Cp1-1 始まりの朝
見直しも含めてほぼ設定は変更していきます。
まだまだ不定期。
とある晴れた日の朝。
すこしうるさく感じる外から聞こえる声に私は布団から起きた。
時刻は丁度7の字を指す頃。
いつもならもう少し寝ている私も今日ばかりは早く起きている。
『今日から、私の新しい学校が始まるんだ。早く用意しなくちゃね』
大きく背を伸ばしながら、まだ寝ぼけ眼の顔をそっと拭う。
『それにしても懐かしい夢だったなぁ。』
さっきまで見ていた頭にこびりついている夢の内容。
小さい頃に私が見た、きっと世界で一番綺麗な風景。
幻想的、どこか儚く壊れてしまいそうな風景
そんな風景をもう一度見たくて、私はこれから始まる学び舎に通うことに決めた。
その学校は、簡単に言ってしまえば【冒険者を育てる為の学校】
その学校には色々な人がいるって聞いている。
私が冒険者を目指すようになったのはさっき見た夢・・・いや昔一度だけ見たことのある景色をもう一度この目で見たいと思ったからなんだ。
そう、顔と髪を洗い梳かしていると時計が8時を注げる音が鳴る。
『と、そろそろ行かないとね』
身支度を整えた私は、勢いよく外へと駆け出す。
いつもと違って見える、いつもの風景を楽しみながら
私は冒険者学校へと歩き出した。
家からは30分程度の場所にある学校へと行く道のりの途中では
同じ学校に行くであろう生徒たちが歩いていて賑わいを感じさせていた。
『やっぱり、新しいってことはどきどきするよね。』
いつもより少し早く感じるその鼓動を感じながら
ほんのりと顔を紅潮させて走り始める。
・・・そして学校の目の前について私は口にする
『前に来たときも思ってたけど、やっぱり大きいなぁ』
そういいながら下駄箱へと靴をしまい。
私は私が行くはずになっているクラスを確認する。
クラスはA~Fに分かれている。
入学の時点ではランダムに振り分けられていてこの後に始まる入学式。
またその後にある簡単な筆記試験、魔力検査等によってクラスが本格的に確定するらしい。
筆記試験は今で言う国語、算数などがあるらしい。魔力検査ではその名のとおり魔力量の検査それに加えて私に適正のある魔法系統などがわかるらしい。
『筆記試験はいいとして、魔力検査だよねぇ。今からわくわくがとまらないよー』
とクラス名簿を眺めている。
『・・・・・・とあった。私はCクラスね。うんじゃぁゆっくりと向かおうかな』
こうして一先ずはCクラスに私は向かっていく
クラスに着くと私以外にはまだ誰も着ていないようだった。
始業式の開始時間は9時20分から。今の時刻は8時40分ぐらい。
これから先生が来て挨拶があるだろうから、もうそろそろ他の子達も来るのかな。
なんて考えていると、一人また一人とクラスへと人が集まりだす。
そんな風景をボーっと見ながらすごしていると、きっと先生なんだろうなって人が教室へと入ってくる。
『さて、お前ら―適当に席に着けー。これから式の会場へと行くが、その前に人数の 確認だ。わかったらいったん席に座れー』
と、どこかダルそうな口調のまま私たちに告げる。
目線と手を使って人数の確認をしていく先生。
確認が終わるとまた口を開いた。
『よし、全員いるみたいだな。じゃぁ早速行くぞ。あぁ、そうそう式の後は一旦こ の教室に帰ってくるからな、午後の予定の説明があるからな。荷物を置いていき たいやつは置いていけ』
そういいながら行くぞーと先生はドアを開けて始業式の会場へと私たちを案内し始める。
式の会場に着くと、別のクラスであろう子達も続々と到着しているようだった。
なかなか、緊張するような雰囲気の中周りには大勢の先生が立っていて余計に緊張感を感じさせている。
『んー。私はこうゆう雰囲気あんまり好きじゃないんだけどなぁ』
と愚痴をこぼしては見るものの、避けられる物でもない為観念する。
全員が集まったという所で始業式が始まる。
『さて、まずはこの学校の校長の話からだ。よく聞いておくように』
と、私たちを案内した先生が告げる。
そして、紹介された校長が壇上に立ち言葉を紡ぐ。
『まずは、この学校に入学してくれた事に感謝しよう。君たちがこれからこの学校 で学ぶ事は今後冒険者として生きていく為の必要な知恵だ。時には戦闘になる 事もある危険な生業だ。その事は重々承知していて欲しい。』
と、どこか威厳を感じさせる振る舞いで私たちに語り始める。
『時には命を落とす人もいるだろう。そんな事を防ぐ為にこの学校があると思っ てくれてもいいが現実は時に残酷だ。私たちが出来る限りの知恵を生きる術を 教えていくつもりだ。ここからの3年間を大事に過ごしてほしい。私からは以上 だ。』
十数分になるだろうか。先生の話が終わると途端に疲れが溜まってくる。
それから更に何人かの先生や生徒会長といった人の話が続いた後に始業式は終わりとなり、私たちは教室へともどって来ていた。
『あー、やっぱり疲れるよぅ。』
と席にもたれかかるように私は倦怠感をあらわにする。
『もう少し、砕けててもいいと思うのになぁ』
