186/247
第2話 町野ラブストーリー
『僕、鈴森 駿太は、町野中央病院に勤めています (ドクターではありません)』
え〜! びっくり! あの鈴森さんが書いたラブレターだったんだ〜!
鈴森さんは『リハビリ室』に勤務するアラフィフの鍼灸マッサージ師さんだ。
私が廊下などで、すれ違いざま挨拶をすると、鈴森さんは無言でペコペコと頭を下げて、逃げるように早足で去って行くので、最初は嫌われてると思っていた。
『はっしー』こと、レントゲン室の橋本とは、目も合わせないそうだ。
レントゲン室の山本技師長(男性)の話では、鈴森さんは、若い女性の前では緊張してしまい、声も出ないんだとか。
ただ、患者さんとは普通に会話出来るそうで、業務に支障は無いと言う。
……そんな鈴森さんが、ラブレターを書いていたとは!
当たり前だけど、ごく普通のおじさまも、恋をしてドキドキしたり、悩んだりするのね〜!
頑張って! 鈴森さん!
…………。
今回は、以上です。
だって、アラフィフ男性の恋愛物語は、私にとっては異世界のお話だ。
……読者の皆さんにとっても、面白くないでしょ?
さて、鈴森さんの靴箱に、何事も無かったかのように突っ込んでおこう。
……と思っていたのだが!
実は今回は、ここからが長かったんだ!




