第二十五話 爬虫類
みんなが、みんな血で血を洗う戦いになってきた。
もうあたり一面が、血の海になってきている。やはり、マストドンサウルスが強いのか心なしかメトポサウルスとキクロトサウルスの数が減ってきているような気がしたが、マストドンサウルスも同じマストドンサウルスを殺しているところを見ると他の種類が勝っても関係なさそうだな。
俺にちょくちょく攻撃してきたりもしたが金剛堅気で、完全に攻撃は通らな方の出無視しながら観戦していたが邪魔なので気を纏ったまま殴ってどっかに吹き飛ばした。
それから4時間がたち、ようやくマストドンサウルスが生き残り決着がつたようだが、そのマストドンサウルスも傷だらけで数分がたち絶命したようだ。
そして、すべてがいなくなりあたり一面がたくさんの死体と血に染まっていた。
俺は服に着いた血を先のほうにあった泥水で落として大量の死体と血の海を後にした。
さすがに血の海を探索するのは普通に嫌なのでこの場所は放置して先に進んでいった。
1500kmくらい進むとまた草が生え始めていたので、木で火を起こして草をなくしてから進みマストドントサウルスとキクロトサウルスとメトポサウルスを倒していくことを繰り返して2回、ようやく川が見えてきた。
600mの幅がありそうだな。ジャンプ一発では届きそうにないので、俺は川の上を走って向こう岸にまで辿り着いたがどうやらここも来た時と似たような湿地帯だ。
また草が生えていたので、草を燃やして見やすくして周りを見た時だった。
俺はその生き物の大きさに驚いた。全長20m口の大きさは大人を丸呑みでき、高さは2mの化け物デイノスクスがいた。
デイノスクスは古代のワニだ。ほかにも小さいものでも全長8mくらいのもいるがそれはわずかで、15mから20m代があちこちに見えた。
子供の身長の俺からしてみればあまりにも巨大だな。とりあえず戦ってみるか。
軽くジャブ程度に気を纏っていない普通のパンチを当ててみたが、この程度の攻撃は聞いてないようだ。しかし、少し痛がっていたので気を纏えば攻撃は通るだろう。
マストドンサウルスよりは防御力は弱いようだ。噛みつきと体格を生かした攻撃が強そうだが、俺の防御技なら大丈夫だろう。踏まれたり、噛まれても大丈夫なように念のため金剛堅気を発動させつつ、俺は右手に気を纏い崩壊拳を顎に当てて頭部を消し去り、でかい胴体を残してデイノスクスは動かなくなった。
倒れる音に反応したのか他のデイノスクスも仲間を殺されて怒ったのか、さっきのマストドンサウルスたちとは違い仲間思いなのか。同種同士ではさっきからあまり争っていない。連携が取れているなマストドンサウルスも見習ってほしいものだ。
こっちに交差しながら見事な連携を見せ15mくらいの大きさのデイノスクスが3匹走ってきている。俺は久しぶりに地面に衝撃を伝える攻撃、地潜を繰り出した。この技が最初は派手さで使っていたんだが、攻撃的な意味で使えるようになったので一応名前を付けておいた。
地潜で地面から2mくらいになる土の棘が、出ていきながら衝撃が伝わっていき3匹の真ん中で地面に流れた気が爆発し3匹を串刺しにして爆ぜさせた。
次々に迫ってくるデイノスクスたちたぶんだが、今回は共食いをしないので全部を相手にしないといけないようなので、俺は斬手刀を両手に使用して斬れる気を限界4mの長さまで伸ばして纏った。
迫ってくるデイノスクスたちに突っ込んでいき、マストドントサウルスを殺してその血の匂いに集まってきた時と似たような光景になっているが今回はすべて俺に向かってきているんだけど、アメリカのワニの映画を思い出すな。しかし、この数くたびれそうだ。
