第三十話 へレラサウルス
先に進んでいくと生き物が骨だけになっている死体が、姿を見せ始め木と地面は溶けたのか緑色に染まっていてちょっと泡が出ていて気味の悪い色になっていた。
ちょっとだけ臭いな。
俺も触れたらとかされてしまいそうな感じがしたので、緑色の液体には触れないようにして木の枝でつついてみると木の枝の先が少し溶けた。
触れたら俺の指先が溶けるところだったな。緑色の液体に触れないように注意していってみるか。
徐々に周りの木が枯れ始めてきて廃れたジャングルになってきたが、木がなくなったかわりに地面から3mくらいの背の高い草がたくさん生えて来ていた。
ジャンプして先を見てみると一面に緑色の草が広がっていた。俺はそのまま草の中に入っていった
何が出てくるのかわからないな気を付けていってみるか。
この草の中にもところどころ地面が溶けかかっている箇所がある場所が増えてきた。この溶かしているものの原因が近くなってきているのかもしれないな。
足早に進んでいくと地面に生き物の足跡らしき痕跡が残っていた。このいろんなものを溶かしているの緑色の液体は生き物の仕業なのかな。
しばらく辺りを探索してみると新しい恐竜を見つけた。
この恐竜はサンタナラプトルより少し小さめな大きさのへレラサウルスだ。
へレラサウルスが獲物を捕らえて食べている最中だ。食べられている獲物の姿を見てみると頭部が溶かされているのが見える。
もしかして、このへレラサウルスがこの溶かしている原因なのかな。しばらくこのへレラサウルスについて行って観察してみるか。
へレラサウルスは食事をし終えてすぐに移動を始めた。どうやら食べたりないようで次の獲物を探しているようだ。俺はばれないように草をかき分ける音も最小限に抑えて後についていくと、正面からもう1匹別のへレラサウルスが前方から近付いてきた。
お互い威嚇し会い始めた。どうやら戦うみたいだ。1匹とも口を膨らませ緑色の液体を口から同時に吐いた。2匹とも緑色の液体を横に飛んで躱した。
緑色の液体が地面に着くと地面は溶けて、どろどろになった。へレラサウルスがいろんなものを溶かしていたのか。
酸性系の液体かな。匂いもきつい。
2匹は今度同時に近づき爪と噛みつきで近接戦闘を始めた。爪で切り裂あう激しい戦闘になっているが、さっきから噛みつき攻撃だけは2匹とも完璧に躱していた。
口に何かあるのだろうか。
戦闘が激しくなり前方から来たへレラサウルスが、噛みつかれた直後俺が追っていたへレラサウルスは距離をとって攻撃を躱すことに専念し始めて数分が経ってくると前方から来たへレラサウルスの動きが鈍くなっていき倒れていったしまい、動けなくなりそのまま死んでしまった。
たぶんへレラサウルスの牙には毒があるのだろう。だから、2匹はそれを知っていて交わしていたが、前方からきたへレラサウルスは噛まれてしまい体中に毒が回り動けなくなり倒れてしまったのだろう。
へレラサウルスは倒れたへレラサウルスを食べ始めた。どうやらへレラサウルスには共食いの習性があるようだ。へレラサウルスは食事をやめるとまた餌を求めているのか歩き始めた。俺もそのあとを追う。
しかし、攻撃力がすごいな。噛むときの毒攻撃は気を使えばなんとかなりそうだが、緑色の液体を吐く攻撃は当たったら今の俺の防御力ではまず体が溶かされそうだな。
とりあえず、緑色の液体を躱しながら試しに戦ってみるか。
俺はへレラサウルスの目の前に現れるとへレラサウルスは俺を見るなり、雑魚でも見るかのような目で口を膨らませて緑色の液体を口に溜め始めた。
俺は口から液体が出るタイミングを伺う、へレラサウルスが口から液体を吐きだしたので俺はその液体をかわして近づき左アッパーを顎に食らわせて一撃でノックアウトさせた。
防御は大したことはないな。緑色の液体も溜めるのに時間がかかるのみたいなので口の動きを常に見ておけば何とか躱せそうだが、警戒したほうがいいな。
俺は探索に戻りしばらく探索をしているが、いつもすぐに出てきてしまう恐竜が多かったのにへレラサウルスとあれっきり会わないな。
数が少ないのだろうか。はたまた待ち伏せされているのか、わからないが不安になってきたのでへレラサウルスを探すため、上に大きくジャンプして500m周辺を見てみると2匹くらいのへレラサウルスを見つけることができたが、今まで会ってきた他の恐竜とは違いそれぞれ1匹で行動しているようで獲物を探しているようだ。
どうやらへレラサウルスは単独で狩りを行う恐竜みたいで数が少ない可能性が出てきたな。今回は集団戦をせずに済むかな。
探索を続けていると後ろの草が揺れたので、振り返ってみるとへレラサウルスが液体を口に溜めていたので前方宙返りをしながら踵落としを食らわせるとへレラサウルスの頭に直撃させて倒した。
危なかったな。今の液体をもろに食らっていたら一撃で終わっていたな。しばらく出てこなかったから油断してしまっていたようだ。
気を引き締めて行こうと思ったが、襲ってくるのが分からないのならば見つけてしまえばいいと思ったので俺は枯れ草と木を持ってきて、火を起こして回りにある草に燃え移らせて火事を起こした。
最初は草が視界を遮りスリリングだと思い、残していたが飽きたので手っ取り早く視界を遮る邪魔な草を取り除くことにした。
俺は火災の熱から体を守るために気を全身に纏いその場に寝そべりしながら観察してみた。
どんどん火は燃え広がり俺の周りを火の海といい風が吹いているお陰で、火災旋風がいくつも発生していて大火災になっていっている。
恐竜や他の生き物が焼かれているときの苦痛の声が聞こえてきた。遠目で見えずらいが、へレラサウルスもこの火災の餌食になっているようで燃えて悶えている姿が見えた。
水場が浅い水たまりくらいしかないのと火の勢いが速すぎることでほとんどの生物逃げることができずに火事の餌食になっているようだ。
しばらくして、火が遠くのほうに行ったので熱はあるものの気を纏いながら探索を再開し始た。ほとんどの生き物が火事によって焼けた死体がたくさんあり、周りに生きている生き物の姿は見れない。
へレラサウルスの死体もあり飛んで視認した時よりも結構あった。たぶん草の中に隠れていたのだろう。かなりの数を減らせることができたみたいだ。
焼け野原を進んでいくと火は完全に沈下した境界でその先にはまた草むらが広がっていた。
どんだけ広いんだこの草むらはちょっと先をジャンプしてみてみると避難した大量のへレラサウルスたちが乱闘を繰り広げている光景が目に入った。
おもしろそうなので俺も参加してみることにしてみた。俺は乱闘している密集している場所に突撃する。
「はっ」
拡気を繰り出して俺の周りの敵を倒す作業を繰り返していった。
「ちっ」
油断してへレラサウルスの攻撃を左手に食らってしまい左手がジューと言う音とともに溶かされてしまった。
痛いが痛みには強くなっているから何の問題もない、左手での攻撃ができなくなったのがつらいが問題なさそうだな。
俺は左手を失いながらも右手と足を使って戦い続けて30分後へレラサウルスは全滅した。
俺は溶かされた左手を気の肉体再生技、再気を使って元通りに戻して先に進んだ。




