうか。2人分の命背負ってしまってるのか」


===

その後1ヶ月経過し、オークと2回目の遭遇。今では、Lv.3と治癒魔法を取得している。

なので、勝負だ!


オークの中でも3mほどの小さめ。それでも大きく感じるし、腕がおお

が太くで長い。


「ワタル、まともに食らって気を失うと、治癒魔法使うまでもなく殺されそうだから、とにかくそれに注意だ」


「OK」


しかし、剣を避けられた後の右フックを食らって吹っ飛ぶ。辛うじて剣の側面で受けて直撃は避けたものの、まるで交通事故のような衝撃。5m近く飛ばされて、頭を打ちつけた。


「いててて。パワーがやばいな」


「ワタル、ここは足をちょっとずつ狙って行こう」


「分かった。足に傷を負わせてからが勝負」


フックを避けて、回り込んで、足首を剣で攻撃。当たった。


痛がるところをもう片方の足にも攻撃。


オークが座り込んだところで、高く飛んで頭にぶっ刺した!


「よし、仕留めた」


===

その後何週間か頑張り、オークの2体目も討伐。


「レベルが3から5に上昇しました」


「よっしゃー。ようやくようやくLv.5。レベルなかなか上がりにくくなってきたけど、一段落だ」


2日後、自分の畑で取れたトマトと一緒に、村の野菜を街に運ぶ係の1人として、初めて街に乗り込む。


アニメで見てきた街の風景そのままだ!野菜を卸した後、街を散策した。バギルさんに言われた裏通りに入らないことを注意した。


お店を見て回って、串に刺した肉を食べ、その後スイーツの店にも立ち寄った。


「お兄さん初めて見るけど、男前だね。この後時間あるかい?」


「あります、あります!」


ついつい、軽く反応してしまう。モテると嬉しい!


その時後ろから


「おい!兄ちゃん」


とドスの聞いた声がして振り返ると、いきなり腹に、重たいパンチ。


「若造の癖に、俺のお気に入りの子に馴れ馴れしいぞ。ファイヤーボールで黒焦げにしてやってもいいんだぞ」


どうやら、ガラの悪い冒険者のようだ。悔しいけど、力の差が歴然としている。でも悔しい!5秒間の間に歯向かうか避けるか葛藤する・・・


「ワタル、抑えろ、かないっこない。悔しいけど今回も逃げよう」


「すみません、調子に乗りました」と言って、走って逃げた。


後ろの方からバカにした笑いが起こってる。


「ちくしょー!もっともっと鍛えて、経験積んで強くなるぞ」


「俺も悔しい!AIが感情に流されるのはダメなんだけど、なんかむしょうに悔しい感じがする」


「シュナイダーがいて良かった。いなかったら、半殺しになってたかもしれない」


「明日から、特訓だね」


===

村に戻り、次の日から特訓メニューを追加した。それは若者3人に頼んで、木刀やクワで同時に攻撃してもらい、木刀で防いだり反撃したりする特訓。


ゴブリンの集団にも果敢に挑んだ。


17歳を迎えた日、さらに森の奥深く入り、ついには山へも入っていく。食料を持参して、3日間山に籠ってとにかく今までに無い魔物を倒すんだ。


オーガやミノタオルスと対峙した。


Lv.6になって、さらに素早く動け、剣も力強さが増した。魔物の動きの予測も容易くなった。


3日間戦い続けると、何発か食らったが、問題無い。

最後にオーガの群れを退治。これは体力もギリギリできつかったが、どうにか乗り切った。


何より、シュナイダーの適確なアドバイスが助かる。


 ’ピコン’ ’ピコン’ ’ピコン’

今までに無い音が脳内で弾ける。


「大きな経験値を獲得しました。レベルが6から10に上昇しました。腕力・脚力が3倍になりました。能力『旅人』を取得しました」


「よし、Lv.10。旅人?旅をする上での一通りのスキルを有した・・か。すぐに役立つもんじゃないな(笑)。でも将来役立つだろう」


「今後山の奥に入る時も役立つはずだよ」


「シュナイダーの能力は変わった?」


「うん。そうだね。100m以内に魔物がいたら、その種類、数、特徴が分かる。それと完璧ではないけど弱点も分かるよ」


「ほう、それは凄い。農業には何か役立つ?」


「もちろん、畑の最適化というか、水や栄養素が足りて無かったら、100m以内にあるものを野菜が吸収できるところまで移動できる」


「マジで!それは、バギルさんに恩返しできそうだ。明日から活躍してくれ!」


次回、ワタルの前世のことをシュナイダーに詳しく教え込んでいく

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