【第2話】AIシュナイダーと「最弱」から、「最短」で「最強」を目指すぞ!
16歳の農夫として、異世界に転生したワタル。異世界でも唯一のAIシュナイダーとともにレベル上げの生活が始まった。
頭の中に、AIシュナイダーという仲間を得たワタル。朝起きて、シュナイダーの存在を確かめる。
「シュナイダー、おはよう!いるよね?」
「おはよう!いるよ。一心同体だからね」
「シュナイダー、俺今は最弱だけど、最短で、最強を目指したい。一緒に頑張ろうな!」
「OK!ワタルが前向きな人で嬉しいよ。俺たち2人で協力していけば、相乗効果が発揮できるはずなんだ」
「いいねえ。早くレベルが10、20・・いや50になりたい!」
「そうだねえ。でもさ、焦って死んじゃったら俺も道ズレだからさ、急ぐけど、慌てず慎重に行こう」
「分かった。俺ももう二度と不幸な死に方はごめんだ。しかも今度は2足り分の命だもんね」
「そうそう」
「と言いつつ、今日はすぐにバギルさんの農作業の手伝いするから」
「じゃあ農作業終わるまで寝てるね、終わったら起こして」
「二度寝のAIか、まあいいさ(笑)」
昼過ぎまでバギルさんのところで、農作業の手伝いをして、森に初の魔物狩りに出かけることにした。
バギルさんからアドバイス。
「ワタル、まずは弱い魔物だけ、そうだな、あの森ではスライムと角うさぎぐらいにするんだぞ。ゴブリンはまだまだ早いぞ。ゴブリンに囲まれるとあっという間に死んじまうぞ」
「分かりました。調子に乗ったら死にますね」
「剣は持ってないんだろ?これ持ってけ、俺が使ってた斧を改良したものだ」
「ありがとうございます。小刀はあったので、2つ持って森に入ります」
いったん自分の土地に戻って、小刀を持つ。
「足の速さを確認しとかないと」
逃げ足がどのぐらいか、その場で走って確認だ。
AIシュナイダーが声をかける
「足の速さは、まあまあじゃないか?当面は攻撃より逃げること重要だね」
「起きたか、攻撃力も防御力も弱いからいつも逃げること考えないとね」
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前世のワタルを触れておく。
小学校に入り、まずハマったのは、格闘ゲーム。その後チームバトルゲームに幅を広げた。小学校3年の時には、父親に頼んで近くの空手道場に通った。単純に格闘ゲームに役立つと思ったからだがww。
ゲームのセンス、空手のセンスともに、そこそこだった。
小学校5年の時に、1つの転機が訪れる。
自分でゲームを作りたくなったのだ。なのでほぼ独学で簡単なプログラミングを習得した。ほぼというのは、近所の高校生に手ほどきを受けたから。
6年生になると、自分の作った格闘ゲームを学校の友達に配って、遊ぶまでになった。
でも残念なことに、女子にはあんまりモテなかった。クラスでは一部のモテるグループ、モテないグループには入らず、その他大勢グループに入っていたからだ。ま、なんせ顔が普通過ぎたのだから仕方ない。
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ワタルは、周囲を注意深く気にしながら、森の中に入っていく。300m先に進んだところで、大きな木があった。
「この木を過ぎて奥に進むとゴブリンが出てくると教えてくれた木がこれだな。当面ここまでとしよう」
と考えているそばから、スライム発見。
「おい、勝負だ」
と、よくわからない声をかけた。スライムがせまってくる。手製の剣で応戦するが、意外に素早くかわされる。
なら、これならどうかな?剣をわざと大きく振って避けたとこを、回転して後ろ回し蹴り!捉えた!スライムは飛び散って消えていった。
「よし、異世界初勝利!」
「ワタル、やったな!」
その後スライム2匹、角うさぎ2匹を仕留めることができた。
「3時間でこれか、なかなか現れないもんだな」
「まあ気長に行こうよワタル。経験経験」
「うん」
それとは別に、猪のような生き物を仕留めた。食べられるかどうか分からないけど、バギルさんに持って行ってみることにした。
暗くなってきたので、そのままバギルさんのところへ。
「戻りました。これ食べられます?」
「おー、初めてでたいしたもんだ。今日の晩飯だ」
自分の取ったもので皆で食事できる、なんかホッとするワタル。
「ところでワタル。お前さん16歳にしちゃーやたらとしっかりしてるが、不思議なヤツだな」
「小さい頃から修羅場くぐってきたのかもしれないですね。覚えていないですけど」
この記憶喪失の設定、いつまでもつかな(-_-;)
3ヶ月ほど経過して、森に入った時、初めて大量の角うさぎに囲まれた。
「ちょっとヤバイかも。でもこれまでの経験をフル活用だ」
剣と小刀の両方を手に持ち、両足の蹴りも、前蹴り、回し蹴り、後ろ回し蹴りを混ぜ、両手両足で次々に仕留めていく。
「かーー俺は生きてるぜーー」
とか叫びながら、30匹以上を攻略した。
’ピコン’
「おーついにきたか!」
「経験値を獲得しました。レベルが1から2に上昇しました」
「能力『身体強化』を獲得しました」
「あらー、1つ上がっただけなんか!でも身体強化はいいぞ。少々の攻撃を受けても怪我しないはず。明日からゴブリンに挑戦かな」
「ワタル、格闘技すごいな。さすが元戦士」
「シュナイダーにも分かった?へへへー」
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次の日の朝バギルさんが訪ねてきた。
「Lv.2に上がったって聞いて、今使っているボロい剣と我が家の最強の剣を交換してやろう。これも古いけどな、しっかり研いでやったぞ」
「えー確かに古そう(笑)」
「やかましい!」
「見ず知らずの俺にここまでしてもらって、本当助かります。ちょっと大きな木の向こうまで行ってみます」
「そうだな。充分気を付けてやれよ」
ところで、この村は15軒しかない本当に小さい村で、野菜やキノコや獣の肉を5キロ離れた街まで売りにいくことで、お金を手に入れ、パンや衣類などを購入しているのだ。
「ワタルがゴブリン退治してくれるようになれば、時々ギルドに依頼するお金が少しは節約できるから助かるな。村の皆で出し合ってるからな」
「なるほど、時々冒険者が来てるんですね。Lv.5に上がったら、記念に街に行きたいです」
「Lv.5でもこの村では最強だぞ。それと野菜が売れて金稼げるようにならないとな。後ゴブリンを倒すと小さいが魔石が出るから、確実に持って帰れよ。後々こずかいぐらいにはなるぞ」
「おー、魔石ですか。頑張ります」
「楽しみになってきた。今日から頑張るぞーー。あっでも調子に乗ったらダメだ。2回目の人生のメリットを活かして慎重に慎重に」
この日も午前中バギルさんの農地で作業を手伝う。朝と昼から自分の農地の世話もして、20分だけ昼寝。さて、ゴブリン狩りだ。
「シュナイダー、ちょこちょこアドバイスよろしく!」
「了解、最速で最強目指して頑張ろう!」
さあ、ここからの展開、楽しみにしてください。




