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第133話 【一段上の世界】

翌日、俺はいつにもまして早起きし冒険者ギルドへと向かった。そうなぜならば!比較的簡単な下級クエストを誰よりも早く奪い取って独占するためだ!


朝4:00か5:00か…どっちかわからないが、相当早くから俺は冒険者ギルドの目の前に辿り着いた。

ただ、まだ営業時間外なため冒険者ギルドは閉まったままだった。

俺は冒険者ギルドが開く8:00まで目の前で待機することにした。


「思った以上に早かったかも…」



そして、朝8:00。冒険者ギルドの周りには何人かが既に待機している。

俺は冒険者ギルドが開いたと同時に中へ駆け走り、二階に登り掲示板の前に立った。


「ど、れ、に、し、よ、う、か、な」


昨日は下級クエストの中だと回復薬の採取など、少し外に出ないといけないクエストばっか残っていたが…スライム討伐!コーンラビット討伐!そして出来るか分からないがゴブリン討伐まである!


俺は全部取るのは申し訳なく感じた為、コーンラビットのクエストを2つ…スライムのクエストを1つ引き剥がした。


「え〜と…内容は?」


"錬金用にコーンラビットの魔石10個、報酬30グラハム、16Exp"


"エネルギー変換用にコーンラビットの魔石100個、報酬300グラハム、40Exp"


"ゴーレム動作用にスライムの魔石300個、報酬320グラハム、35Exp"


一番最後のスライムのやつだけ、今日中に終わるか不安だな。一応期間は書かれてないから、明日にでも終わらそうと思うのだが…


俺は早速、マナティール迷宮の方へ向かい一層目で最初にコーンラビットを狩りまくった。


「10匹目達成!」


合計で狩らないといけないコーンラビットの数は110体。昨日の数を考えれば余裕なのだが、スライムの追加で狩らなければならないので、急がなければ


そうして黙々と狩り続けて3時間が経過しただろうか?ようやく110体狩ることに成功した。


「次はスライムを狩らなければ」


俺は颯爽とスライム狩りにチェンジした。

そして5時間後、特に何の異常事態もなくスライムを200匹狩ることが出来た。


「やっぱ…一日に倒せるモンスターの数に上限値があるな。これからはもっとモンスターの質を上げないと」


俺はそう思いながらも冒険者ギルドのほうへ戻りコーンラビットの方のクエストを完了させた為、魔石を納品した

これで330グラハムと56Exp獲得!


俺は銀箱の裏庭に戻り、今度は自分の上限値を上げるべく再度瞑想した



情報の大海の綺麗な海が目の前に広がった。


「ここで次にやることは情報の深宇宙に到達することだよな」


俺はメタ的表現法にて情報の深宇宙を抽象化させ本質からかけ離れた影ですらないゴミとして語った。


そして、また抽象層に登るのだが…最近抽象層を登るスピードが落ちているような気がする。これをどうにかせねばならん


「抽象層の強みは段階的に本質に辿り着けること。一気に辿り着こうものなら明らかに途中で存在否定される…」


そして、この段階的というのは成長にも当てはめることができる。つまりだ……


「俺の固有スキルを進めればいいのか?」


最近もう要らないと思い出すほどにいじっていなかった固有スキルがこんな所でも干渉してくるとは…


「まず、1段階登ってから固有スキルを進めるか」


俺は抽象層を進めるにつれ、先程までいた情報の大海がより小さく…より形而上学的存在からテキストとなっていくのを感じ取った。


ちゃぽん


そして、俺は先程の情報の大海より遥か上の上位の情報の大海に出現した。

情報の大海がただの文字列としてそこら辺の海に浮かんでいるだけでなく、下位の情報の大海内に存在し得なかった概念達も浮かび、賢治は説明していなかったが独自のオリジナルな文字列が無限に存在していた。


原子〜情報の大海で一つ論理構造を駆け上がる程度だったのが、この一段階で既に語り得ない/知り得ない/認識できない/理解できない/表現できない/完全なる外…そして情報の大海では絶対的に考えられない知性、定理、数学、量子力学、物理学、哲学、形而上学、形而下学、政治、精神、心理…それらすべてを総括する概念が存在する。そして、それら全ては情報の大海から見るとM(上位の情報の大海)となり、それは情報の大海という論理構造が理解し得る、語り得る存在として投影された本質からかけ離れた存在ということを意味する。これらのことから情報の大海とより上位の情報の大海の間には明確な論理の超越性が生じる



「よし、じゃあ瞑想を一旦終わりにして固有スキルを進めますかね」


俺は通常の世界へと戻った

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