と、ぼやく。
そんな事をしていると先生が、告げるように口を開く。
『じゃぁ、これからの説明をするぞ。と言いたい所だがまずは私の名前を言ってお こう。私はアルトだ。覚えておいてくれ。』
と先生が言う。更に続けて。
『お前たちの自己紹介もしたいところだがまだ、クラスは仮の状態だからまだいい だろう。午後の説明を始めるぞ。午後に行うのはまずは筆記試験だ。時間は60 分全ての科目を合わせた総合科目になっているから気を抜くなよ。その後は休 憩を挟んで魔力検査、属性検査だ。他のものは後日またあるから気にしないでく れ。始業式が始まって学校が始まったとは言うが、ここから試験がおわると一週 間程度の休みの後にクラスが決まる。そこからが学校の始まりだからな。』
と爽やかに先生が言葉を言うと、周りの皆の顔がどこか嫌そうな顔に染まってい る。まぁ、もちろん私も嫌なんだけどね。
たはは、と苦笑いしながらも説明を聞いているとお昼休憩への運びとなった。
『んー、とりあえずは午後に備えようかな』
と軽くサンドイッチなどをつまんで今までの勉強の復習を開始する。
そこから少し時間がたつと先生がやってきた。
『さて、ではそろそろ始めようか』
と、解答用紙などが配られて試験が開始する。
試験中は周りからは苦悶の声だったり悩んでいるような声が聞こえるが、気に せず私は問題をとき進める。
『うん、これぐらいなら大丈夫かな』と心の中で呟きながら答案を埋め、見直 しを2度ほど行ったところで試験が終了となった。
思わず背伸びをすると、周りからは溜息や笑い声などが聞こえてくる。
『よし集め終わったな。あーお前ら静かにしろーこれから場所を移して魔力検 査だすぐに行くからついて来い。』
と先生は言い歩き出すので着いていく。
やってきたのは先ほど始業式を行った体育館のようなところだった。
『じゃぁ、ここから魔力検査を始めるからな。順番に並んでおけよ』
と先生が言う為、一人ずつ整列し場所へと並び始めた。
時間を待っている間に魔力検査、属性検査の概要を読み始める。
大雑把に説明すると
【魔力量は人によって異なる。水晶玉のようなものを使ってこれから魔力の量をまずは測る。平均にあらわすと人一人の魔力量が約1200 下限が500程。上限は未確認だが、最高だとエルフ族が100万という数字を確認したことがあるらしい。
魔力量の選定は簡単水晶玉に手を添えるだけという事。】
以上が大雑把に言う魔力量の確認の仕方らしい。
続けて属性検査の概要を読み始める
こちらも大雑把になるが説明すると
【まず人によって得手不得手があるということ。
属性は原則7つの属性に分かれている。火.水.風.土.光.闇.癒。
名前の通りである。そこから更に派生があるらしいが今は気にしなくていいで しょうきっと。
そして極稀にこの7つの属性から外れる人がいるらしい。その人につけられる属 性は固有属性 となるらしい。
閲覧所によると過去のユニーク使用者には時間を操る者.召喚魔術といった物が あったらしい。】
まぁ、あまり気にしなくていいものかもしれない。
だって、私にはあまり関係なさそうだからね。うん。
と呼んでいる間に私の番が来たようだ。
担当の先生が『気を楽にして水晶に手を置いて』と私に促す
私はそっと手を置くと。水晶玉に数値が浮かび上がり上昇していく。
その数値は急激に加速しとどまる様子を見せなかった。
だんだんと加速していく数値が10万の数値を超えると音を立てて数値が消え る。
『え・・・?』と私が驚いていると先生も困惑したように『もう手を置いてく れるかい』と言う為、もう一度手を置くがやはり結果は同じで10万を超えると数 値そのものが消えてしまっていた。
その様子に担当の先生は驚きながら『測定不能・・・』と呟く。
どうやらここの水晶玉では10万が限度の様子
少し間をおいて『君の魔力量の測定は後日行おう。次に属性だ』
と別の水晶玉を取り出し私に言う。
『先ほど同じだよ。もう何があっても驚かないから大丈夫。手を置いて』
と、先ほどと同じように私が水晶玉に手を置くと、とたんに水晶玉は点滅し始め る。『その光が落ち着く頃には色が着いているはずさ安心して』と先生が告げ た。
数十秒すると光は収まったが水晶玉に色は着かず、しかし開始する前より明らか に透き通り周りの景色を透過していた。
その変化を見た先生は、やはりな
といった表情を浮かべ私に告げる。
『君の属性は固有属性だな。詳しく調べるにはこの学校では無理だから試験の 後の休みの間、君にはこの国最大の冒険者ギルドへと来てもらうことになる』
と告げた。
その言葉に私は一瞬我を忘れ。
次の瞬間には叫んでいた。
『えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』
忘れもしない始まりの朝
これが、私にとっての新たな場所での新しい始まりだった。
見にくい場所もあるかもしれませんが、よろしくお願いします~




