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第52話 【マフィス】

マフィスがいつもいるバルガスト山に早速行った。マフィスはどんな反応するかな〜


「おーい!マフィス!!」


小屋の奥からガタガタという音を立てて、ホコリを少し被ったマフィスが現れた。


「なんだぁ?政宗」


「その調子だと知らなさそうだな、俺実はワンドさん超えたぞ!」


「嘘つけぇ〜流石に俺の見込みでも後5年はかかると思うぞ?」


マフィスが疑惑の目でこちらを見てくる。


「ちなみにワンドさんは死んだよ。」


「は?え?そ、そうなの?」


こっちのほうが驚いているな。まぁ嘘かもしれない発言よりも、あのワンドさんが死ぬ?という驚きのほうが強いのかもしれない…


「ワンドさんは四天王の一人であるクリスクさんを殺した戦斧の魔神シルバと相打ちでサザンドラ森を消し飛ばす威力の技を放って命尽きたんだ…」


「なるほど…クリスクの仇は間接的には撃てたが、ワンドさんが死ぬとは…それで、お前がその亡きワンドさんを超えたというのはなぜ?」


「要塞都市奪還後に襲いに来た軍隊の隊長をやってた悪魔を倒したからだよ。その悪魔いわくシルバよりは強いとのことだったから」


「ホントかなぁ〜あのワンドを超えるとは信じがたい。ほれ、一発あそこの岩に向かってパンチ打ってみろよ」


そう言うとマフィスは小屋と庭園の真横にあった高さ10mほどの巨岩を指さした。なぜこんな巨岩がここにあるんだ?この前は無かったはずなのに。


「わかった。」


俺は軽く巨岩を殴った。巨岩は細かいブロック状に分解され周囲に吹き飛び、余波で後方の木々を25m程消し飛ばした。


「あ……が……」


マフィスは空いた口が閉まらなかった。顎でも外れたのだろうか?


「大丈夫か?」


「い、いや、驚きすぎただけだ…ていうか何だ?その威力…ほんとにワンドを超えた??」


「だから、そう言ってるじゃん!まぁ、その話はいいとして…王様から土地と屋敷も貰ったぞ」


「!?!?!?」


驚いているマフィスを見ながら俺は愉悦に浸っていると、マフィスはゴマすりをするようにこちらに来て「政宗様、そちらの屋敷に私も住まわせてください」と申し出たのだ。


「え?今の住まいがあるじゃない」


「いえいえ、実は今私この家と土地、庭園を作るための色々を買いお金の貯金が尽きかけていましてね、餓死しそうなんですよ。」


「いや、まぁ別にいいよ。マフィスには色々と助けてもらったし…」


「よっしゃぁぁぁぁ!あっぶねぇえぇぇ」


喜んでくれて何よりだ。これで貸しは返せたかな?


「明日、俺の屋敷を見に来るけどマフィスも来るか?」


「うんうんうんうん!」


マフィスが激しく頭を上下に振る。


「じゃあ明日馬車を手配して屋敷に向かうから、ついでにこっちにも寄るよ。じゃあばいばい!」


俺はそうして、マフィスと別れ王都のバカ高い宿に一泊だけした。いや、ゼニーは色々あったから沢山あるけど一泊5万ゼニーって何やねん。日本円にしたら60万円だぞ?

アホやろ、こんなん。

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