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第114話 【大地】

何なんだ。ここは…

暗いし少し重い…周りのものはサラサラしているな


俺が周囲に被さっている物をどかし、寝そべっている状態から起き上がるとそこは砂漠だった。


「うっ、太陽が眩しいな」


俺は最初に他領域に来たことによる自分自身の異常がないかどうか確認した。


「特になさそうか…」


俺は立ち上がり、体中についた砂をはたき落とし服のなかに入った砂も全て風魔法によって取り出した。


「別領域の最初の舞台が砂漠か」


まぁ別領域だから最初から宇宙空間とかの可能性もあるからそれよりかはマシなスタートだろうな。

というか、この砂漠には特に何もないが天空に巨大な建造物?が浮かんでいるし空には太陽が無数にあるな。しかも地平線の果てにはうっすらと塔がある…なんなんだこの世界。


すると、後ろから真っ白で赤の目を持つウサギがぴょこぴょこと跳ねてこちら側に近づいてきた。

だが、俺はこのウサギの異常性に瞬時に気づき後ろに引き下がった


「こ、こいつ…強い!?」


体感でもレベルは2500ほどあるぞ!?この世界どうなってるんだ…?


ウサギは跳ねるのをやめ、こちら側をジーと見つめてくる。そして次の瞬間ウサギは消えた


「なっ!?」


俺はあちこち探すが、一切姿は見えない。すると後ろの首元に何かが突き刺さった。


「ぐ、いってッ」


俺は首元に突き刺さった物を掴み勢いよく引き剥がすと、それは先程のウサギであった。


「な、なんなんだよ。こいつ!」


恐怖すら感じる。こんな砂漠のど真ん中にウサギがいるのもおかしいし…この世界本当にどうなっているんだよ


すると、また一瞬でウサギは消失した。

今度はがっしりとウサギの首を掴んでいたはずだ…なのにどこに!?


また再度首に何かが突き刺さる。恐らくあのウサギの歯だろう。今度は無慈悲にいくぞ

俺はウサギの首を掴むと同時に思いっきり握り、握り潰した。

首の圧迫による影響なのかは知らないが、お尻からは少し臓器が露出し頭からは目玉が飛び出てる。


「本当に何だったんだよ」


俺は体中についた血を水魔法なんかで綺麗に洗いウサギをじっくりと観察した。

すると融合スキルである【鑑定】を今更獲得した。しかも普通の鑑定なんかよりも更に性能が高いものだ。


そして、再度ウサギをみた。するとウサギは【座標転移】という簡単に転移魔法が使えるスキルとレベルが2560もあったのだ。


「も、もしかして俺がこの世界のラスボス倒しちゃったのかな?」


俺はそんな事を思っていると上空に鳥の集団がバサバサと飛んでいった。

俺はそれを見るととんでもないことが分かったのだ。


「い、一匹レベル4600????」


これは…流石に前の領域、名付けるならば領域イセカーイのインフレ率を遥かに超えている。ちょっとヤバい所に来ちゃったかも…


俺は深呼吸をして落ち着き、とりあえず鳥が向かっていった方向へ歩いていくことにした。



鳥が向かっていった方向へ歩いて1万km…ざっと地球1個分歩いていくと、この砂漠とは綺麗に一刀両断されて大自然が広がっていた


「なんでこんな極端に…」


俺はそう思いながら大自然の巨大樹が並ぶ巨大な森林へと導かれるように入っていった。


森林の内部は頭上の大量の太陽からの光が複雑に入り乱れきれいに反射されている様子が非常に美しい。

ただ、ウサギですらレベル2500…あの鳥に至ってはレベル4000を軽く超えていた。もし仮にゴブリンなんかに遭ってしまっては殺されるのは俺だろう。その為俺は任意型上級スキル【気配探知】を展開し生物がいないか確認しながら歩いている。

領域イセカーイの最初の時みたいに背後からゴブリンに刺されてGame Overになりたくないからな。


俺がそう思っていると、茂みのそばから青い光沢を放つスライムが突然現れた。




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

新規取得:

■融合スキル

・鑑定:宇宙の年齢(140億年)を超える時間ある特定の対象物をじっくりと見ることで獲得可能。現在の[Lv]に応じて全ての概念を鑑定する

この話でカクヨムに掲載していた分に追いついた為、今日から毎日午後10時に投稿します

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