第56話 【TH】
屋敷に戻るとマフィスが「え?早くない?」と声をかけてきた。
「いや、ワンパンだったよ」
「え?そんな、ワンパンでできるものなの?アイツらって…?俺も昔戦ったことあったけど、小指にすら勝てなかったのに?」
「ちなみにレベル103いっちゃった」
「what!?!?おいおい、人間の限界は100のはずだろ?」
「俺の成長速度的に一体倒したら100万体倒したことになるから…それのせいかなぁ」
「100が限界なんじゃなくて、100に大きな壁があるのか。これ世界に発表したら、とんでもないことになるぞ?」
「まぁまぁとりあえず、じゃあな」
俺は自分の部屋に戻り、第二停滞用SoftCapから解放された固有スキルを開いた。
この前はMMLに到達したところで終わったんだっけか?
Hyperion holeとかいう新しいのを進めていくか。説明はこんな感じだ。
**Hyperion Hole:**
Hyperion Hole(HH)とは、50HSに到達した際にアンロックされる要素である。これは3つのリソースから3つの要素を強化するものである。
1つ目:Black hole
毎秒1Black holeを生成し、所持しているBlack holeに応じてMMLに加算をする。アップグレードは以下の通りである。
Upg#1:生成量(Black hole)に+1加算
Upg#2:Upg#1の効果量に+×1乗算
Upg#3:Upg#2の効果量に+^1累乗
コストスケールは#1〜#2はそこまでだが#3は激しい。
2つ目:White hole
毎秒1White holeを生成し、所持しているWhite holeに応じてDUPのコストスケーリングを^(1/x)する。アップグレードの概要はBlack holeと同じである。
3つ目:Warp hole
毎秒1Warp holeを生成し、所持しているWarp holeに応じてDPを累乗する。アップグレードの概要はBlack holeと同じである。
上記3つは合わせてThree Hole(TH)と呼ばれ、それぞれの生産量はTHPower(THP)と呼ばれる。
見た感じ強さ的にはBlack hole>Warp hole>White holeって感じかな。これを地道に進めていく感じか、急いでやるもんじゃないね。
全て同じペースで生産していくから、同じタイミングで全てのTHのアップグレードを買うだけで凄まじいスピードで強くなるな。
見た感じこれ以降のアップグレードはなさそうだし…遂に次のリセットレイヤーか。
勇者召喚までの1週間、俺はこのTHを地道に進め、上昇した成長倍率を活かして、今持っているスキルのレベルの底上げ&新しい取れそうなスキルを出来る限り取得していった。
そしてついに勇者召喚の日が到来した。




