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【第16話】新しい街のギルドで新しい能力に気づく

さあ、新しい街に着いた

パランツという大きな街に着いた。


「まず、冒険者登録だな。俺が一番お勧めの所を案内してやるよ」

馬車の中ですっかり仲良くなったラッシュさんの優しい言葉。


「ありがとうございます。それにしてもでかいですね。さすが3番目の大きな街ですね」


建物の大きさも商店の数も今までも街とは段違い。しかも活気がある。噴水のある広場もあって、より異世界っぽい。


「今までフューロもそれなりに良かったが、ここパランツは規模がでかくて風情もあって、いいところだな?」


「エレーヌもそう思った?うん、その通り。来て良かったよ」


ちょっと大き目の建物に近づいた。


「ここさ、俺のお勧めの冒険者ギルドは。俺は仕事場の打合せに向かうけど、また迎えに来きて、上手い飯屋で驕らしてくれ。宿屋探しもまかしとけ」


「そこまでしてもらわなくても」


「いいさ。あんたらが乗り合わせてなかったら、大怪我してたかもしれないからな。じゃ、また後で」


ワタルとエレーヌはギルドに入った。


受付で、「エレーヌだ。フューロという街で冒険者をやってた。フューロではAランクで、レベルは40だ」


案の定受付嬢が驚く。


「レベル40!ホントですか?このギルドで5番目の実力者になりますが」


「それで、こいつはワタルで、Bランクだが、レベルは50だ」


「だ、誰がですか?」


「いや、俺俺。目の前にいるじゃん」


「まだ子供でしょ?絶対嘘でしょ。それにレベル50は、Aランクの中でも上位で、Sランクの手前ですよ」


「もう18歳ですよ。それに嘘つく意味無いですよね?」


その後実際に測ってみて本当だと分かると、ギルド内は騒然となった。そして、受付嬢に促されて応接室に通された。そこにはギルド長がいた。


「ギルド長のギャバニーだ。驚いたなその若さでレベル50とは、お嬢さんも40だそうだけど、一体どうやって強くなったんだ」


「えーっと」


「私が言うよ。こいつ照れ屋だから。2人で鍛えて、魔物を倒し続けて、レベル50のキマイラ3体とワイバーン2体倒したんだ」


「2人きりでか!魔法は何が使える?」


「こいつは、沢山使える。中級の火、水、氷、風、土、雷に飛行魔法と結界。それと斬撃とシールドとハイヒールも」


「待て待て、若い冒険者でそこまで使えるのは前代未聞だぞ」


「その上にな」


「エレーヌ、俺はそれ以上は無いよ」


「おお」


「まだ何かありそうだが、まあいいや」


「よし、とりあえず2人ともA級で登録する。発行するまで3時間ほどかかるが、どこか行きたいところはあるか?」


「ご飯が美味しいと」


ワタルがエレーヌを制して話す

「俺は、本が読みたいです。図書館ありますか?今まで住んでいた街は図書館も本屋も無かったので。歴史や魔法の本が読みたいんです」


「それならここの地下に本が5百冊ほどあって、歴史と魔法の本もまあまあ有るぞ」


===

2人は図書室にいた。エレーヌは渋々だ。


「シュナイダーは、確か30年分の国の知識はあるって言ったよな。もっともっと知りたいだろう?」


「そうだね。一応ワタルが呼んだ4冊の本の内容は残ってるよ」


「それはいいね。よーし、じゃんじゃん読むぞ」


と本を手にした瞬間のこと。


「ちょっと待って、ワタルが本に触れた瞬間に内容がちょっと分かったよ。試して見たいから、手のひらをしっかり当ててみて」


右手の手の平を当てて「こうか?」


「違うな、今度は、胸に当てて抱きしめてみて」


「えっちょい恥ずかしいな。まあいいか」


ワタルはペットの犬を抱きしめるように本を胸に当ててみた。


「よし、一気に全部読めた!」


「マジか!そんな能力まで。まさに異世界のAIじゃねーか?」


「お前たち、何を騒いでるんだ」


「エレーヌ、シュナイダーのヤツ俺が本を抱きしめたら、中身が全部読めて知識として残るんだと。すげえよ」


「なんと、またしてもそんな卑怯な能力が・・・」


「おい、ズルいから卑怯にステップアップしてるぞ(笑)」


「しかし、俺自身も知識を増やしたいし、どうするかな。そうだ。魔法の本はシュナイダーがどんどん吸収してくれ。歴史とかはシュナイダーが吸収した後、俺が読んでいくから、その間休んでくれ」


「いいやり方だね。OK!」


ワタルは50冊近い本を次から次へと抱きしめる。


「なんか恥ずかしい」


その後、歴史や地理や政治系の本をワタルが5冊ほど読んだ。


エレーヌは、料理の本を2冊パラパラとめくって、その後は居眠り。


そうこうしている間に3時間が経過。


「ワタル、俺だいぶ知識増えたよ。明日からも他の図書館探さないか?」


「まさに生成AIが情報食べまくる段階か。そうしよう」


受付に戻ると、冒険者登録カードが出来上がっていた。ラッシュさんも待っていてくれた。


「ラッシュさんお待たせしました。無事Aランクで登録できました」


「おお、良かったな。腹減ったろう。まず飯屋行こうぜ」


===

ご飯を食べながら、お店の人から気になる話を聞いた。


「最近、なんもかんも値上がりしてしまってね。特に小麦が。後トウモロコシとじゃがいもと香辛料かね」


「驚いたよ。パンなんて俺の村より高い」


「おかしいですね。今の長持ちする食材ばかり値上がりしてる。なんか裏がありそうな」


「ワタル、なんか感じるのか?」


「うん、俺は物の流通を研究してたことがあるのでね」


「兄ちゃん、若いのにそんなもん研究って、また驚いた」


「ええ、なあ暇な時に・・・」


頭の中からシュナイダー

「ワタル、今のごまかし無理があるよ」


「そうだな。まあ明日から調査してみようか?シュナイダーは今どんな範囲の分析できるんだけ?」


「そうそう。半径30キロまで広がってる」


「そうか、俺も千里眼あるし、協力して調査してみよう。読書もやるけど」


エレーヌに話しかける。


「エレーヌ、クエストをこなすまで、今の調査と図書館巡りしたいんだ。街の探索もできるし、いいよね?」


「しょうがねえなあ。5日間だけ付き合うよ。なんか感じるものがあるんだろ?」


株取引で大成功したワタルの知見が活かされる!?

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