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ストライク・コネクトコア ~鋼の体は血を流す  作者: 詩人マガリカド
セブンスチャンピオン編
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19/22

だが、それでも

公式戦リーグカップレギュレーション例外規定①

「機体の試合続行が不能と判断され、スペアが無い場合、強制リタイアとなる。」



第三リーグの初戦、美娘が相手するのはアマチュアチームのルーキー。名を海間小太郎かいま こたろう、年齢20歳。彼は後に試合の様子をこう語っている。

「あれは悪魔です。経験の浅い僕でもわかります…あれはこの大会の出場者の誰よりも強かったです。え?プロなら勝てるか?うーん…僕も知らない世界ですし、あまりはっきり言うことはできないですが…プロでも相当経験を積んでいないと苦労すると思います。…何があったか?……思い出したくもないです。…こう…なんて言うんですかね…飛んだんですよ。ええ、あの機体が。嘘じゃありません!僕の機体は17メートルはあります。それを軽々と飛び越えていったんです。しまった!と思ってすぐ振り向いたんですが、そこにいるはずの機体がなかったんです。何が起こったのか、僕のモニターには天井が映ってました。あとからリプレイを観ました。……僕の機体は胴を横に一太刀、真っ二つになってたんです。あの鎌はリーチもそうですが、一番は切れ味でしょう。一瞬で鋼鉄の塊をスパッといくんですから…」

試合時間、僅か28秒。戦闘不能破壊ブレイク、戦闘続行不可。例外規定により強制リタイアとなった。


なぜこの様な結果を生んだのか。それは3週間にわたる光流のスパルタ特訓によるものだ。

対人想定の戦闘訓練に加えて機体の姿に慣れるため1日のほとんどをレイヴンとして過ごすこともあった。走る、跳ぶ、投げる、引っ張る…さまざまな動作をさまざまな想定で行う。これを延々と繰り返し、ようやっと光流と対等な腕前になった。


光流の実力、それは後々わかることだ。だがこれだけは言える。柳瀬光流はこの競技における伝説となった男であると。


だが、それでも足りない。進化し続けるこの世界で常に強くあり続けることは難しい。だから光流は自ら特訓をした。自分の実力を少しでも取り戻すために、また王座に返り咲くために。

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