イラスト部 七ならべ特別ルール
イラスト部ルールその弐拾伍 イラスト部特別ルールには気を付けて
「俺のせいでそんなの作らせて悪いな。」
「さてなっちんのアイディアにより七ならべになったわ!!」
「イェーイ!!」
「皆テンション低いわよ。」
「………彩たちのテンションが高すぎる。」
「ん。」
結局俺の願いも空しくゲームが決まってしまったイラスト部。何だか異様に二人のテンションが高い。そんなに遊びたかったのかよ、この人たちは。
「で、誰が配るんですか?」
「くばらなきゃはじまらないよ?」
「え?あやだよ。」
何を言っているのかという風に見る夢田。そして何もないように受け取る木村先輩。
「はいはい、配るわよー。」
基本的にこの部活でトランプゲームなど配らなければいけないゲーム・・・ディーラーとか呼ばれる類いのものは大抵木村先輩がやる。まあ、ディーラーなどと言ってもただの配る役みたいなもので本当のやつとはまあほど遠いともいえる。木村先輩がやるようになった理由はただ一つ。
上手いから。
配るのに上手いもくそもあるかと思ったやつババ抜きのときを見ろ、それで全てが分かる。
「よし、さあ七を出してね。」
あ、やっぱりか七がない。諦めてるからいいけどな。
「………彩イラスト部での特別ルール話してない。」
「あ、そっか。七持ってる人出すの待ってね。イラスト部では何個か特別なルールを決めてるゲームが有ってね、七ならべもその中の一つなのよ。」
「特別なルールですか?」
「ええ。この部にはとても運の悪い人と運のいい人が一緒になってるからね。」
「………頭も良い人もいるから。」
「ま、言っちゃえば運の悪い人の救済処置みたいなものだよねっ。」
いちいち「運の悪い人」ってとこで俺を見なくてもいいから。分かってるから皆、俺の運が最悪だってことくらい。だから傷口をえぐって塩を塗り込むのはやめてくれますかね。
「まあ、そのゲームによって特別ルールはいろいろあるんだけど、まあそれはその都度その都度話すとして・・・今回は七ならべでのルールなんだけどね。
・パスは無制限
そうでもしないとすぐに負ける人がいるからね。
・出せるものがあればきちんと出す。
あるのにパスをしたら罰ゲームになるから気を付けてね。それにこうでもしないと出せない人が出てきちゃうからね。
ま、こんなところかな?」
「了解です。」
「わかった。」
だが悪いな、俺のせいで新しいルールを作らせてな。
この人たちは気にしてないみたいだが。
「じゃ、やり始めよっか。」
そう言って始まったんだが………
「よしこれで七全部そろったねっ。」
「そろったねっ。じゃねぇよ!!お前が全部持ってたんじゃねぇか!!」
「うんそだよ!」
「・・・さすがあーちゃん。」
そう、4枚の七を全て持っていたのは夢田。
俺なんてまたすぐに出せるもの自体少ないっていうのに。
「ま、まあ出たんですし始めましょうか。」
さてとどれからだすかね。