俺はコマみたいに回転しながらデイノスクスが群がっているところで、来る敵を何匹も切り裂いていった。
肉体改造のおかげてかなり強くなり、10分くらい回っていたがデイノスクスたちがでかぎて攻撃が通りにくく、止まってしまう。
もう一回、回転する隙を連携のうまいデイノスクスたちが与えてくれることはないので、もう回って攻撃することが難しくなった。俺は今度は両手を合わせてドリルのように回転しながら、一匹のデイノスクスに突っ込んでいき体内でコマみたいに回転してみた。こっちのほうが回転をするには楽だな。
腹の中なら誰にも邪魔されないだろう。ドリルと駒になることを繰り返して3時間、すべてのデイノスクスたちを一掃した面倒くさかったが、なんとかやり遂げたな。
死体を漁ってみるがそんなにいい素材ではなくて残念だったが俺はその一匹を見てすぐに、死体を漁るのをやめて先に進んでいった。
先に進んでいくとデイノスクスがしばらく出てきて同じことを繰り返していたがある地点を境にデイノスクスたちが急にいなくなって来たので、どうしたのかと思っているとデイノスクスがテリトリー争いをしていた。
俺以外と戦闘をしているのを初めてるな。
デイノスクスたちの半分くらいの高さと2倍くらいの長さの大蛇と戦っていた。
両者ボロボロになりながらもデイノスクスが勝利したが他の大蛇が現れて、丸呑みにされて食われていった。
なるほど、ここら一帯はデイノスクスとこの大蛇の両者が争っている境界なのかな。
その他にも戦っていたが、そいつらは無視をして先に進んでいこうとしたとき大蛇が襲ってきたので、でかい生物にはもう崩壊拳ではなく、斬手刀のほうが効率がいいので斬手刀を使い首と胴体を切り離し先に進んだ。
先に進むと今度は大蛇たちが地面の穴に住みあちらこちらで蛇の一部だけが見えたり、地面に隠れて獲物を狙っているような蛇がいた。
俺は先に進み、大蛇を調べるために大蛇を狩ってみるとまた、さっきのデイノスクスたちと同じようにほかの隠れていた2匹の大蛇が見事な連携で攻撃を仕掛けて来たので、交わしてそのまま2匹の頭を切り離す。
「シャー」
首から離れた頭の部分が鳴き声を発すると、どこからともなく大蛇が現れて本日何度目になるのか、再びの集団が襲ってきた。俺は泣いている大蛇の頭をつぶした。
「モンスターパニックだな」
思わず、俺の口から集団戦の多さに対して自然と声が出てしまった。
さっきの声は他の仲間たちに俺についての何かを他の仲間に伝え俺に攻撃しろ、みたいな感じに言ったのか、たぶんそんな感じだと思うな。頭切り離されてもしばらく生きているとか生命力強いな。
迫ってくるすべての大蛇を3時間かけてようやく倒した。俺にとっては強くはないが数が数なだけに、面倒くさかった。しかも、時間をかけすぎたせいで辺りは夜になってしまった。
最近は別に気を目に集中させればかなり夜でも見えるので、もう前みたいに穴にこもって動かないということはなくなり夜でも探索をできるようになっている。
大蛇たちはこれからが仕事と言わんばかりに、待ち伏せしていた穴や隠れていた場所から抜け出して活発になっていた。
そんな中俺はさっき倒した大蛇の死体を漁ったがこれも期待外れでいい素材はなかった。
次々と元気よく襲ってきたがすぐに倒して死体を無視して進んでいった。
しばらく探索しながら大蛇を倒し足早に進んでいくと朝になり大蛇も隠れはじめ、大蛇の攻撃がおとなしくなってきたころようやく川にでた。
その対岸には新たな土地が広がっていた。
新らたな土地はまたしてもジャングルだが新たな恐竜が見れると思いワクワクしている。
さっきまで、恐竜でも何でもない爬虫類ばっかりだったので楽しみだ。




