↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
23/26

【第23話】怒りのワタル&シュナイダー

吹き飛ばされたエレーヌは生きてるのか!

ドラゴンのテイル・アタックをモロに食らって吹き飛ばされたエレーヌを心配して駆け寄るワタル。


「ワタル、まずは皆を安全なところへ運ぼう。トラゴンが再生しようとする今のうちだ」


「分かった」


ワタルもシュナイダーも激高していた。がしかし、一旦運搬の能力で倒れた8人を浮かして、50m以上離れた位置に運ぶ。そして、運びつつ・・・


「エクスプロージョン!!」


火炎魔法をドラゴンの頭の上に落とした。

「どうだあ」


「これで、もう少し時間が稼げる」


「ドルチさん、俺はエレーヌとマンシーさん、レイルさんを回復させるので、他の5人の回復をお願いします」


「分かった。私が気絶するまでやってみる。しかし、あんた本当すごいねえ。まるで勇者だよ」


マンシーとレイルが意識を戻した。エレーヌも無事みたいだ。


「マンシーさん、レイルさん、まだやれますか?」


「もちろんだ。ドラゴンを怒らせた以上もう後戻りはできねえ」


「3人で倒しましょう。マンシーさんすみませんが、正面から風魔法でドラゴンの意識をマンシーさんに向けさせてください」


ドラゴンの回復は、まだ途中といったところ。


「よし弱ってる」


「レイルさん、マンシーさんに気を取られている間に、人生最大の鉄の矢を頭と背中に撃ってください」


「人使いが荒い若造だ。ちょっと待て」


レイルの鉄の矢、それもさっきより大きい矢を2本が頭、2本が背中に刺さる」


「もう一丁」


レイルは少し前に回って、心臓当たりにも2本を打ち込んだ」


その直後、ワタルはドラゴンを大量のツルでグルグルと縛っていく。


その上で、3人で鉄の鎖をさらに深く打ち込む。


苦しむドラゴン。


「お二人は、離れてください」


「エレーヌに酷いことしやがって、これでもくらえ、トール・ハンマー!!」


ワタルが叫んだ直後、天空から巨大な雷の槌が叩きつけられた。雷そのものの威力と、鉄の矢から体内への感電で、バリバリと音を立てて、ドラゴンが倒れた。


実は、シュナイダーがドラゴンの体組織とレイルの鉄の矢の伝導率を瞬時に計算し、内部から黒焦げにする『避雷針戦術』を提案していたのだ。1発目は鉄が浅かったから、2発目は倍の深さまで刺さっていたから、威力が倍増し、身体の奥深くまで感電させた。


息も絶え絶えのドラゴン。


そこへ、回復したギャバニーが現われ、光の剣で首を両断。


「終わったー・・・」


体力を使い果たしたワタルは、視界が狭くなって、倒れた。


====

短い時間だが、増絶な戦いだった。


討伐軍の勝利だ!


エレーヌは意識を取り戻していたが、5人に治癒魔法を施したドルチが意識を失っていた。


そして、レイルの治癒魔法により、ワタルも視界が戻った。


続いて、ドルチも冒険者の治癒魔法で意識が戻った。


皆が、よたよたと倒したドラゴンの前に揃った。


「勝ったぞーーー!」


「やったあ」


「やばかったなあ」


「ドラゴン想定よりずっと強く、すばしこかった」


皆が口々に叫ぶ。そしてその場に座り込む。


レイルが核心に触れる。

「ワタルがいなかったら、全員死んでたな」


ギャバニーも続く

「全くだ。18歳の若造に、おじさんおばさんも命を助けられた。ワタル、お前が最大の功労者だ!」


「いや、疲れました。ギリギリでした」


ドルチが補足する

「気を失った皆をワタルが運んだんだよ。その2人を復活させて見事な反撃。わたしゃあ惚れたよ」


マンシーも興奮して話す

「そうなのか、だから安全なところにいたんだ。それと最後の戦術と指揮、恐れ入った。お前人生何回目なんだ」


「いやー興奮していちかばちかでしたけど、なんか上手くいってしまいました」


===

皆暫く横になって、休んだ後、今日はここでドラゴンの肉を焼いて野営することに決まった。下山する体力も乏しいからだ。


普通に会話できるようになったエレーヌが近寄る。


「ワタル、いやシュナイダー、今回も命を救われた。肝心な時に意識が無くて覚えていないのだが」


「そこはワタルだけでいいのだけどね。それにしても綺麗に飛ばされたたよね」


「うるさい!ドラゴンの尻尾があんなに速く、しかもしなって飛んで来るのが予想外だっただけだよ」


「打ちどころがよくて良かったよ」


「とっさに受け身取ったみたいだしな。それはそうとワタルはレベルアップしたんじゃないか?私もLv.50に到達して、ついに飛行魔法を獲得したぞ」


「そうか良かった。もう重いものを抱えて飛ばなくて済むのか?」


「悪かったな。でも飛べる距離も速度もイマイチだろうから、まだまだおぶって飛んでくれないと困るぞ。それよりお前のレベルは?」


「へへ、Lv.75まで一気に上がったよ」


ここでシュナイダーが口を挟む。

「俺の実体化も1日30分まで延びたよ。でも今実体化して皆に披露するのはやめとくよ(笑)」


「そうだな。ワタルのインチキがバレるしな。ハハハ」


「おっ、いつものエレーヌに戻った。それよりシュナイダー、ドラゴンの効率の良い解体方法と部位の価値を分析してくれないか?」


「OK、それこそがAIの仕事だからね」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。