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第7話 白黒

 真也しんやさんと、何回かデートを繰り返して、一つだけ判った事がある。


 この人は、人が良すぎる!


 そんなに細かい事まで気を遣ってくれるの? みたいな事だらけだ。


 デートの前日までに、行く場所の下調べをしてくれて、『絶対、混んでない』っていうようなお店でも、必ず予約しておいてくれる。


 必ず、道路側を歩き、重そうな荷物は持ってくれる。


 雨の時は、自分がびしょびしょになっても、傘を差し掛けてくれる。


 ずっと敬語のままだし、手さえ握ってくれない。


 必ず、夜8時迄には家に着くように、お別れする。


 …などなど…あげたら切りが無い。



 私…って言うか、女性にとっては有り難い事だけど、このままじゃ、この人、疲れ果てちゃうんじゃ無いかな?



 その日は晴海の、海が見える高級レストランで夕食をご馳走になった。 因みに、まだ明るい!



 私は、もう真也さんを好きになっていたので、白黒はっきりさせたくて、思い切って言ってしまった…


 「大林さんは、…何でそんなに良い人なんですか? 私と居て疲れませんか?」

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