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素人だって
夕焼けに照らされる街は静かで、だけど空気は落ち着きがない。
美娘は家から飛び出した。
必死に走った、どこまでも…どこまでも。
辿り着いたのは街を一望できる丘の上だった。
ちょうど夕日が沈む頃に古びたベンチに腰を掛け、息を整える。
「何、泣いてるの?!」
「夢見てるんだよ、今。」
「夢?」
「ずっと前に諦めた道。」
「リベンジ…ってこと?」
「リベンジじゃない。チャレンジだ。もう一度夢見た景色を目指して。そして今度は僕じゃない。」
「私任せ?」
「最大限手伝うよ。」
「…何?夢って」
「チャンピオンになる。」
「チャンピオンって何の?」
「全部。全部に勝ちたい。」
そう言う光流は何処か遠い目をしていた。




