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必要な糧
勝つことだけに執着して、何度もステージに上がった。
ルールの範囲内であれば何をしても許される。規定を満たしていればどんな戦術も許される。
卑劣だろうとなんだろうと勝ちは勝ちだ。
そう信じていたらいつの間にか人から嫌われていた。
敵が誰だって関係ない。実力が全てなのだ。
不意打ち上等、勝ちさえあればそれでいい。
俺の機体は簡単に言えばフィジカルの押し付けだ。両腕の長さというアドバンテージさえあれば剣くらいには対応できる。
そうすれば機動力はある程度無視できる。
動き回ることはできなくとも、一方的に相手に攻撃を行える。それだけで勝ちのパターンになる。
とは言え自分含め周りのレベルが低いのは確か。
全員に簡単に勝てるなんて思ってない。
だからこそ隠す。自分の実力なんて自分が一番分かってる。
この腕は最終兵器になる。
使うことは…ないことが望ましい。
これは誰かを傷つける。




