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第五十七話 ラヴィニアのメイド事情

 俺は地下室の壁をきれいに整えてから1週間がたった。


「よし、ようやくできたぞ」


 俺はうれしさを声に出して、魔素操作の訓練を中断した。俺はついに魔素での葉っぱの操作ができるようになった。偶然の出来事だったがさっき運よくできて、感覚を掴むことができた。今では少しだが葉っぱを空中に持ち上げ少し動かせることができるようになった。

 

 感覚すらわからなかったから1年くらいかかると思っていたが結構あっさりできてしまったな。できたと思ったら今ではもう普通に使えるようになっているからな。自転車に乗るのと同じ感覚なのかな。よくわからないからそう捉えておこうか。


 それにしても運が良かったとしか言えないな。


 これで中級からさらに上の級を使用できるように魔法の腕が上達していくことができるな。戦い方も増えそうだな例えば魔法だけでも十分戦えたり、剣と魔法を使ったり、属性を混ぜた魔法の防具、装飾品、武器などを作ることができるようなになって面白くなりそうだ。


 俺は未来のことを想像しながら、少しだけしか動かないが葉っぱを一生懸命動かして訓練を再開した。もっと、葉っぱが操れるようになったらこないだアニェーゼから教えてもらった全ての訓練方法も試していくか。


 それから俺は1週間リヴィアとラヴィニアがエリザ姉とペルナ姉の二人のメイド、ルカとイーベルの隣で仕草や行動を真似をしていたのはよく見かけていたが、今どうなっているのかわからなく気になったので、俺は地上に意識を移して二人の部屋を訪ねることにした。


 地上では俺は今、昼食を食べ終えて、本を読んでいる。たぶん1時くらいだろう。


「レイル様どうされましたか?」


 いつもと違い俺が午後に本を読まずに席を立ったのでレイアが俺に心配して声をかけてきた。俺はだいたい、いつも午後に本を読んでトイレにもいかずにずっと夕食になるまで立ち上がらず、途中レイアが気を利かせて飲み物とお菓子などを持ってくることがほぼ毎日の習慣になっていたからな。


 俺としてはこれくらいのことで心配しないでほしいと思う。よほどマリー母さんに怒られるのが嫌なのだろう。


「ペルナ姉の部屋に行ってくるよ」


「お供します」


 俺は席を立ちあがり最初に姉妹の姉であるリヴィアではなく、妹のラヴィニアを見に行くことにした。レイアも俺の後ろについてきた。


 リヴィアを見にいってもいいのだがエリザ姉のメイドだからなエリザ姉は俺は朝の訓練でしかほとんど見ていないが、昼で部屋で昼食を食べながら静かに本を様でいるときでも廊下から、毎度と遊んでいるのか知れないが、なんか声が聞こえてきたりしているから元気で体力が有り余っている男の子みたいな子供だから、メイドのルカも手を焼いていたからな、初めてのメイドなのにいろいろと大変そうで何となく俺もエリザ姉に絡まれ長引きそうなので後回しにしたい。


 ラヴィニアの場合はペルナ姉なので、ペルナ姉はしっかり者だからメイドをするにも楽だろうし、身の回りのことは自分でやってしまうイメージがあるから気軽に行けそうで長引きはしないと思うので、こっちを先に見に行ったほうが楽だからな。ペルナ姉も俺には意外と絡んでくるが、エリザ姉ほどではないからね。


 俺はペルナ姉の部屋のドアをノックした。ペルナ姉の部屋からは笑い声とかが聞こえてきた。仲良くやっていそうだな。


「はい、今開けます。レイル様どうしましたか」


 イーベルがドアを開けてきた。


「レイルどうしたの?」


「ラヴィニアと話がしたいんだけど」


「そうなんだ、ラヴィニアならここにいるわよ」


 ペルナ姉はちょっとガッカリしながらもラヴィニアを呼び出した。ペルナ姉と何かで遊んでいたのだろうか座っていたラヴィニアが立ち上がりこちらに来た。


 うん、メイドの仕事そっちのけで仲良くやっているな。イーベルもそれだけを見ているみたいだったし、一緒に遊ばせているのだろう。メイドの仕事はペルナ姉と遊んでいないときにやっているのだろうな。


