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【第19話】猫探しと魔物退治

エレーヌは、大の猫好きだった

領主の褒美を貰った日の夜。ワタルは、ベットに就いてからシュナイダーとの確認作業。


「シュナイダー、もう一度本で集めた魔法について教えて」


「了解。潜入捜査に夢中で覚えてないだろうし。まず、魔法の術式は、新たに100以上習得したよ」


「100以上は凄いね。それで使える/使えないがあったよね」


「そうそう。レベル20~30程度の冒険者が使える魔法までしか使えない」


「使えない魔法は、例えばどんなの?」


「一度行った場所にワープできる魔法とか、川を一瞬で凍らせたり、せき止めたりとか、壊れた家や壁を修復するとか?」


「そういった魔法は、俺のレベルと関係ありそうだ。よし、二十歳までにレベル100目指そう!」


「Lv.100は凄いね。よーし、一緒に頑張ろう!」


===

翌日の朝、ワタルとエレーヌはクエストを探しにギルドに向かった。


2人がドアを開けて入ると、騒然となった。どうやら2人の功績が冒険者達にはバレている様子だ。


「お前たち若いのにスゲーな!」「君たちヒーローだぞ!」「俺を仲間にしてくれ」等様々な声がかかった。


そんな中をエレーヌは、ドスドス歩いて行く。ワタルは若干照れながら、謙遜しながら歩く。対照的な2人。


===

クエストは2つを選択。1つは猫探し。エレーヌが大の猫好きで、ワタルもまあまあ好き。


シュナイダーの能力で、街の中をリサーチし、3匹に絞り込んだ。その3匹をワタルの千里眼で見えた1匹は別の猫と判断して、残り2匹を探す。


そうやって、20分で見つけて、その後飼い主の元へ届けた。


「ミーちゃん!どこにいたのーー。あんた達ありがとう、ありがとう!」


「ミーちゃん、良かったな」とエレーヌが得意げ。


「それにしてもこんな早く見つけてくれるなんて、あんた達只者じゃないね」


「そう。只者ではない!」


「エレーヌ、なんだその言い方は(笑)」


飼い主の家には、猫が5匹いて、2人は猫と遊んでもらって、英気を養うことができた。


特にエレーヌは、小さい頃から猫に囲まれて育ったから、戦地でも実家の猫の写真をよく見ていたぐらいだから、本当に幸せな様子だった。


===

続いて近くの森のゴブリンとゴブリンマスターの討伐。ゴブリンマスターがいるために、他の冒険者は避けていた。でも近くに住む村の人達の脅威になっていたのだ。


「エレーヌ、ここは二手に分かれて戦おう。エレーヌが危険かどうかは、シュナイダーが監視する。エレーヌもヤバい時はシュナイダーに語り掛けてくれ」


「分かった。でもヤバくはならないさ。久しぶりに暴れるぞ。『光の剣』も使えるしな」


そう、今回2人は、初めて使う魔法・技を駆使して戦った。


ワタルは、シュナイダーの新魔法の小石を飛ばす『ストーン』とツル植物で身体を拘束する・・・『拘束』等。ネーミングがダサいが、覚えやすさを重視だ。


「シュナイダー威力は大したことないけど、有効な魔法だね。特に拘束は、これから何度も使うことになりそうだ」


「そうだね。ダサいネーミングはそのうち修正するとして、有効なのは間違い無し!」


ゴブリンマスターに対しては、雷魔法『ライトニング・ランス』 を使って仕留めた。


エレーヌは、氷魔法と斬撃でゴブリンを退治し、ゴブリンマスターは『光の剣』で退治した。


このクエストも現地に着いてわずか20分で完了した。


「この大量の魔石、また驚かれるな。すぐにギルドに行かず、ゆっくり戻ろうぜ」


「でもレベルは52と42か、微増だな。仕方ない、もっともっと強い魔物を退治しないと」


===

その後も2人は、魔物退治を続けた。


次回、AIシュナイダーにとんでもないことが起こる!

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