第二話 失われた記憶
「なんで...なんでお前達がいるんだよ...!」
その先にいたのは幼なじみの雄吾と妹の一花だった。
「いってててて...よう、裕也」
腰をすすり、裕也に手を振る。
「くっそ...わけがわかんねぇよ...」
頭をかき、混乱する裕也。
「まぁまぁ!落ち着けよ」
こんな状況なのに落ち着けるわけがない。
「はて...?なんのことじゃか、わしには分からんが何があったんじゃ?良ければわしに話してくれんかの?」
この人に言っても何もならない...
言わない方がいいのか...?
「すみません、教えることはできないです」
よく考えれば教えないほうが身の為かも知れない。
「そうかい...すまないね聞こうとしてしまって」
「いえいえ...!状況がこんなんじゃ聞きたくなるのも当然です」
そう、おじいさんはなにも悪くないんだ。
「んん...?」
一花が起きた。
「一花!よかった...怪我はないか?」
裕也は一花の寝ているベットの横に来て心配そうに聞く。
______が...
「だあれ?」
口調が明らかに変わっていた...
そう...一花は記憶が失われてしまった。
「なっ、なにいってんだ一花...お兄ちゃんだよ!お兄ちゃん!」
ははっ...冗談に決まっている...
俺たちは家族じゃないか...
「お、お兄ちゃん...?って誰のこと?」
「じょ、冗談だろ...?」
「わかんない...わかんないよー...私が誰なのかって事も...ぜ、全然わかんないよぉぉぉぉぉ!」
周りに魔法陣が出来て
一花は暴走しだした。
「こ、これはっ!?」
一花が暴走して魔法をはなったということなのか...?
「これはいかん!これは魔物召喚術じゃ!」
魔物が数十匹出てきた。
「魔物召喚術だと?それはやばいのか?」
雄吾は不安そうにおじいさんに質問をする。
「そうじゃな...、魔物召喚術は滅多に使ってる奴はおらんのう...」
魔物召喚術は1万人に1人出来るか出来ないかの魔法術。
使いこなせればどんな魔物も召喚出来るというとんでもない魔法。
「ど、どうすればいい!?」
俺(裕也)は、いざとなってみれば腰が抜けるタイプだ。
だがゲームは違う、俺はゲームだけは才能があった。
でもその先にいるのは妹だ...
やらなきゃいけない...!
「とりあえず時間を稼いでおくれ!」
おじいさんは魔法を唱えようとしていた。
(ま、魔法!?そうか...範囲で仕留めるということか!...よしっ!)
「わかった!」
裕也は逃げ回り、一花を抱え雄吾がいる場所へ向かう。
「おーけーだ!」
準備が完了したおじいさんは魔法を唱える。
「聖なる光...いまここにきたん!シャイニングレイン!」
その威力は半端ではなかった。
魔物の身体も焼け焦げ、灰になっていた。
「すごい...凄いですよ!おじいさん!」
その時の裕也の目は光っていた。
「ふ、ふぅ...流石に老人になったわしには一振りが限界じゃわい」
おじいさんは地べたに座り込んだ。
「小屋が...」
小屋が半壊していた。
「大丈夫じゃ、なんとかなるわい」
手をbとして、笑うおじいさん。
「すみません、こんなことになってしまい」
おじいさんに頭を下げた。
「ええんじゃ、ええんじゃ」
と言い裕也の肩に手を置いた
「おじいさん、頼みなんですが一花を...妹をここにしばらく置いてもらえないでしょうか?」
裕也は一花が心配と思い、おじいさんに頼み込んだ。
「それはいいんじゃが、君はどこかに行くのかね?」
おじいさんは質問をする。
「行き先は決めていませんが、とりあえず何処かに行こうと思っていて」
「そうかい、なら...これを持って行くといい」
裕也へ渡したものは地図だった。
「地図...こんな物を貰っていいのですか?」
地図って貴重なんじゃ?と思ったが
「地図はギルドに行けばもらえるからのう、それに君たちここらへんの街来たことないのじゃろ?」
おじいさんにはその事についてはお見通しだった。
「ありがとうございます!!一花の事お願いします、またここに戻ってきます!!」
おじいさんに礼をした。
「おうよー!元気での〜!」
おじいさんに手を振り、出発した。
「なぁ裕也、あのおっちゃん優しくて強かったな!」
雄吾はおじいさんの真似をしながら歩く。
「ああ、あのおじいさんには感謝してもしきれないよ」
「俺もあのおっちゃんに助けて貰ったからなー、感謝!感謝!」
裕也達は、なぜここにいるのか...この世界を知るべく冒険に出る。
大変投稿が遅くなってしまいました。
次回からは、最低でも週一で投稿をしようと考えております。