 俺は部屋に入りラヴィニアに近づいた。


「レイル様どうしたのですか?」


 少し、言葉もちょっと変わったな。


「メイドの仕事はどう?」


「はい、ペルナ様は優しいですし、メイドの仕事はやってみたかったですから楽しいです」


「それはよかったね」


「はい」


 ラヴィニアは笑顔になって言った。俺はラヴィニアの調子を見るため体を見てみる。ダンジョンであった時よりちゃんと健康的だね。これならば…


「な、何ですか?」

 

 ラヴィニアは恥ずかしそうな顔になりながら聞き返してきた。だいたいの様子も知れたことだし、次はリヴィアの様子でも見に行こうかな。


「レイル、遊ぼうラヴィニアもいるよ」


 部屋を出ようとした俺にペルナ姉が誘ってきたので、何もしないで帰るのも悪いと思ったので、俺は付き合うことにした。それにしてもペルナ姉とラヴィニアは仲良くなったな。毎日遊んでいそうだな。俺はペルナ姉とラヴィニアに手を引かれながらさっきラヴィニアが座っていた場所に連れていかれた。


 連れていかれるときにメイドのイーベルとレイアを見たら、イーベルとレイアはそれを見て笑っていた。


 しばらく経ってペルナ姉とラヴィニアとの遊びが終わりようやく解放された。


「レイル様、明日も来ますか?」


「また今度ね」


 ラヴィニアが名残惜しそうに俺の袖を引っ張って来たので俺は、声をかけて手を離してもらった。

早くエリザ姉の部屋に行ってリヴィアの様子も見に行きたいな。


「そうですか。また来てくださいね」


 俺がまた今度来るというとラヴィニアが座りながら笑顔でかわいらしく俺に顔を向けて上目使いで言ってきた。まぁ、たまには来てもいいかな。


「・・・」


 俺とラヴィニアのやり取りを見ていたペルナ姉が俺を無言で見つめてきた。どうしたのだろう、顔に何かついているのか?聞いてみるか。俺はペルナ姉に聞いてみた。


「どうしたのペルナ姉」


「なんでもない」


「じゃ」


 何でもないのか。俺の気にしすぎかな。俺はイーベルが明けた扉から手を振りながらペルナ姉の部屋を出た。


 意外と長引いたな。エリザ姉の部屋に向かおうか。


「カン」


 俺が部屋に入ろうとしたとき何か木がぶつかり合っている音が聞こえた。今度はエルザ姉の部屋のドアをノックしたが出てこなかったので大きめにノックをした。


「はい、今開けます。中へどうぞ」


 今回開けていたのもエリザ姉のメイドのルカだった。ラヴィニアと同じく今度も遊んでいるのかな。しかし、今度はすぐにメイドのルカが部屋に入れてくれた。


 俺が部屋に入るとエリザ姉とリヴィアが戦っていた。なぜ部屋で木剣を振っているのだろう。危ないな。部屋で振ると窓とかに当たったら大変なのに、それはエリザ姉もわかっているみたいでうまく立ち回って割れ物付近には近づかないようにしている。


 毎日こんな感じなのか?大変そうだなルカもリヴィアも今度労ってあげようか。しかし、この部屋だけ俺とペルナ姉の部屋と作りが違うな。ベッドが小さめの代わりに空間が何も置いてない空間が広くなっている。床もちょっと補強されている。エリザ姉がマリー母さんにお願いしたのかな?違うなたぶんマリー母さんが気を利かせて広く作りかえたのだろうのだろう。


 壁には所々修理した後があるな。最初は木剣を壁にぶつけていたのだろう。


 エリザ姉が圧倒的に勝利して試合が終了した。


「もう1回行くわよ」


「エリザ様、もう無理です」


「弱音をはかないの行くわよ」


 リヴィアはもうヘトヘトだがエリザ姉はまだ続けるようだ。エリザ姉は年の近い子と戦えてうれしいのだろう当分は続きそうだな。いつもはメイドのルカがこんな感じだが、ルカが勝つことが多いのでリヴィアよりは苦労は少ないだろうな。


 また模擬戦が開始した。大変そうだ。


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