第23話今後やる事
続きはカクヨムに同じタイトルで投稿されているので少しでも興味があったら読みに来てください
「仕事行く。」
…………。
……仕事って、まさかだよな?
「えっと、仕事って……?」
「暗殺。」
うん、ですよね。
知ってた。
あー……。
止められるなら止めたい。
でも、それはひよりの人生だ。
ひよりが人を殺すのを止めたとして、その後はどうする?
俺は、ひよりの人生に責任を持てるのか?
…………。
…………でも、これ以上ひよりに手を汚してほしくはない。
……一回、聞いてみよう。
「ひよりは、暗殺者の仕事って嫌じゃないのか?」
「……? 考えたことがない。」
考えたことがない?
「いつから暗殺者をやってるんだ?」
「十歳。」
………!?
……十歳。
……なんで?
――いや、前に言ってたな。
やらないと殺される、だったか。
「…………。」
「俺と一緒に逃げないか?」
「無理。殺される。」
「俺なら君を守れる。」
「……無理。」
「なんでだ?」
「貴方じゃ神鬼には勝てない。」
「し、神鬼? なんだそれ?」
「最強の殺し屋。」
…………。
神鬼。
最強の殺し屋。
「私は最強の暗殺者。」
…………。
最強の暗殺者。
「でも、私は神鬼には勝てない。」
「そうか。」
最強の殺し屋。
神鬼。
最強の暗殺者。
やばい。
厨二心がくすぐられる。
……って、厨二心をくすぐられてる場合じゃない。
「そう。だから無理。」
今の俺じゃ無理ってだけだろ?
なら、強くなればいいだけだ。
「なら、その神鬼ってやつを倒せば、ひよりは暗殺者をやめられるんだな?」
「そう。だけど無理。絶対勝てない。」
「なら俺が強くなればいい。」
ひよりは恩人だ。
恩人が困っているなら、助ける。
それだけだ。
「……勝手にすればいい。」
「とりあえず、今日の仕事からついていく。いいよな、ひより?」
「……わかった。」
ふぅー。
「じゃあ、これ使っていい。」
ひよりが何かを俺に差し出してきた。
「………!? これって!」
渡されたのは拳銃だった。
「ついてくるなら手伝ってもらう。」
「…………。わかった。」
銃は使わない。
なら――。
それ以外の方法で、相手を無力化するしかない。




