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イラスト部 探偵で答え合わせ

イラスト部ルールその参拾肆 何事もミスを見逃してはいけない

「確かにその通りなんだけど………なんだけどなぁ………」




「何のことよ。」

木村はイラついたように言う。

「確かに意味が分からないな。同じようなことってどんなことだよ。」

「…………『あの子はあの子は狙われやすい状況だったんじゃないの?』」

「それのどこがおかしいの?」

意味が分からないとでもいうように中井は首をひねる。

「第一そんなことだったら光君も言ってるよ?!」

信じられないとでもいうように声を荒げる。

「んだよ、それ!!俺が犯人の可能性があるとでも言いてぇのかよ!!」

加山が夢田に詰め寄る。

「ただ同じようなこと言ってるって言っただけじゃん!」

「…………光と彩じゃ大きな違いがある。」

全員がまた福谷の方を見る。

全員が次の言葉を待つ。

「…………光はドアの音が聞こえた。」

「ああ。」

「…………ねえ彩あなたはどうしてわかったの?…………狙われやすい状況なんて。」

「ハア?そんなの・・・・・・っ。」

目に見えて顔色が変わる。

「…………分かる訳ないよね。…………部屋隣でも何でもないのにさ。」

「彩先輩にしては単純なミス。ですけど、おかしいミスでもあるんです。

どうなんですか、彩先輩。」


ーーーーーーーーーーーーーーーー


「じゃ、答え合わせってとこかしらね。」

息をゆっくりと吐く。息つまりそうなくらい緊張すんだよな、あの空間の時って。全員が全員負けんの嫌だからどんな些細なミスも見逃さまいとするし。しかも何なんだよ、全員演技上手いし!!

「じゃあまずは、探偵役は里果。警察は夏希。ここまでは絶対よね。」

「ん。」

「じゃ、犯人。手を挙げましょうか。」

俺は素直に手を挙げる・・・・・

『は、はぁぁぁぁああああ?!』

「な、何だよ。」

いきなりほぼ全員が叫んだからとっさに耳をふさぐ。

「ひ、光君が?!」

「ああ。」

いや一番最初に見たときは焦ったし、ついついドアの音なんて聞いてないって言った時はやばいと思った。いや、マジで部屋割りに感謝。

「…………じゃ、彩は?」

「共犯者。いやー、とっさに言ってみた言葉だったんだけど上手くいって良かったぁ。」

「…………おかしいとは思った。…………彩がそんな単純なミスするとは思えないから。」

「あはは、買い被りだよ。私だってミスするときはするよ。」

「見たこと、ないけど?」

「やだなちーちゃん、完璧な人間なんていないんだよ?」

コクコクと焦ったように頷く、薄波先輩。脅してんじゃねーよ…………

「んー、じゃあ私たちの勝ちだね。」

「だな。」

よっしゃ、久しぶりに勝ち抜けた!!つまり罰ゲームをしなくても良いってことだ。

「光君、喜びが顔にあふれ出てるよ。」

「ん、何か月ぶり?」

「…………約半年?」

「そんなにじゃねぇよ!!・・・ねぇよな?」

『自信ないのかよ!!』

あるわけねぇじゃん、そんなの。自分でもはっきり覚えてねぇんだから多分少なくとも、一年が入って来てからは勝ってないから………約3か月は勝ってないのか………長いな、うん。

「じゃ、罰ゲームね。

体育祭も近いことだし………うん、慣れないとね?」

その時の笑顔はある意味輝いていた。

とても、黒い気がしたのは俺だけではないはずだ……………多分。



勝者 ・木村 彩 ・加山 光

敗者 ・福谷 里果 ・薄波 知加 ・夢田 彩夏 ・八神 夏希 ・中井 未耶香

またまた遅くなりました、申し訳ありません。

今度こそ今度こそと思いつつ………次こそ頑張ります………。

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